読書の習慣

ぶ厚い本は「なじみ」をつくる。「じっくり1回」より、「さらっと3回」読んでみよう。

投稿日:2016/10/06


「これは自分の人生を変えてくれる本かもしれない。よし!じっくり読もう!」

・・・と思った本ほど、積ん読になることってありませんか?

はい、私の事例です(笑)。

今回は、その課題を克服した経験を記事にしました。

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重厚なコーチング本を即決購入したものの・・・

以前読んだ本に、コーチングに関するおすすめ本のご紹介がありました。

コーチングスクールを設立して、日本にコーチングを普及させた方がおすすめしていたコーチング本。

その名も「コーチングのすべて」でした。

「どれほどすごい本なのだろうか、、、というかすごい本に違いない!」ということで直感で即決、ノーポチで本を購入しました。

あまり意識せずにポチッたのですが、届いてみてその重厚感にたじろぎました。

330ページ以上の翻訳本です。。。(^_^;)

いくら私がコーチングを専門的に扱っているからといっても、ほいほいと簡単に読めるボリュームではありません。

「さて、どうしたものか・・・」

もちろんコーチングは興味関心の対象ですし、好きな活動ですから読みたくないわけではありません。

むしろ読みたい心理のほうが勝っています。

それなのに、、、不思議です。

言い訳の天才である人間は、どんどんもっともらしい言葉が自然に出てくるのです。

・時間がないから・・・
・すごい本だろうから、あとでじっくり読もう・・・
・緊急かつ重要というわけでもないし・・・

こうなると、やってくるのは先のばしですよね。

ただ、それでは購入を決意した当初の目的をはたせません。

しかも3,000円以上もした本なので、正直なところサンクコスト意識もはたらきます(笑)。

そこで私は、一計を案じました。

 

15分でポイントが抽出できるマインドマップ読書のテクニック

今回の状況で私が実践したのは、マインドマップ読書です。

1冊50分で「自分にとって」大事なポイントを網羅する読書術。

メモも残るし、アイデア発想にもつながる画期的な読書方法です。

以前、記事でもご紹介しましたね。

1冊50分で読めて効率的にポイントをつかめる!マインドマップ読書術。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

それでも、最近は50分でもおしい状況(最近、予定を詰め込みすぎました・・・)。

そこで、15分だけ時間をとることにしました。

どれほど予定が詰まっていても、1日15分の時間がとれない方はなかなかいないでしょう。

私も同様です。

今回は以下のような手順で実践しました。

(1)タイマーを15分セットする
(2)本の表紙、帯、プロフィール、はじめに、おわりに、といった部分を読む
(3)目次を読む
(4)章立てで太いブランチをつくる
(5)「この本の中で、ここだけは読みたい!」という項目を3つ選ぶ
(6)3つの章から、キーワードや自分が知りたいことが書いてある部分を読む

ブロガーのホラノコウスケさんがブラッシュアップを重ね続けてたどり着いたマインドマップ読書術。

その手法をさらに極限まで削りました。

さて、実行した結果はどうなったでしょうか。

上記のプロセスを経た15分後は、かなり本に「なじみ」が出てきました。

当然すべては読めません。

しかし、ポイントをしぼるために本を何度かパラパラと読みました。

じっくり1回読むのではなく、ざっと3回くらい全体を眺めたのです。

そのため、そのぶ厚い本への抵抗感が非常に減少しました。

その後に読み進めたところ、なんと3日間で読み終えることができたのです。(^_^)

 

分厚い本は「なじみ」をつくることからスタートする

あれほど難敵と思われた本は、

・目次を読む
・全体を通して何度かさらっと読む
・マインドマップをかく

というプロセスを経ることで、「なじみやすく扱いやすそうなイメージ」に変化したのですね。

たしかに、購入した瞬間は「WANT」で、「読みたい本」でした。

しかし、到着した実物を目にしたとたんに「読まなければならない本」となり、「MUST」に変化。

そうして、「プロコーチとして活動していくなら、この本くらいの知識は知っておくべきだ」という「SHOULD」となりました。

すると、とたんに「読みたいんだけど、なんとなく手に取らない」という状況がやってきます。

読みたくなければ読まなければ良いのですが、それも自分の気持ちが許さないという面倒な状態。(^_^;)

ただ、そのような困った状態も、上記のようなステップをふむことによって意外とするっと読める本がある、ということがわかりました。

あなたにも同じような状況があるとしたら、ぜひ今回のやり方を試してみてはいかがでしょうか。

 

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■編集後記

昨日は先輩コーチと相互セッション。

経験もスキルもまったくかなわず撃沈しました・・・。

しかし、これもコーチング上達のプロセス。

むしろ、格上に挑戦した自分をほめることにします(笑)。

気負わずに、成長のルートを走っていきます!

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