仮説の習慣 天職の習慣

「これだ!」という仕事を見つけるために。仮説:好きでもない仕事でビジネスがうまくほど、世の中は甘くない

投稿日:2018/10/06


・好きなことを仕事にすればうまくいく
・好きなことは仕事にしてはいけない
・好きなことは仕事にしないほうがいい

さまざまな意見がありますが、私は「好きなことを仕事にすればうまくいく」という意見を支持しています。

 

スポンサーリンク


 

「好きなことでビジネスができるほど、世の中は甘くない」は本当か?

「好きなことでビジネスができるほど、世の中は甘くない」

私は実際にきいたことがありますし、言われたこともありました。

本やWebでよく目にする言葉でもありますね。

思えばこの言葉、誰に聞いたのでしょうか?

両親、先生、上司?

はたまたテレビや漫画かもしれません。

この言葉、私もどこかで信じていましたし、どこかで「そうあって欲しい」と思っていたような節があります。

なぜか?

それは、どこかで

・仕事はつらくて苦しいものなのに、好きなことをやってお金を稼ぐなんてずるい

と思っていたからかもしれません。

私の中の信念(ビリーフ)や価値観で、「世の中は公平でなければならない」というものがあります。

もちろん、価値観は公平であるべきと思いつつ、世の中は公平には成り立っていないことはよくわかっています(さすがに40年以上は生きてきたので)。

それでも、幼少期に植え付けられた意識というのは、なかなかはがれないものなのですよね。

 

「好きでもない仕事でビジネスがうまくほど、世の中は甘くない」という仮説

しかし、私は、最近逆に考えるようになってきました。

どういうことかというと、「好きなことでビジネスができるほど、世の中は甘くない」というよりも、

・好きでもない仕事でビジネスがうまくほど、世の中は甘くない

という感じに思えてきたのです。

私の周囲にいる成果を出している人たちに共通することがあります。

それは、「これだ!」という仕事をしているということです。

彼らも、最初から「これだ!」という仕事が見つかっていたわけではないものの、迷いながら行動し、やがてその仕事に出会い、その仕事に時間を忘れて没頭するようになっています。

そして、仕事にも自分にも、自信を持っているのです。

私の例を話すと、最初の就職はテレビ番組の制作会社のアシスタントディレクター(いわゆるAD)。

なんのスキルもなかったというのもありますが、向いていませんでした。(笑)

・スタジオ収録では観覧のお客さまに前説をして笑いをとらなければならない
・芸能人の方の待ち時間が長い
・ロケの時間帯にトラブルがあって収録が押す
・ディレクターのためにタバコや夜食を買いに行かされる

など、常に臨機応変が求められる職場で、自分にコントロール権はなく、イレギュラーの連続でした。

私に合った仕事のスタイル、つまり、安定感があって淡々と着実に仕事を進めていく、というやり方とはまるで正反対。

ディレクターの足をひっぱったことは何度もあります。

自分なりに良かれと思ってやったことは裏目に出ることもあり、努力は実を結びませんでした。

今から考えると、見事に「努力の方向性が違う」という状態。

「本当に俺って使えないわ・・・」と日々、自己批判を繰り返していました。

このように、好きでもなく、得意でもない仕事での努力は苦しく、つらいものです。

やればやるほど自信を無くしていきました。

 

「仕事」に関する私の2つの転機(営業、コーチング)

しかし、転職をしてしばらくして、状況は少しずつ変わっていきました。

仕事の大きな転機はいろいろとありますが、特に大きかったのは、最初の営業職です。

営業になった最初の数年はまったく成果が出なかったものの、ビジネス書に出会い、少しずつ実践するようになってから、急に成果が出るようになりました(と言っても、時間はかかりましたが)。

成果が出るようになると、安定して社内の成績は上位をキープできるようになったのです。

ちょうどその頃は複業にも興味を持ち出していた頃だったので、「会社の仕事で成果を出しから複業に取り組む」という部分はクリアできるようになりました。

その後、コーチングを学び、仕事にしました。

ここが仕事に対するさらなる転機。

コーチングの仕事でも困難なことはたくさんあれど、AD時代のつらさや苦しさとは全く異なったものでした。

それまでの「仕事は、つらく苦しいもの」という価値観が、「仕事は、興味関心や自分の欲求をぶつけられるおもしろいもの」という価値観に変わっていったのです。

コーチングセッションをやればやるほど、心地よい疲労はありつつも、お客さからよろこびの声が増え、自分の成果も増えてきました(まだまだこれからですが)。

正直、「なぜ、もっと早くコーチングにかかわらなかったのか?」と後悔することがあるほどです。

ADをやめる時は勇気が必要でしたが、結局、不得意で嫌な場所でダラダラと働いていたところで、自尊心を保ちながら働くことは難しいもの。

ですから、

・好きでもない仕事でビジネスがうまくほど、世の中は甘くない

と思うようになってきたのです。

 

「これだ!」という仕事は自ら取りに行こう

「これだ!」という仕事は、

・緊張感はありつつも、終わったあとに達成感や充実感を味わえる
・何時間も没頭・没入できる
・自分なりに努力していると、成果が徐々についてくる
・学んでいることが楽しい
・ほかの人たちは自分ほどうまくいっていない人が多い(ように見える)

といった仕事を指します。

また、誰にでも、そのような仕事があると思っています。

仮に今はそのような仕事が思い浮かばないとしても、自分のスキルや強みを組み合わせれば、新しい視点の肩書ができるかもしれないからです。

会社での今の職種が合っていないとすれば、社内で異動希望を出すことはできるでしょう。

会社員から独立する人もたくさんいます。

私のように、複業家という生き方もおすすめです。

そのようにして考えることで、自分に合った仕事や自分に合ったポジションを手に入れましょう。

「自分が活躍する場は、自分で取りに行く」と考えるのです。

転職ということも視野に入れてもいいのかもしれません。

やがて、自分が得意な仕事やポジションで働けるようになれば、あなたは自尊心を満たしながら、疲れ知らずで働けるのです。

そうすれば、自信も成果もついてくるはずです。

そのようにして、自分がもっとも輝く仕事を、自ら取りにいきましょう。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、朝4時30分から継続クライアントさんとのコーチングセッションでした。

ビジョン実現に向けたアクションと行動習慣の仕分けをおこないました。

毎日振り返りをする習慣を持っているクライアントさんなので、毎日理想に近づいていかれることと思います。

あとは着実に習慣を積み重ねていくだけなので、しっかりサポートさせていただきます。

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

ひとりで複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-仮説の習慣, 天職の習慣

執筆者:

関連記事

「習慣」と「皿回し」に共通点があるかもしれない!?という仮説。(前編)

ブログのネタを考えていたら、ふと 「習慣化とは、皿回しのようなものかもしれない!」 ということを思いつきました。 なぜ、ぼくはそのように思ったのでしょうか? 自分で理由を考えてみました!   …

「世界三大幸福論」に共通する要素は「労働」。幸せには働くことが欠かせない理由とは?

「幸せ」を感じるためには、「誰かの役にたっている」という感覚が必要です。 そのような貢献軸が「働く」こととつながっていると、「天職」と言われるのです。   スポンサーリンク   「 …

自分の心の中の「やってみたい」を無視しない。その「やってみたい」は複業や天職につながっているかもしれません。

先日、「伊藤さんは、最初からコーチングをやりたいと強く思っていたんですか?」と質問されました。 頭で強く思っていたのではなく「やってみたい」と心が感じた、と答えました。   スポンサーリンク …

「何をやりたいのかわからない」という悩みから抜け出す方法。

誰しもが持っている「役割」や「肩書」。 その基準が、自分の「やりたいこと」をわかりづらくさせている可能性があるものです。 そこを突破していきましょう。   スポンサーリンク   「 …

専門分野の経験値を磨く方法。専門のテーマについて「考え続ける時間」を増やす。

先日、「専門分野に強くなるためにはどうすればいいでしょうか?」という質問を受けました。 これは私も考えてきたことであり、実践していることです。 私なりの考えを記事にしました。   自分の歯み …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。