家族の習慣

「子どもの忘れ物が多くて困る」。そのような時こそチェックリストはどうでしょう?

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小さなお子さんを持つ親なら、誰でも経験があるのは「子どもの忘れ物」ではないでしょうか?

そこで、我が家の工夫を記事にしてみました。

 

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娘が受けた忘れ物のダメージ

先日、自宅に帰ると、小学校2年生の娘がめずらしくへこんでいました。

いつも親から注意を受けてもケロッとしていて、「本当に聞いてるのかね・・・」と、妻と私が話すほど、なんというか「効かない」のです。(笑)

以前、娘が学校に忘れ物をしたというので、妻が注意をしたら「だって~、しかたないよ、忘れちゃったんだもん~。」と返していたそうです。

か、軽い・・・。(^_^;)

息子は、もう少し反省した態度を見せたものでしたが(まあ、比較しても仕方ないのですけれども)。

その娘が、前述のようにへこんでいたので、ちょっと気になったのですね。

妻に聞いてみると、下記のようなことがあったようです。

・今日、図工の授業で絵の具を学校に持っていくことになっていた

・洋服が汚れるレベルの課題だったので、先生から連絡帳に「汚れてもいい洋服」か、「エプロンを持参」という記載があった

・妻は「小さくなった洋服でもいいかな?」とたずねたところ、娘は不満だったらしくエプロンを希望した

・妻は仕方なく、息子が小学生のときに使った家庭科のエプロンを見つけ出し、娘用にサイズを小さくて加工した

・娘は気に入ったらしく、エプロンを忘れずに学校に持っていった

という流れだったようです。

普通、ここまでだったら「めでたし、めでたし」で終わりますよね。

娘もへこまなくて済んだでしょう。

では、何があったのでしょうか?

・・・はい、娘が「行ってきます!」と言って、元気に学校に行ったあとの玄関に残っていたのです。

しっかりと、、、絵の具が。(笑)

絵を描く授業なのに、エプロンを持っていって、肝心の絵の具を忘れるとは・・・。

まあ、私も、プールに行って着替えようとしたら、息子の水着(しかも小学生の)だったことがあるので、あまり大きなことはいえませんが。。。(^_^;)

 

忘れ物防止への娘の目標設定

忘れ物が続くと親にも先生にも注意されるし、さすがに娘もまずいことに気づいたようです。

そこで娘は一計を案じました。

なんと、「目標」をつくったのです。

さらに素晴らしいことに、「紙に書いて」「毎日目にする場所に貼った」のです。

「私の娘らしいなぁ」と、思わず笑ってしまいました。(笑)

今回も、そこまでは良かったのです。

私が、娘がランドセルをしまっている本棚を見ると、このような貼り紙でした。

いや、とてもいいのです。

小学校2年生にしては上出来です。

私は小学2年生で目標なんてありませんでした。

ただ、とてもいい感じで「目標設定初心者」ですね。(^_^)

下に書いてある「がんばれー」のイラストなんて見ていると、けなげさに涙がでます。

さて、そこから数日。

娘の忘れ物は、どうなったと思いますか?

このブログを読んでくださっている方なら想像がつくと思いますが、、、

はい、忘れ物はなくなりませんでした。。。(^_^;)

あの目標設定で忘れ物防止が習慣化できるなら、誰も苦労はしません。

交通標語だけで、交通事故がなくならないのと同じ原理ですので。

そのため、先日の編集後記でふれたのですが、緊急の家族会議が開催されたわけですね。(笑)

家族会議で相談した結果、娘には「持ち物チェックリスト」をつくることになりました。

いくつかの案のうち、娘が自分で「これならできそう」と選択したのがチェックリストです。

もちろん、私が作成することになりました。

妻からの「得意でしょ?そういうのつくるの。(笑)」というひと言がありまして。(^_^)

そのようにしてビールを飲みながら作成したのが、下記のチェックリストです。

サッとつくったので、まさに「たたき台」という感じですが、この「たたき台をサッとつくるかどうか」という初動があるのか、ないのか。

ここが重要ですよね。
(私も初動ができていないものが山積みなので・・・)

 

子どものチェックリスト3つの工夫

このチェックリストのポイントは以下の3つです。

 

1:項目をたくさんつくらないこと

最初から子どもに完ぺきを求めてはいけませんよね。

最初はハードルを低く、とにかく低くしましょう。

「これなら楽勝!」と思わせるレベルまでハードルを下げることがポイントです。

低いハードルが跳べるようになってから、高さをあげればいいのです。

 

2:質問文にする

よく、学校のプリントには「~しましょう」と書いてありますが、それで行動できるのは大人だけです。

我が家の子育ての目標の1つは「子どもが自分の頭で考えられること」です。

では、自分の頭で考えるようにするためにはどうするか?

有効なのが「質問」なのです。

質問にしておくと、子どもにも自問自答がはじまり、自主的な行動が促されるのですね。

 

3:親に「教えたいこと」欄をつくる

最後に、ふり返りのための「KPT」を入れました(もちろん、言葉は違いますが)。

※ご参考
「KPT法」をご存じですか?「PDCAサイクル」を機能させるフレームワークをご紹介いたします!

ここは「お父さんに教えたいこと」という項目にして、私に「教えたい」という視点で伝えるようにしています。

また、「K」の「良かったこと、できたこと」の欄を広いスペースにしています。

「いいところ」をたくさん見つけてもらい、自己肯定感を高める狙いですね。

 

チェックリストの結果は?

そのような流れで運用がはじまった娘の「持ち物チェックリスト。

初日の結果は、、、無事にオールクリアでした!

とはいえ、3日坊主にならないように、このチェックリストがどこまで機能するかは工夫次第です。

またレポートするかもしれません。(笑)

今回の我が家の工夫、お子さんの忘れ物にお困りの親御さんがいらっしゃったら、少しでもお役に立てば嬉しいです。(^_^)

 

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■編集後記

昨日は、「習慣化の学校」書籍エッセンスメルマガの執筆に集中。

習慣化コンサルタントの古川武士さんが選んだ自著からのエッセンス(文章)に対して、私が解説を加えます。

そして、最後に私が自作の質問をつくります。

この質問をつくる作業が考えどころ、かつ楽しいところなんですよね。(^_^)

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