コミュニケーションの習慣

会話での「話し方のテクニック」はどれくらい必要?本音の関係はテクニックよりも内容で勝負しよう。

投稿日:2018/10/24


「話し方のテクニック」のような手法を覚えておくと、何かと便利ではあります。

しかし、テクニックに終始する会話はおもしろくないでしょう。

 

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話し方のテクニックはあるけれど

話し方のテクニックというものがあります。

コーチングを学ぶようになり、その数の多さに少し驚くくらいでした。

たとえば、有名なテクニックの1つに「イエスバット法」があります。

相手が意見を言った際に、自分が反対意見であったとしても「そうなのですね。A案はいいですよね。」と、一旦受け止める。

そのあとに、「でも、私はB案も捨てがたいと思うんですよね」といった形で、自分の意見を伝えるのが「イエスバット法」です。

自分の意見をすぐに言ったり、相手の話をいきなり否定するわけではないので、相手に悪い印象を与えにくい、と言われているのですね。

このようなテクニック、確かに一定の効果があるのは間違いないと思います。

実際、交渉に関する本などには、自分が望む交渉結果にするために、このようなテクニックが紹介されているのです。

きっと、話し方のテクニックを使いたいと思う人は、

・自分の立場を優位にしたい
・相手をひきつけたい
・自分を魅力的にアピールしたい

といったような意図があるのだと思います。

……私がそうだったからです。(^_^;)

 

テクニックで話してくる相手の印象は?

しかし、話し方のテクニックを駆使したところで、簡単にいい人間関係がつくれると思っているとしたら、それは危険です。

むしろ、大きな効果を期待しすぎるのはやめたほうがいいと考えています。

これは、自分の視点を変えてみればわかるでしょう。

あなたは、話し方のテクニックばかり使って話してくる相手がいたら、どのように思うでしょうか?

そのような人と仲良くしたり、懇意にしたり、信用したいと思うでしょうか?

たとえば、大人になってから、久しぶりに学生時代の友人にあったとします。

そのときに、相手の友人が話し方のテクニックを駆使して話してきたとしたら、なんとなく嫌な感じがしないでしょうか。(笑)

そのように、たいていの人は、そのような人と仲良くなるのは気が進まないはずです。

もしも、あなたが話し方のテクニックをアピールするように使ったとしたら、自分がやられて嫌なことを相手にしてしまっているのかもしれません。

テクニックというのは、あくまでテクニック。

表面的な部分の型であることも多いです。

また、テクニックばかりに頼るとしたら、人間としての中身が薄いということを証明してしまっているようなものかもしれません。

表面をつくろったところで、私たちという人間は私たちそのものなのです。

 

会話はテクニックよりも内容で勝負

私がテクニックを活用するときは、少し距離が離れた人間関係のケースが多いです。

家族や友人たちには、テクニックで話すことはありません。

できるだけ本音で、率直に、ストレートに話すようにしています。

もちろん、「結論から話す」など、気を使うことはあります。

結論から伝えることを意識することで、話の時間を短縮できますし、意図がシンプルに伝わるからです。

ただ、そのようなテクニックも、「本音を伝えたいから」活用するわけですよね。

すべてをストレートに伝えるのがいいというわけではないのも確かです。

体重の増加を気にしている上司に「あなた、ダイエットしたほうがいいですよ」と言ったら、あなたの周囲には友人がいなくなってしまうかもしれません。(笑)

そうではなく、あなたが相手をどのように思っているのか、あなたが相手に伝えたい想いを素直に伝える、という意図が大事なのです。

要は、シンプルにいえば、小手先のテクニックではなく、本音の会話が大事だということですね。

私も、継続でお付き合いしているクライアントさんとは、セッションの型を意識するというよりも、率直なフィードバックや、私の主観を伝える回数が多くなります。

そのほうが、クライアントさんに伝わるものがあるからです。

ですから、

・話の結論や本音を率直に伝える→その理由を言う

でOKなのですね。

これくらいシンプルにするほうが、相手に伝わるものです。

会話は、テクニックよりも内容で勝負しましょう。

 

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昨日は、「ひとり戦略会議」を行う予定でしたが、会社の仕事に追われてしまい、未達に。

最近、毎週のタスクが落ち着かなかったり、新たなプロジェクトが遅々として進まなかったり、セミナーの構成に迷ったり。。。

あらためて「ひとり戦略会議」を実践して立て直していきたいと思います。(^_^;)

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