コミュニケーションの習慣

クライアントに嫌われるかもしれない。それでも出すべき「嫌われる勇気」。

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コーチの喜びは、クライアントさんの成果です。

クライアントさんの成果のためには、ときには嫌われる勇気が必要です。

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継続クライアントさんとの関係に緊張感が走る

先日、ブログの習慣化にチャレンジしているクライアントさんとのやりとりに、ピリッとした緊張感が走りました。(^_^;)

ブログの習慣化を成功させるためには、

・スタート当初よりできるようになったこと
・より良く変わった点
・できている部分に目を向ける
・最善主義で書き続ける

という視点が重要だと考えています。

本当にブログを習慣化したいのなら、根本的にはこのあたりの思考から変える必要があると思っています。
(長くなるので割愛しますが。。。)

そのような視点を繰り返しお伝えしているのですが、クライアントさんご本人はどうしてもできてない部分に目を向けてしまうのです。

ただ、私がサポートできる期間は決まっていて、その期間が終わりに近づいてきていました。

それだけに、私もあせりがなかったと言えば嘘になります。

私は、ちょっと強めの言葉を使ったメールでフィードバックをしました。

クライアントさんの反応は、、、「伊藤さん、きつすぎます・・・!僕も遊んでいるわけではないです・・・。」というものでした。。。

クライアントさんから率直な気持が帰ってきたので、私がそのようにフィードバックをした理由を説明しました。

決して叱りつけるようなつもりはなく、成果を出して欲しくてやってしまったことだと。

私にあせりがあったことも正直に伝えました。

その数時間後、クライアントさんから返信がありました。

その内容は、

・伊藤さんが自分のことを本気で考えていてくれることがわかり感謝している
・これからも安心してコーチを頼める
・気合を入れ直します

といったものでした。

このメールを読んだ瞬間、私は肩の力がぬけるくらいにホッとしました・・・。

 

成長には「ほめる」「注意する」という2つの両輪が必須

先の私の体験の通り、多少刺激的なフィードバックをする場合には、

・相手の存在を受け入れる
・相手のことを肯定する

というベースがあることが重要です。

これは、部下や後輩、子どもも同じです。

その上で、

・モチベーションの源泉をさぐって喚起する
・ゴールを設定して成長を促す

ということを行うのです。

このプロセスが、

・承認してほめる
・注意を促す

という意味で共通していることなのです。

たとえば、子どもの成長過程には、この2つの行為は欠かせないものでしょう。

親は、子どもが自己ベストを尽くしたときにはほめることが必要ですし、先生との約束を守らないようなことがあれば叱る必要が出てきます。

要は、人の成長には、

・ほめる
・注意する

という2つの両輪が存在する。

自転車の車輪のように、前輪と後輪2つがあってはじめてスピードが出ることと同じです。

 

「嫌われても良い。成長してくれれば。」と思えた成長感

そのような意味では、私は「この期間だけは、嫌われてしまっても仕方がない・・・!」と考えていました。

私は、人間のタイプとしては「サポータータイプ」なので、対立を避けて穏やかな人間関係を維持するということに強い価値を置いています。

サポータータイプの特徴は、

▼重視している価値観:他の人との協調・同意
☞全体を支持していく

▼タイプ:人を援助することが好きで、協調性を大切にする
☞周りの人への配慮・気配りがあり、一般的に人が好き。また、人から認めてもらいたい気持ちが強い。

▼主な特徴
☞あたたかく、穏やか
☞ノーと言えない
☞対立を避ける

です。

あなたは何タイプ?人間性を判断する4つのタイプ分類法! | 【良習慣の力!】ブログ

そのため、できれば、

・クライアントさんを褒めてばかり

が心地よく、

・クライアントさんに注意を喚起する

といったことはやりたくないです。

ですから、強い言葉をなげかけるようなことは苦手なのです。。。

しかし、このとき、先ほども書いたように「嫌われても仕方がない。」と思えたのです。

自分の価値観を変えても、良いと思えたのです。

それは、

【クライアントさんが望む成果を出せれば、自分は嫌われてもOK】

だと思えたのです。

これは、私にとっては「成長」。

私にとって成長の定義は「今までできなかったことが、できるようになること」です。

こんな自分に会ったことがないのですから、成長なのですね。(^_^)

ただ、先にも述べたように、最終的に私の想いはクライアントさんに届きました。

メールでの誤解がとけて、より一層お互いの信頼感を築けたように感じています。

こうなると結果的に、コーチングの効果も、セッションの効果も高まるのですよね。

今後のクライアントさんの成長が楽しみです。

このような良い結果になったのも、根底には信頼感があったからだと考えています。

だからこそ、

・ほめる
・注意する

は信頼感が大事だというわけです。

信頼関係がないのに、注意ばかりしている場面を見かけることがありますが。。。

まさに「急がば回れ」。

「ほめる」「注意する」前に、人間関係のベースから着実につくりあげていきましょう。

 

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■編集後記

昨日はコーチ同士での相互セッション。

はじめてお話する方でしたが、私のメルマガのことも話せて、充実の時間となりました。

「100人コーチング」達成が見えてきました。(^_^)

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・100kmウルトラマラソンランナー
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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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