行動の習慣

なぜ「寝る前に1時間勉強する!」という習慣は続かないのか?緊張と弛緩の間に「中間」をつくる。

投稿日:2016/08/10


「夜、寝る前に学習する習慣を身につけたいのですが、なかなか定着できません。」

そのような悩みを聞いた経験がありますし、私自身も悩みました。

今は「緊張モードと弛緩モードの間に中間モードを設定する」ことで、悩みは大きく軽減しています。

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夜の自宅学習を継続するのは難しい

10年前に自己投資をはじめたとき、私が確保できる時間は帰宅後の夜の時間だけでした(と、当時は思い込んでいました)。

「仕事を終えて帰宅したら、寝る前に1時間英語の学習をしてから寝る!」。

そのような目標です。

しかし、英語学習をはじめた頃は、

・子どもが小さかったので、自分のペースで何かをやろうとするのは難しい
・妻が家事を一生懸命やっている横で自分だけ勉強することに気がひける
・会社の仕事が終わらず帰宅時間が遅いので、そもそも帰ってから1時間も確保できない
・たまに早く帰れることがあっても、家族とのコミュニケーションに投資したり、ビールを飲んでしまう(汗)

という状況でした。

結果として、学習の習慣化にはほど遠く、ほとんどできないまま日々が過ぎていきました。

習慣化を体験・研究してみてよくわかったのは、

「仕事を終えて自宅に帰ってきたときは、モチベーションがもっとも低い」

ということでした。

外で緊張感を持って仕事をして、電車にのって帰途につく。

自宅のドアをあけて「ただいま〜」と帰ってきた瞬間。

「ああ、やっと帰ってきた。」という感情です。

そのようなときは・・・ひと息つきたいですよね?(笑)

家に帰ってきた瞬間に「さて、ブログを1時間で書こう!」と思えますでしょうか・・・?

少なくとも、私には思えませんし、できません。

 

「緊張と弛緩」2つのモードの間に「中間モード」をつくる

では、学習時間やブログを書く時間を確保するためには、どうすれば良いのでしょうか?

私のおすすめは、自宅に帰る前に近所でタスクをおえてしまうということです。

モードには、「緊張と弛緩」の2つがあります。

仕事をしているときは緊張モードでタスクに取り組んでいます。

帰宅すると、弛緩モードに切り替わるのでモチベーションは激減してしまうのです。

学習するのは緊張モードですね。

そのためいったん弛緩モードになってしまうと、そこからあらためて緊張モードにもっていくのはかなり大変なものです(うまくできる人もいるのでしょうが、私には難しいです)。

ですから、

緊張モード→弛緩モード

に一気にモードチェンジするのではなく、中間モードをおいて、

緊張モード→中間モード→弛緩モード

というように徐々にモード切り替えをしていきます。

ここがポイントなのですが、この「中間モードのうちに学習やブログを終えておく」のです。

そのさいは中間モードで利用する場所を探すことも必要でしょう。

私であれば、

・カフェ(ドトールなど)
・ファミレス
・コンビニのイートインスペース
・公園のベンチ

など、いくつかの場所を確保しています。

そのようにして、自宅に着く前の弛緩モードにシフトチェンジする前の中間モードで、ブログを書いたり学習をするのです。

また、結果的に自宅に帰る時間を意識するので、タイムリミット効果もあるので、相乗効果となるのです(それでも間に合わないこともありますが・・・)。

 

やりたいタスクは帰宅前に片づけてしまおう

理想としては、自宅に帰ったら「あとはごはん食べて寝るだけ」というような状態にすることですよね。

そうすれば、自分としても気分が楽になりますし、未完了感をかかえながら家族とすごす必要もありません。

もちろん、毎日毎回このようなやり方をするのではなく、ランチ後や日中の時間を活用してブログや学習などのタスクを終えておくことがのぞましいです。

日中にできなかったときの代替案くらいに考えておくことです。

また、中間モードでブログや学習することは、奥様にひと言つたえておくことは忘れないようにしましょう。

私は過去に失敗したのですが、コンビニのイートインスペースで必死にブログを書いていたら、同じコンビニに買い物にきた妻に見つかって気まずい思いをしました・・・(笑)。

「夜、家で学習しようと思っているけれど、なかなかできなくて困っている」という方は、ぜひ「中間モードを活用する」というステップからはじめてみてはいかがでしょうか?

 

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■編集後記

昨日は、23回目の早起きセミナーの準備。

資料のプリントアウトやスライドのブラッシュアップをはかっていました。

大阪の友人が出張+夏休みを利用して東京まできてくれるので楽しみにしています。

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