複業の習慣

24時間を事業部制でとらえる視点。大事なのは「新規事業」開発時間の確保と内容。

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会社という組織も営利企業ですから、給与も永久保証ではありません。

個人の防衛策として、自分を個人事業主としてとらえる視点も必要でしょう。

それにともない、新規事業を開発する時間を確保し続ける必要があると思っています。

 

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自分自身を1つの会社組織としてとらえてみる

会社員であれば、「誰かに雇われている」という状態です。

一般的に考えれば、独立起業している社長でなければ、雇われて仕事をしているはずですよね。

ただ、それは、個人と会社組織が雇用契約を結んでいるだけであって、契約が終われば「雇われている」状態ではなくなります。

では、もし仮に、私たち自身が、自分自身のことを「1つの会社」だと考えてみたらどうなるでしょうか?

いわゆる「株式会社 伊藤良」みたいなことですね。

それでも、私たちは誰かに「雇われている」ことになるのかというと、少し変わります。

自分が自分という会社を経営しているのですから、会社の給与も「収入源の1つ」というとらえ方になるのです。

 

1日を「事業」視点で分割する

過去に、日本の経営は、

・終身雇用
・年功序列
・労働組合

といったスタイルがあり、「三種の神器」として海外から評価された時代があったと言われています。

確かに、美しい側面もありますよね。

しかし、残念ながら、現代ではどの機能も失われてきていると思います。

たとえば、終身雇用。

すでに企業自体が、「入社から定年まで雇用するから、見返りとして会社に尽くしなさい」といえるほどの余裕がなくなっています。

ですから、副業を認める会社が出てきているのです。

また、雇われている側として考えると、1つの会社からしか給与を得ていないとしたら、会社の取引先が1社しかないのと同じことです。

その取引先1社しか売上がなければ、その取引先のことを大事にしなければなりませんので、嫌なことがあったり、理不尽なことを言われても、逆らうことはできなくなります。

そのような状況は、かなり苦痛です。

しかし、その取引先をきってしまったら、収入がなくなってしまうため、嫌でもつきあうしかありません。

そのような悪循環におちいるのです。

そう考えると、やはり今の時代は、会社員であっても、私たち1人ひとりが「個人事業主」としての視点を身につけていくべきではないではないかと考えています。

会社員であれば、「自分のスキルを会社に提供している」くらいになれれば理想的です。

私は、以前そのような考え方を知り、会社に対する視点が変わりました。

となれば、次に考えるべきは、1日24時間の使い方です。

1日8時間を会社に価値提供するとしたら、それ以外の時間をうまく使いこなすことが不可欠です。

仮に、会社員としての時間を「会社員事業」と名づけてみましょう。

24時間のうち、8時間を会社員事業にあてると、残りは16時間です。

そのうち、必ず必要な「睡眠事業」に6時間投資したり、食事やお風呂など生活に必須な時間がありますから、2時間は「生活事業」に使わなければなりません。

また、家族がいればコミュニケーション事業」も必要ですし、家事をやる時間も必要ですから、「家族事業」の時間も必要です。

自分のプライベートや趣味にあてる時間がゼロなのも悲しいので、「プライベート事業」も確保します。

すると、1日のうち、残っている時間はわずかです。

残業しなくても、残り時間は少ないのですから、それを長時間残業に持っていかれたら何もできませんね。。。

それでも、なんとかして無駄な時間をリストラしていけば、1日に必ず数時間を捻出することができるはずです。

 

24時間の中に「新規事業」の時間をつくろう

ここからが大事なのですが、会社員であっても、自分を個人事業主的にとらえるとしたら、「新規事業」をつくることが重要です。

その名のとおり、将来への投資セクションですね。

この事業は、何もルートが引かれていないので、線路がありません。

収益だって、最初から出ない場合が多いですし、短期的にみれば収支はマイナスになることもあります。

しかし、ほかの事業に比べて自由度が高いですし、可能性も大きい事業領域です。

この時間を確保しておかないと、今はいいかもしれませんが、将来困ることになるでしょう。

「新規事業」の時間をどのように確保し、その時間をどのように過ごすのか。

それは、個人事業主に委ねられているわけです。

「新規事業」の時間を、将来への投資としてブログを書く人もいるでしょうし、新しいスキルを身につけるためにスクールに通う人もいるでしょう。

もしかしたら、まだ実績はないけれども自分のセミナーのコンテンツを考えたり、村上春樹さんのように小説を書く人もいるかもしれません。

24時間の中に「新規事業」を開発する意志を持った人は、このような工夫が必要です。

新規事業の開発に対して、

・自分で考える
・自分で行動する
・自分で目標を設定する

など、自分の将来につながる活動を粛々とやっていくわけです。

時間は、私たち誰もが平等に与えられたリソース。

その使い方はさまざまです。

しっかり考え、将来に期待が持てるような活動を取り入れていきましょう。

くれぐれも、

・ぼんやりテレビ事業
・ゲームで暇つぶし事業
・無目的にだらだら事業

を設立しないように注意しましょうね。(笑)

 

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■編集後記

昨日は、「1年で100個のやりたいことを叶えるワークショップ」の告知文を書きました。

一気に書くのはできなかったので、ブロックごとに分割して少しずつ書き進め、ようやく完成。

もちろん、まだ改善の余地はあるので、ブラッシュアップしていきます。

ただ、やはりバージョン1をつくってしまうことだ大事なのですよね。(^_^)

【募集中】
2017年7月27日開催「1年で100個のやりたいことを叶えるワークショップ」

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