思考の習慣

「宇都宮餃子はおいしくない」は間違い。「自分の学校」づくりで内的な比較の基準をつくる。

投稿日:2019/05/03


何かを比較することは、人間の本能として仕方がないことではあります。

しかし、比較する基準を間違えないように注意しています。

 


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「宇都宮餃子をもう一度食べたい」という願望

昨日訪れた「あしかがフラワーパーク」の帰りに、宇都宮へ行くことにしました。

「あしかがフラワーパーク」体験レポート。ゴールデンウィークでも狙い目の時間帯がある。

私の「わくわく行動実践会」のリストに、「家族で宇都宮餃子を食べる」というリストがあったからです。

宇都宮といえば、1世帯あたりの餃子購入額が全国1位になったことで、餃子が有名になりましたよね。

そこで町をあげて宇都宮の餃子を盛り上がることになったそうです。

それがムーブメントになりました。

実際、昨日の宇都宮の駅前は、餃子店が立ち並んでいました。

駅をおりると、すぐに何店舗も餃子のお店が見えています。

しかも、それぞれのお店の前で長蛇の列がありました。

行列が長いお店では、午前11時の時点で50人くらいほど並んでいました。

ゴールデンウィークとはいえ、すごい行列ですよね。

「こ、こんなにたくさんの人が並ぶほど、宇都宮餃子はおいしいんだ」と、期待がふくらみます。

思い返せば、私(と妻)が、初めて宇都宮餃子を食べたのは、15年ほど前。

妻の両親に連れられて、宇都宮餃子の2大聖地のうちの1つと言われる有名店に行きました。

そこは当時から行列ができるお店。

記憶では、1時間近く待った記憶があります。

ようやく順番がきて、餃子をオーダー。

妻とまだ2歳くらいだった息子と一緒に餃子を食べました。

ただし、、、正直なところ、その当時は、あまり「おいしい!」という印象はなかったのですね。(^_^;)

「宇都宮餃子の2大聖地のうちの1店なのに、、、なぜだろう」と思ったことを覚えています。

ただ、そのときは旅行の帰り。

私が疲れていたこともあったかもしれません。

また、たまたまそのときの餃子の味つけが、うまくいっていなかったのかもしれない、とも思っていました。

ですから、妻にも「もう一度、宇都宮餃子を食べてみたいんだよね」と伝えていたのです。

 


 

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比べる基準を間違えた比較は無意味

今回は「あしかがフラワーパーク」まで足を伸ばしたので、宇都宮餃子に再びトライしてみる絶好の機会。

電車の中、ネットで宇都宮餃子を調べてみました。

記事を読むと、15年前より宇都宮餃子ブームは加熱しているように思えました。

「これは、やはりあのときの自分がおかしかったんだ。宇都宮餃子はおいしいに違いない」と思い直します。

もうすぐ食べられるはずの宇都宮餃子をイメージして、思わずビールを飲みたくなります。

「ごくり」と私ののどが鳴りました(笑)。

そのような自分のはやる気持を抑えつつ、宇都宮駅に到着。

今回は15年前のお店とは異なるお店をチョイス。

もう一度、バイアスがかかっていない状態で、宇都宮餃子の味を確認するためです。

さて、お店に入ると、オープン直後なのにすでに満席状態。

私たち家族は座敷に案内されて、いくつかの餃子をオーダーしました。

ほどなく餃子が提供され、いよいよ宇都宮餃子を再評価する機会が訪れました。

餃子のたれを少しだけつけて、実食。

何年も待ち続けた宇都宮餃子との再会。

味わうように食べました。

その結果はどうだったか。

・・・「!?」。

なんと、、、やはり私の口には合いませんでした。(^_^;)

皮も、具も、焼き方も。

私にとっては、「?」という感じだったのです。

宇都宮餃子の感想をひと言で表現すると、「味にもの足りなさを感じるなあ・・・」ということです。

私たちは、東京の「亀戸餃子」のような味つけの餃子を期待していたからです。

​そのため、「もしかして、宇都宮餃子はおいしくないのでは?」という疑問が浮かびました。

いや、でもあれだけの行列ができているのに、おいしくないわけがないという思いもよぎります。

ただ、私だけでなく、家族4人が宇都宮餃子に対して同じ意見でした。

いつもにぎやかな「伊藤家の食卓」(笑)が、無言で食事をすることとなったからです。

しかし、「何かがひっかかるなあ」とも思っていました。

そこで、お店を出てから、ネットで宇都宮餃子のアンチ評価を調べてみたのです。

結果、私の認識が違っていたことに気づきました。

なぜなら、

・宇都宮餃子がおいしくない

のではなく、

・東京で「おいしい餃子」とされる餃子は、宇都宮餃子での「おいしい餃子」とは、そもそもの発想が違う

ということがわかったからです。

宇都宮餃子は、家庭で夕食のおかずとして毎日食べても大丈夫なくらいに、「シンプルな味つけ」なのだということだったのですね。

それに対して、東京でおいしいとされる餃子は、宇都宮餃子が好きな人にとっては、「味つけが濃すぎる」という感覚なのだそうです。

ですから、東京在住の私たちが「もの足りない」というのは自然なことだったのです。

こうして、15年以上のときを経て、私は「宇都宮餃子」への認識をあらためることができました。

同じ餃子であっても、そもそもの発想や基準が違うものを比較していては、いけませんよね。

 

比較の基準は昨日までの自分と今の自分

これは、私たちの人間関係も同じですよね。

日常生活において、感情を大きくゆさぶられるのは、「ほかの人との比較から起きている」ということは間違いないでしょう。

私自身、「ほかの人との比較をしても意味がない」と想いつつも、やはりゆさぶられることがあるものです。

それよりも大事なことは、年収やステータスといった外部要因の価値基準で自分を測定するのではなく、自分の内面的な価値基準を設定することです。

つきつめて考えると、自分で自己評価の場をつくっていくしかありません。

なぜなら、ほかの人との比較で考えるというのは、いつまでたっても誰かの物語の中で生きることになるからです。

ほかの人の物語の中で生きている限り、自分の人生をとことん追求していくことはできません。

私たちは受験のなごりで「どこかに正解がある」という発想があります。

また、それに自然と回答しようとしています。

しかし、その問題は「誰かがつくった問題」というケースがあるのですよね。

それに惑わされていては、自分がつらくなってしまいます。

では、どのように考えればいいのでしょうか。

それは、

・自分で自分の課題を設定していくこと

だと思います。

自分で教科を設定し、自分で時間割をつくり、自分でプログラムを実行していく。

そのようにして、自分の人生を組み立てていくわけです。

そのように考えると、私たちは、

・自分で自分の学校をつくる

という発想を持ってみてもいいのではないでしょうか。

学校の授業に取り組むのは、当たり前のことかもしれません。

しかし、当たり前と言われることを徹底することでしか、とんでもないところには行けないのではないかと考えています。

そこを見ようとせず、「あの人は才能があるから」と言って片づけてしまっては、自分の成長はありません。

私自身、「人生にウルトラCはない」(「平成進化論」の鮒谷周史さんに学んだ言葉)のだと思うのです。

たどり着きたいステージに到着している人は、やるべきことを徹底的にやっていうからこそ、目標を達成しています。

もちろん、それは1日やそこらで成し遂げられるようなものではないでしょう。

だからこそ、

・自分は、何を大事にして生きていくのか?

・自分は、何を判断基準とするのか?

・自分は、何を自己評価としていくのか?

といった自分の価値観を、毎日のように意識する必要があると思っています。

ですから、ブログなどの習慣化に取りくんでいるのです。

今の時代、生き残っていくためにはスキルアップや能力を高めていくことは、とても重要です、というよりやり続けるのは必須。

それと同時に、自分の内的な基準もレベルアップしていきたいものです。

その意味で、比較することが有効になるのは、昨日までとの自分と、今日の自分との基準の比較になるのだと考えています。

自分の基準を意識しつつ、レベルアップをはかっていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、久しぶりに朝スイムへ。

そのままブログの執筆や書く仕事ができました。

夕方は妻の実家に遊びに、そのままお義父さんを連れて家族と5人で地元の焼き鳥屋へ。

ちょっと値段は高めなのですが、おいしい焼き鳥を食べられました。(^_^)

 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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