コミュニケーションの習慣 モチベーションの習慣

1人3役のポジションでゴール達成を考えてみよう。「ディズニーストラテジー」のアプローチ。

投稿日:2018/06/13


何かにチャレンジする際には、

・最悪を考えた上で、楽観的に前進する

という思考で考えられると理想的だと思っています。

そのためには、3つのポジションからイメージするとわかりやすくなります。

 

スポンサーリンク


 

動けないときに考えたい、3方向からのシナリオ

先日、コーチングセッション中、クライアントさんの考えが少し膠着(こうちゃく)状態になりました。

クライアントさんが目指すゴール、それが手ごわかったため、アイデアを出すことが難しかったのです。

そこでクライアントさんに質問したのは、3つのポジションから考えてもらうこと。

ゴールに到達するまでの大まかなシナリオをイメージするために、3つのシナリオを描いていただきました。

まずは、すべてがうまくいった理想の「こんな風になったら最高!」という最高のシナリオ。

次に、リスクがすべて現実化してしまった「最悪だ・・・」という最低のシナリオ。

そして、「おそらく、実際はこんな感じになるだろう」という現実のシナリオ。

その3つのレベルで考えてみると、現実のシナリオを描きやすくなります。

また、これがいいのは、最低のシナリオを想定しておくことで、最悪の状態をイメージできること。

何かに挑戦しようとする際に、覚悟が決まるのです。

 

「ディズニーストラテジー」という手法を取り入れる

これは、NLPでいうところの「ディズニーストラテジー」という手法です。

ウォルト・ディズニー氏は、ゴール達成を考えるとき、「ディズニーストラテジー」の視点から考えていたと言われています。

すなわち、自分の夢を3つのポジションから見ていたということです。

その3つのポジションとは、

・ドリーマー(夢想家)

・クリティック(批評家)

・リアリスト(現実家)

です。

3つの役割に分かれて、1つのプランを検討していたのです。

まず、「ドリーマー(夢想家)」は、とにかく大きな理想を広げます。

次に、「クリティック(批評家)」は、ドリーマーの非現実的な部分を徹底的にチェックします。

最後に、「リアリスト(現実家)」は2者の両方の案をふまえて、現実的な案を考えるのです。

こうすることで、先にあげたように現実的なアプローチができますし、最悪を想定するという覚悟もできるのですね。

このように考えることで、なにかと理想主義に走りがちだったウォルト・ディズニー氏は、自分の理想を現実的なビジネスに転換してきたわけです。

 

ゴールまでのシナリオを複数持っておこう

ここで重要なことは、

・シナリオは複数持っていたほうがいい

ということです。

ご存じのとおり、計画をたてても、実際にやってみないとどうなるかはわかりません。

予想以上にうまくいくときもあれば、想定外の失敗もあります。

予定よりも前倒しで完成してしまうこともあれば、納期ギリギリでトラブルが起こることもあります。

要は、最高のシナリオと最悪のシナリオの間のどのゾーンに現実が落ち着くのかは、やってみないとわからないということなのですよね。

だからこそ、シナリオは複数考えておきたいものですし、スケジュールもバッファを持っておきたいもの。

実際は余裕がある目標のほうが少ないと思いますし、達成までに困難をともなうゴールであればなおさらです。

それなのにシナリオが1つだけしかないと、「シナリオ通りに進めなければ」という意識がはたらいてしまい、状況に合わせて対応するといった柔軟性が失われてしまいます。

では「最初から現実的なシナリオを考えればいいのでは?」と思うかもしれませんが、シナリオを1つしか考えないと、たいていの場合は現実的なシナリオだけになります。

それだと、リスクも少なくはありますが、チャレンジもありません。

大きな成果を得るのは難しいでしょう。

ですから、シナリオは理想と現実の幅を持って考えてみることが大事です。

ゴール達成までの道のりを描く際には、ぜひ、

・最高のシナリオ=ドリーマー(夢想家)

・最低のシナリオ=クリティック(批評家)

・現実のシナリオ=リアリスト(現実家)

のポジションから描いてみることがおすすめです。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、妻と娘がお風呂に入っている間に自宅でひとり戦略会議を実行。

「6本の柱」で今年後半の目標をマインドマップにしました。

今年目標にしていたことを達成している部分もあれば、まだまだな部分もあり、精進が必要です。(^_^;)

【募集中】
・6月14日 19:30〜21:30
「理想の1日」を実現する!「早起き習慣化セミナー」
〜毎日2時間の自由時間を生み出す〜

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
ひとり複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひ!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-コミュニケーションの習慣, モチベーションの習慣

執筆者:

関連記事

嫉妬を隠すと自分の本心がわからなくなるメカニズムとは?

できれば「嫉妬」せずに日常を送ったほうが、平穏な日々をすごせます。 一方、その安心安全をキープする代わりに、差し出している代償を見すごしている危険性もあります。   「嫉妬」は悪い感情なのか …

「セルフ・エフィカシー(自己効力感)」を高める4つの方法

活躍している人やうまくいっている人は「自分ならできる」という感情を持っています。 その自己効力感を育てる4つの方法があります。   「子どもにテストで100点をとらせる方法」とは? ある教育 …

スランプを感じたら喜んでいい。私がスイムで感じた上達の予感(のようなもの)。

目標に向かっているときには、スランプは味わいたくないものですよね。 ただ、スランプも思い返せば、成長の一歩手前だと予告しているサインでもあるのだと考えてみましょう。   スポンサーリンク & …

事実は無色透明。残念ながら、私たちは「世界をあるがままに見ることができない」という事実。

今日、息子と一緒にバスに乗っていたら、スマホのゲームをやっている見える男性(50歳くらいに見える)がいました。 ゲームをやっているだけなら普通の光景ですが、その男性は、音を出してゲームをやっていたので …

あなたに合う成功法則は何?成功法則の7つの型を見極めよう!

「ミッションを見つけることが成功の秘けつである。」 「難しいことは考えず、とにかく大量行動すること!」 「強く願えば、自然に引き寄せられるものです。」 上に記したように、世の中にはいろいろな「成功法則 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。