天職の習慣

なぜ「やりたいことを仕事にしてはいけない」という思い込みができるのか?自分が知らない思い込みの罠。

投稿日:2018/03/31


この数年、「やりたいこと」や天職の相談にのる機会が多いです。

そこで感じるのは、なかなか「自分に許可」を出せない人がいること。
(もちろん、私自身も迷いの中にいます)

そのブレーキはどのようなところからきているのか考えてみました。

 

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無意識に形成された人生観

私たちの

・人生観

・生き方

・はたらき方

といったものは、自分でも知らないうちに、周囲にいる人々からいろいろと影響を受けているものなのですよね。

たとえば、

・両親

・祖父母

・兄弟や姉妹

・友人たち

・先輩や後輩

・仕事関係者(お客さま、取引先)

といった人たちです。

意外に思う人がいるかもしれませんが、

・好き嫌い

・職業観

・パートナーの選ぶ価値観

などは、上記の人たちに影響を受けているのですね。

実際、私の味覚に関する嗜好に関していえば、

・ビールが好きなのは、父親がビールが好きだから

ですし、

・しょうが焼きが好きなのは母親のしょうが焼きがおいしかったら

で、子どもの頃に、

・ホットケーキとオレンジジュースが好きなのは姉の影響

というようなことですね。

 

「やりたいこと」を複業にビジネスをするブレーキ

もしかすると、この話を意外に思う人もいるかもしれません。

「もう大人だし、自分で選択している」という風に。

でも、意識していないだけで、少なくない部分が影響を受けているのですよね。

そこで思い出すのは、以前、まだ複業ネタを探していた際に「週末起業フォーラム」さんが開催したセミナーに参加した際のエピソードです。

複業や週末起業がうまくいく人は、その人のキャラクターに「自由」を求める人が多いそうなのですね。

そこで、週末起業フォーラムさんが独自に調査したところ、祖父母や両親が自営業をやっている人が多かったということです。

これは、ある種の意識の承継を傾向を表しているといえるのではないでしょうか。

さて、ここで話が少し変わるのですが、最近、私がコーチングセッションをしていて思うのは、この意識の成り立ちが「やりたいこと」を妨げているのではないか、ということなのです。

両親や祖父母が独立起業してうまくいかなかったとしたら、彼らから、

・自営業はリスクがあるからやめたほうがいいよ

・会社員は安定しているから会社員がいいよ

・一度会社に入ったらその会社に骨を埋める気持で働くべきだよ

というような言葉を聞いているはずなのですね。

それを記憶しておこうと思うか思わないかは、当時の自分には判断できません。

親たちの会話や行動から、無意識に感じとっているのでしょう。

それと同じように、

・好きなことを仕事にできるほど世の中は甘くない

・苦労しなければ成功しない

・「やりたいこと」はお金にはならない

という意識にも蝕まれているように思うのですね。

それは、テレビやマンガなどのイメージもあるように、

・売れない芸人さんは貧乏生活をしている

・舞台にたてない役者さんはバイトをしている

・ミュージシャンや作家として生活できる人はほんのひと握り

というように私たちの意識に植えつけられしまっているように思います。

これが、「やりたいこと」を仕事にしたり、複業にするためのブレーキなのではないかと考えるようになってきました。

 

自分の常識は限られた環境での思い込み

だいだい、私たちがメディアで目にする「成功者」と言われる人は、スケールが大きすぎるのですよね。

しかし、私が今の環境にいてよくわかりましたが、そのような人たちは本当に例外です。

私はテレビ番組の制作会社で勤務していたのでよくわかるのですが、そのような人を出さないと視聴者に対してインパクトがないからです。

むしろ、世間一般の常識に反して、自分の「やりたいこと」をうまく仕事に結びつけてきちんと収入を得ている人は多いものです。

彼らは代々資産家でもないですし、両親が有名人なわけでもありません。

自分の代で成果を出しているのです。

それでも、収入の面でいえば、一般的な会社員よりも収入を得ている人たちです。

そのような人たちは、おそらくあなたが想像する以上にたくさんいると思います。

少なくとも私は、自分が常識だと思っていたことが間違っていたことがよくわかりました。

それを実現することは十分可能なはずなのです。
(圧倒的な行動量はもちろん必要ですが)

特に最近はインターネットの効果により、最初は無名の人であってもブログや動画サービスから影響力を持つ人が増えていますよね。

「やりたいこと」を収入につなげるというと、たとえばミュージシャンとしてメニューでCDデビューするといったことをイメージしがちですが、必ずしもそうではないのだと思います。

ですから、私たちは、どのような生き方を選んでもいいはずなのですよね。

誰も私たちには強制はできません。

でも、どうしても両親や家族に遠慮する自分もいるわけです。

ただ、最終的には、

・両親

・パートナー

・子ども

・友人

・上司

・先輩

の誰もが、あなたの人生に責任を持ってくれるわけではないのですよね。

私の周囲にもそこに気づき、公務員や大企業をやめた人たちがいます。

彼らは、そのような常識にしばられていませんが、幸福度は高まっているはずです。

これらの常識に加えて、学校や社会で加えられた常識が私たちの人生をつくっているのです。

「やりたいこと」をライフワークやビジネスにつなげるために、自分が誰から思考を引き継ぎ、どのように価値観を形成したのかということを一度考えてみましょう。

その常識は、本当に限られた思い込みかもしれません。

 

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■編集後記

昨日は、会社終わりで継続クライアントさんとのコーチングセッション。

6月30日の親子で楽しめる読書会に向けて、軌道修正やプロセスの見直しをテーマにしました。

規模や流れが変わっても、ずっと変わらない(がんこ・笑)なのは、

・子どもたちへ読書のおもしろさを伝えたい
・本を媒介にした高次元のコミュニケーションを生み出して欲しい

という熱い想い。

もうほんと、外見からはイメージできない熱さなんですよね。(笑)

このプロジェクト、クライアントさんと一緒に必ず成功させたいと思います!

【募集中】
・4月3日 19:30〜21:30
もう2度寝しない!「早起き習慣化セミナー」
〜朝2時間の自由時間を生み出す〜

・4月5日 19:30〜21:30
毎日ブログを更新する!「ブログ習慣化」セミナー
〜ブログを書く習慣で毎日を充実させる〜

・4月10日 19:30〜21:30
「やりたいことリスト100」をつくるセミナー
〜やりたいことで満たされる毎日をつくろう!〜

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