行動の習慣

行動計画のトラップは「優等生の回答」になってしまうこと

投稿日:2020/04/14


私が「優等生の回答」と読んでいる行動計画があります。

あなたの行動計画が「優等生の回答」のトラップにはまっていないかチェックしてみましょう。




 

実行されない行動計画の表現とは?

コーチングでは、セッションの最後に行動計画をたてます。

これまでに800回近くの行動を計画を聞いてきたわけですが、今では、

・「確実に実行されそうだな」という行動計画

と、

・「このままでは実行されないだろうな」という行動計画

がわかるようになってきました。

最近とくに感じることで、「このままでは実行されないだろうな」という行動計画があります。

それは、

・誰かのための行動計画になっている

ということです。

たとえば、

・帰宅後に英語学習のノルマをしっかりとこなす

・確実に早起きを習慣化する

・寝る前に1日のふり返りをきちんとおこなう

という感じですね。

一見すると「優等生の回答」としての行動計画に見えます。

しかし、「しっかり」というのはどれくらいの量なのかはっきりしません。

「確実に」というのは週に何回を目標にしているのか。

「きちんと」とは、何かのフォーマットに沿ったものなのかどうか。

どれも不明確なんですよね。

これでは行動に結びつかないでしょう。

 


 

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なぜ「優等生の回答」で表現してしまうのか?

・「しっかり」「ちゃんと」「きちんと」「もっと」

・「絶対に」「徹底的に」「必ず」

・「積極的に」「主体的に」「能動的に」

こういった「優等生の回答」は、

・何を

・どれくらい

といったような行動計画に重要な表現が入っていないんですね。

それだと何をどれくらいやっていいのかわからないのは当然でしょう。

ですから、実践されないわけです。

ただ、この気持ちは私もよくわかるんですよね。

なぜなら、私自身がはじめてコーチをつけたとき、「優等生の回答」で行動計画を宣言していたからです(笑)。

コーチのために、なんとか優等生のクライアントになろうとしていたんですね。

今では、私がクライアントさんから「優等生の回答」を聞いたときは、「優等生にならなくていいですよ」とお伝えしています。

ではなぜ、私たちはこういった表現を使ってしまうのでしょうか。

これは私の仮説なんですが、おそらく学生時代に担任の先生や部活の先生に接していた姿勢と同じなのではないでしょうか。

そのなごりで「優等生の回答」をしてしまうのではないかと。

でも、その「優等生の回答」は、

・「誰かのための行動計画」になってしまっている

可能性があるんです。

その「優等生の回答」によって、「相手にいい印象を与えたい」と思っているからです。

でも、本当に自分の価値観から生まれたゴールへの行動計画は、ほかの人にとって耳ざわりのいい表現である必要はないんです。

ですから、もっと「自分自身のための行動計画」をたてるほうがいいわけです。

 


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自分の価値観に基づいた行動計画をたてる

自分の価値観に基づいた行動計画をたてる。

それができれば、行動計画の表現も変わります。

たとえば「1日1冊本を読む」という行動計画をたてたとします。

でも、飲み会があって1冊読めなかったときがあったとしましょう。

自分の価値観に基づいた目標であれば、ここで大きなダメージを受けることはありません。

本を目的が「本を読むことで新しい知識を学ぶ」という価値観に基づいているからです。

ですから、「1冊読めなかった」ではなく「1冊は読めなかったけれど、半分読んだことで知識を吸収することはできた」ととらえることができるんですね。

そのほかにも、

・帰宅後に英語学習のノルマをしっかりとこなす

は、

→英語学習のために、机に座って問題集を見開き2ページ解く

に変わります。

・確実に早起きを習慣化する

は、

→週に4回は6時までに起きる

となります。

・寝る前に1日のふり返りをきちんとおこなう

は、

→寝る前にその日の良かったこと、課題、改善点を3つずつ書き出す

というふうになるはずです。

英語の学習目的を考えた場合、大事なのは「しっかり学ぶ」ことではなく、間違えた問題を復習して確実に解けるようになることでしょう。。

それが確実な1歩につながります。

そのようにして、自分の価値観に基づいた行動計画を設定すること。

そのほうが結果として行動に結びつきやすくなります。

もし、あなたの行動計画が続かないとしたら、それは「優等生の回答」になっているからかもしれません。

それよりも自分の価値観に基づいた、自分のための行動計画に見直してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社が急きょテレワークになることが決定。

ローテーションとなったのですが、私はいきなり翌日がテレワークの順番に。(^_^;)

想定をして準備をしておいて良かったと思いつつ、完璧な準備ではなかったのであせってしまいました。。。


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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