質問の習慣

目の前のハードルを越えるために。自分に「どうしたら」と投げかけてみよう。

投稿日:2016/09/01


言葉ひとつの使い方によって、ものごとの見え方が変わります。

どうせなら、前進するための言葉だけを使うようにしたいものですよね。

そのために、私が愛用しているのは「どうしたら」という問いかけです。

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負の言葉のラベルはかんたんに貼ってはいけない

先日、友人が「なかなか難しいですよね〜」と言ったとき、「あっ」という顔をしました。

ちょっとしたミスをしてしまったような、そんな感じです。

「何かまずいことでもあったんですか?」と、私がたずねると、友人は「難しいという言葉を使わないようにしているんですが、思わず使ってしまいました(笑)」と答えました。

私は、納得しました。

どれほど簡単な物事であっても、自分で「これは難しい。」と言った瞬間に、それは難しいものに変わってしまいます。

ノーブランドの商品にラベルやブランドをつけるようなイメージですね。

その言葉をラベリングして意味づけした瞬間に、別物に変化してしてしまうのです。

友人は、それを理解しているので「不用意に難しいと言わない」というマイルールをつくっていたのです。

私も、友人の考えに共感しています。

 

難しいチャレンジには「どうすれば」と問う

ただ、どのように考えようとも、目の前に大きな壁がたちはだかってくることがあります。

今までの自分にはかんたんには超えられないようなハードルです。

思わず、

「どうしよう。。。」
「私には無理だ。」
「自分には到底できないだろう・・・」

と思ってしまうようなときです。

そのような場合に私が実践しているのは、自分が立っている前提を変えることです。

具体的には、自分に問いかけをするようにしています。

その問いかけのはじまりは、

「どうすれば」

です。

「どうすればできるだろうか?」
「どうすれば一歩でも前進できるだろうか?」
「どうすれば自分が嬉しいだろうか?」

といったように、「どうすれば」という言葉から課題にあたるのです。

この質問を投げかけることによって、「自分のリソースをどのように使っていこうか?」という方向に意識が向きます。

これは、「できる」「できない」の前に、「すでにリソースは持っている」状態から考えています。

人間の脳は、「できない」と思っていることには本当に臆病ですが、「できる」と思っていることには行動しようとするのです。

そのためにも、「どうすれば」という言葉がけからはじめたいのです。

 

セミナー100回の夢も「どうすれば」からはじまった

「どうすれば」という問いを自分に投げることから出てくる答えは、行動です。

「できる」「できない」を乗り越えているので、「どうすればできるか?」というフェーズは具体的な行動になるのです。

どれほど大きな夢であっても、行動すれば成功か成長しかありません。

ですから、前進すれば小さな1歩です。

あまりに大きな夢を掲げている場合、もしかしたら周囲のことが気になる人もいるかもしれませんが、スルーしておきましょう(笑)。

私自身、早起きセミナーを100回やると言っていたときは、最初は誰も信じていませんでした。

正直、私自身も信じられていなかったかもしれません(笑)。

でも、おかげさまで、なんだかんだと4分の1までは到達したのです。

何回かセミナーを実施したとき、自分に投げかけた言葉は、「どうすれば早起きの専門家として認知されるようになるだろうか?」という問いでした。

そのときに私が出した答えが、「早起きセミナーを100回開催する」という答えでした。

今も、その目標に向かって歩いているプロセスの中にいます。

これは、「どうすれば」という問いかけから生まれた行動なのです。

あなたも、目の前に超えられないようなハードルが出てきたときには、「どうすれば」という枕詞からスタートしてみましょう。

 

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■編集後記

もちろん、「どうすれば」と質問しても、1回では答えが出ないことも多いですよね。

「本当はどうしたい?」など、大切で重要な答えほど、かんたんには出てこないのですよね、これが。(^_^;)

だからこそ、何度も何度も自分に問いかけなくてはならないのでしょう。

私は、「問い続けることをやめない」というのは、良習慣だと考えています。

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