思考の習慣

「自信がない」というコンプレックスを改善する方法。「持っているもの」に焦点をあてて、多面的な自分を受け入れる。

投稿日:2019/05/22





「ないもの以外、全部ある!」という考え方を支持しています。

私も、「ないもの」を見れば、不足しているものばかりですが、「持っているもの」にフォーカスすると満たされている気分になるものです。

 

「悩むことは真剣に人生を生きている証拠」という誤った思い込み

「人生について悩んでいる人は、自分の人生を真剣に考えている人だ」

これは、私が長い間もっていた「思い込み」です。

ですから、

・悩みを持っている=真剣に人生を生きている

・悩みがない=人生なんてどうでもいいと思っている

という式が、頭の中にあったのですね。

いつ、そんな思い込みができたのかはわかりませんが、子どもの頃から自然とそんな風に考えていたように思います。

こういった思い込みに気づくというのは、「自分が世の中をどう見ているか?」という視点を発見することでもあります。

ですから、普段から「自分が頭の中でどんな言葉をまわしているか」ということについて意識を向けて、できるだけ言葉にしておけるといいんですよね。

そうすることで、「ああ、自分はそんな風に考えているんだな」というように、自分への理解が深まるからです。

すると、自分を受け入れられやすくなります。

 

マイコーチにイラッとしてしまった恥ずかしい話

その「自分を受け入れる」という感覚。

私がクライアントとして、当時のマイコーチにセッションを受けているときの恥ずかしい話があります。

コーチングセッションで、私が悩み相談をしているとき、課題に対して、

「うーん、難しいですよね」

「いつかやってみたいとは思うんですが、、、先立つものがないですし」

「コーチは、どうしたらいいと思いますか?」

と、今から考えると、禁句ばかりを口走っていたような気がします(笑)。

そんなときです。

マイコーチから、「伊藤さんは、本当に悩むのが好きなんですね」というフィードバックを受けたのは。

さすがの私も(?)、その瞬間はイラッとしてしまいました。

「なんでお金を払ってやとっているコーチに、そんなこと言われなくちゃならないんだ!」という風に。(^_^;)

私は「いや、できれば悩みなんてないほうがいいですよ。そのほうが毎日幸せだと思います」と控えめに反論しました。

コーチからの返答は、「そうですか。でも、いつもご自身に投げかけている言葉が、悩むような言葉がけになっているんですよね」というものだったのです。

 

「人生を真剣に生きてる人だと思いたい」という願望

「自分で自分を悩ませる言葉を投げかけている・・・?」

私は反論しようとしましたが、言葉がうまく出てきませんでした。

むしろ、そう言われると、たしかに、

「うーん、難しいですよね」

「いつかやってみたいとは思うんですが、先立つものがないですし」

「どうしたらいいと思いますか?」

という風な言葉を言って、「悩んでいる自分」の状態をなるべく長くキープしようとしていることに気づいたからです。

そう、頭では「悩みたくない」と考えながら、心では、

「人生について悩んでいる人は、自分の人生を真剣に考えている人だ」

という思い込みを持っていたのです。

先に述べた、

・悩みを持っている=真剣に人生を生きている

という思い込み。

ですから、「悩んでいる自分」の状態をなるべく長くキープしたかったんですね。

真剣に人生を生きている自分でありたかったので、無意識のうちにそう思っていたのでしょう。

 


 

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「悩み続ける」ことで得ている無意識のメリット

先の状態は、よく言われるように、「ブレーキをかけながら、アクセルを踏んでいる」状態です。

相反する自分の存在やとても矛盾する感覚に気づいた瞬間でした。

今ならわかります。

「悩んでいる自分」が嫌だったら、「小さく1歩踏み出してみます!」と言えばいいだけなんですから。

それを言わないこと、そして行動しないことで、「悩んでいる自分」でいたかったのです。

なにせ、

・悩みがない=人生なんてどうでもいいと思っている

という風にはなりたくありません。

何より、動き出さなければ、失敗して痛い思いや恥ずかしい思いをしなくてすみました。

自分を安全地帯に置いておくことができたのですね。

 

「おりがみ理論」の「得られるもの」と「代償」

私が「おりがみ理論」と呼んでいるものがあります。

おりがみは、表が赤かったら、裏は白いですよね。

つまり、「おりがみが欲しい」と思ったら、表面も裏面も、両方ひきうけることが必要なのです。

「赤い色が好きなので、表面のほうだけおりがみをいただけますか」というのは無理なのです。

それだと、「お金は投資しませんが、リターンだけ欲しいです」と言っているようなものなんですよね。

何かを得ようと思ったら、相応の「代償」は必要なはず。

これと同じで、物ごとを引き受けるためには、良い面と悪い面をそっくり受け入れることが必要になってくるわけですね。

 

「自信がない=悪いこと」は本当なのか?

もし、あなたが、

・自信がない=悪いこと

だと思いこんでいれば、「自信がない自分は、だめな自分だ」と思いこむこととなります。

そうして苦しむ。

でも、それは、自分が「自信がない」という側面に焦点をあてているからなのです。

では、世の中で活躍している人がすべて自信満々でポジティブな人かと言えば、必ずしもそうではありませんよね?

自信がなくても、たとえネガティブであっても、活躍している人はたくさんいます。

そして、あなたができることはたくさんあります。

気づこうとしていないだけかもしれません。

何より大事なのは、あなたがすでに身につけている能力で、周囲の人に役立っているという事実に目を向けることです。

ほかの人ができないことをやっているのです。

そこに光をあててみていただきたいと思っています。

それなのに、今のまま「自信がない自分」に目を向けて生きていくのでしょうか。

それでは、おりがみの裏面だけを見て、「自分には色がないな、、、」と落ち込むだけです。

それとも、「今の自分ができること」を見て生きていくのでしょうか。

おりがみの色がある表面を見つめて、「表面には、自分の色があるじゃないか」という風に思うこともできますよね。

どちらを選んでいきたいのか。

それは、、、突き放すわけではありませんが、「あなたが決めること」です。

 


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「光と影」の光ばかりを求めすぎるデメリット

「自分を受け入れる」というフレーズをよく耳にします。

言葉にするとシンプルなんですが、これが実は、一筋縄ではいかない部分でもあるんですね。

ですから、受け入れることができず、

・自信を持てれば、うまくいくのに

・ポジティブになれば、ハッピーになれるのに

・セルフイメージがあがれば、自己否定がなくなるのに

などと思いながら、そうなれない自分に苦しむというのは、しんどさを感じるもの。

それに、それらを克服したところで、その先に待っているのは、本来の自分の姿ではないのではないでしょうか。

私たちは、「ほかの誰か」になることはできません。

それよりも、どんな状態の自分でも、それが自分自身だと「受け入れる」こと。

それが、自分を肯定するひとつの道です。

 

「ほかの人みたいになろう」とする呪縛から逃れる

世界でひとりしかいない自分。

その自分を、まずは自分が受け入れていきましょう。

・バカげたことを考えている自分も自分

・すごく面倒くさがり屋な自分も自分

・「まあいいか」と思ってしまう自分も自分

そんな自分を認めることからスタートすることです。

かく言う私も、ずっと、

・そんな自分にはなりたくない

・自分に勝ち続けたい

・ほかの人にバカにされたくない

と思い続けてきました。

ですから、英語の勉強をすることやフルマラソンにチャレンジすることで、「足りない自分」を埋めようとしていたのです。

今から考えると、「無理しちゃって、大変だったね・・・あの頃は」と声をかけてあげたくなります(笑)。

そういった自分さえも受け止めることです。

そうしてこそ、セルフイメージが揺れ動いてしまうことが減少し、安定していくものです。

ぜひ、フラットな自分にOKを出してあげましょう。

 

まとめ

喜怒哀楽がある自分も、ビシッと働く自分も、2日酔いになる自分もいる。

そんなときに、「これも自分なんだから、しょうがない」と思えるかどうか。

等身大の自分を認めて、そこからスタートをきってみましょう。

肩に異常に力が入っていた自分も受け入れていくことで、自分のことを好きになることができるようになるもの。

そこからが、あなたの人生を再スタートさせるタイミングになるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、ブログ習慣化セミナーのお申込みページを作成していました。

いやあ、まだまだ時間がかかりますね、、、

さらっとできるようになりたいものです。

これもトレーニングが必要なのでしょうね。(^_^;)

あっ、お申込みページは下記よりお申し込みできます(笑)。

・2019年6月21日
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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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