仕事の習慣

前進感を毎日味わう方法。大きなタスクを遠くに眺めながら、毎日一定の時間を確保する。

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あなたは毎日のタスクを、どのように対処されているでしょうか?

小さなタスクに着実に取り組むことも重要ですが、大きなタスクを少しずつやっていくことも忘れないようにしましょう。

 

「小さなタスク」と「大きなタスク」のバランス

タスクには、大きく分けると

・すぐに取りかかれる小さなタスク

・終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク

の2種類があると思います。

あなたは、どちらのタスクから処理するタイプでしょうか?

もちろん、状況や仕事内容にもよると思いますが、

・すぐに取りかかれる小さなタスク

から手をつけることが多いのではないでしょうか?

ただ、長期視点で考えると

・終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク

に取り組んでおいたほうが、未来のためには良いことが多いはずです。

実際、

・すぐに取りかかれる小さなタスク

ばかりこなしていると積み上がるものが少ないです。

それよりも、あなたが得たい未来につながる重要な活動として、

・終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク

を毎日の計画に入れて少しずつ実行していくこと。

そのほうが、「少なくとも、今日も1日分は前進した」という「前進感」が味わえるものです。

私がいま手がけている執筆プロジェクトに、およそ10万文字の原稿を書く仕事があります。

ブログやメルマガを書きつつ、さらにこれだけのボリュームの文章を書くので、なかなか前進しませんでした。

結果、執筆に半年ほどかかってしまいました。(^_^;)

それでも、その仕事を進める際に心がけたのは、毎日少しずついいので手をつけること。

大きな時間はとれなくても、できるだけ毎日時間を確保することからスタートするようにしたのです。

ただ、そうすると問題が起きました。

「すぐに取りかかれる小さなタスク」が未完了となって積み重なってきたのです。

ストレスに感じることも多いです。

ただ、そうだからといって「すぐに取りかかれる小さなタスク」にばかり手を出していると、今度は重要な「終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク」が手につきません。

結局、さらに大きな未完了とストレスを感じることになるわけです。

ですから、

・終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク

を優先するようにしました。

 


 

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「即レス」の達成感よりも日々の「前進感」を優先

そういうと、

「すぐに取りかかれる小さなタスクは、即リアクションをすればいいのでは?」

と思われるかもしれません。

私も、そういう考え方があるのはわかります。

実際に、私も「即レス」対応をやっていたことがあります。

メールやメッセンジャーがきたら即レスを心がける。

できないときも、「見ました」とだけ送る。

確かに、それができれば理想的でしょう。

ただ、それが本当にできるようになるためには、仕事内容や立場にもよるのですよね。

たとえば、自分だけでは決められないような会社員の立場の方は、そのスタンスを貫き通すのは難しいものです。

何より、「即レス」にこだわると、それができないときの自分にストレスがたまります。

コントロール感もなくなって仕事が反応的になり、受け身のスタンスになるような感覚があるのですね。

それよりもできることは、限られた時間の中でできるだけ質が高いタスクに取り組むことだと考えています。

ですから、たとえ少ない時間であっても毎日、重要なプロジェクトの時間をとり、取り組んでいくスタンスが重要なのだと思うのです。

小説「ロング・グッドバイ」で有名なレイモンド・チャンドラー氏は、そのスタンスをとっています。

村上春樹さんのエッセイにも、

“たとえ一行も書けないにしても、とにかくそのデスクの前に座りなさない、とチャンドラーは言う。とにかくそのデスクの前で、二時間じっとしていなさい、と。
(「村上朝日堂 はいほー! (新潮文庫) 」より)”

とあるんですよね。

そのようにして、のちの波及効果が高まる仕事に優先的に取り組むこと。

それによって、「自分は自分が望む方向の人生に少しずつ近づいている」と思うこと。

その「前進感」が重要だと思うのです。

 


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「小さなタスク」に流されないための3つの対処法

では、「すぐに取りかかれる小さなタスク」に流されずに、重要な活動に向き合っていくためにはどうすればいいのでしょうか。

このようなときは、「すぐに取りかかれる小さなタスク」を優先してしまう気持を考えて、流されないようにする対策をとってみることです。

 

1:未完了タスクをなくしたい

たとえ小さなタスクであっても、それらがたまってくるとストレスを感じます。

すると私たちは「とりあえずタスクのボリュームを減らしたい」と思うものではないでしょうか。

「やることに追われている」という状態は苦痛を感じるもの。

LINEやメッセンジャーなどであっても、未読がたまってくると処理したくなりますし、できるだけそこから早く抜け出したいと思いますよね。
だからといって、その返信ばかりやっていたら、またその返信がやってきてエンドレスになってしまいます。

そういった小さなタスクに対しては、モードをかためて一気に対応するようにしてみましょう。

そうすれば、未完了がたまってきても「あの時間になれば、返信できるから大丈夫」と思えるようになります。

そう思えれば、小さな未完了タスクを待機状態にできるようになります。

 

2:放置したタスクがトラブルになるかもしれない

小さなタスクであっても、放置しておくと火事のように被害を及ぼす可能性があります。

これは、確かにあると思います。

「割れ窓理論」のように、小さなタスクを残しておいたがために、後で大きなトラブルになってしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

その場で対応していれば小さなタスクだったものが、時間がたつにつれて大きなタスクになってしまうのは避けたいことですよね。

大きなタスクは、消防署の仕事でいえば消火活動。

今すぐに対処しなければならない緊急かつ重要な仕事です。

では対策はといえば、それは防災活動です。

そもそも家事が起きないような仕組みをつくるようにしてみましょう。

すべての仕事が緊急なわけではありません。

自分が出席していた会議の議事録や社内報告のメールなどは、今すぐ見なくてもトラブルにはならないでしょう。

それよりも、大きなタスクを優先することで、小さなタスクが増殖しないように考えていきましょう。

 

3:時間がかかるタスクが面倒くさい

当然のことながら「終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク」は時間がかかります。

ということは、面倒くさいわけです。

すぐに達成感を味わえないので、取りかかる気がおきないのですね。

確かに、小さなタスクはすぐに終わりますし、終われば達成感を味わえます。

もちろん、やらなくてもいいと言っているわけではありません。

ただ、目の前にある短期的な仕事ばかりを優先して達成感を味わっているばかりでは、大きなプロジェクトを成し遂げることはできないでしょう。

今では大きな成果を残している人でも、偉業を成しとげるためにやっていたのは「終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク」に取り組むこと。

毎日の時間の中から、長期プロジェクトへの時間を割り当てているものです。

 

まとめ

小さなタスクに手をつけていると「やっている感」は出ます。

ただ、そればかりだと積み上げる仕事にはつながらないので、後でふり返ってみると「あれ、結局何をやっていたんだっけ・・・」となってしまうんですよね。

一方で、「終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク」を優先できる人は「前進感」を大事にします。

派手さはなく、一見地味なのですが、ルーティンを確実にやり遂げます。

自己投資のインプットも継続していますし、セミナーや講演などのアウトプットも継続しています。

そうして、周りから徐々に認められる様になっていくのです。

あなたが、もしも小さなタスクばかりやっていて「前進感」を味わっていないようなら、大きなタスクに取り組んでみてはいかがでしょうか。

「終わるまでに数ヶ月かかる大きなタスク」に対して地道な継続をしていくと、小さなタスクでは得られない大きな成果をもたらしてくれるのようになるものです。

 


 

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■編集後記

昨日は、早朝からコーチングセッションを3件。

・体力向上のための運動の習慣化

・怒りやイライラをどうやめるか

・やりたいことがいつの間にかTo Doに変わってしまっていると気づいたときの対処法

など、どれも興味深いテーマで、熱い時間でした。(^_^)

午後は台風対策。

前日から泊まりにきていた妻の両親と6人で台風をやり過ごしつつ、ブログや新しいデザインの名刺を発注したりしていました。


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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