モチベーションの習慣 質問の習慣

失敗を自己否定と切り離す方法。成果に必要な失敗というスパイス。

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トライアスロンのレースで、またもや「失敗」をしまいました。(^_^;)

この「失敗」を、単なる「失敗」にしないようにするために、「失敗」をとらえ直してみました。

もし、あなたが「失敗する自分はだめだ」と思ったことがあるなら、ぜひ読んでいただきたい記事です。

 

「東京都トライアスロン渡良瀬大会」での「失敗」

昨日は、2019東京都トライアスロン渡良瀬大会に参加しました。

トライアスロンのシーズンに入って初めてのレース。

心配されていた天気も回復して、むしろ暑いくらいでした。

実は「東京都トライアスロン渡良瀬大会」には、昨年もエントリーしていました。

しかし、レース前の柴又ウルトラマラソンのときに熱中症になり入院。。。

医師から「1ヶ月は激しい運動はせずに安静にすごしてくださいね」と笑顔で言われたため、残念ながらレースはDNF(Do Not Start)。

さらに、今回は一番トレーニングしてきたスイムで、タイムをなんとか30分台(まったく速くはないのですが・笑)にして、スイムの自己ベスト更新を目指していました。

そのため、

・今年初のレースであり

・初めてのコースであり

・スイムで初の30分台を目指す

という意味合いを持つレースだったのです。

さて、その結果は、、、

、、、

、、、

、、、

スイム400メートル付近でリタイア・・・でした。(T_T)

昨年の日産カップ同様にスイムでリタイアです、、、

第31回 NISSAN CUP 神奈川トライアスロン大会でリタイア。敗戦から見えてくる「けいけんち」の大切さ。

 

・2万円弱のエントリーフィーを支払い

・往復で2,000円近く交通費をかけて

・早起きして2時間かけて渡良瀬遊水地まできて

・先約を調整してオープンウォーターでも練習もして

湘南でオープンウォーターのスイム練習。穏やな海で泳ぎやすい。

 

それなのに、たった15分程度でリタイアしてしまったんですね、、、

これだけの時間・お金・労力をかけて、自分のロードバイクを自宅から渡良瀬遊水地まで往復させただけです。

完全な「失敗」です。

 

リタイアしたあとの質問は「次はどうすればいい?」

しかし、今回は、前回の日産カップのときのように、涙が出ることはありませんでした。

もちろん、心から悔しいと思いましたし、自分に憤りを感じましたし、恥ずかしい気持でいっぱいでした。

「もうちょっとできたのでは」という自己否定と後悔の感情に、まみれていました。

心理を扱うプロコーチの仕事をしながら情けないことでしが、本当なので仕方がありません。(^_^;)

ただ、リタイアして、一生懸命スイムを力泳しているほかの選手を見ながら考えていたのは、

「次はどうすればいい?」

という質問だったのです。

 


 

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脳は「失敗」のイメージを強く記憶する

私たちの脳は、

・「失敗」から学習する

という機能を持っています。

成功したことよりも、「失敗」したことを強く記憶しておくんですね。

コーチングのクライアントさんにも多いのですが、成功体験よりも、「失敗」体験を覚えていて、「私は失敗ばかりで・・・」と言われることがあります。

ですが、「それでも、今までにできた小さな成功体験がありますよね?ぜひ聞かせてもらえますか?」と質問すると、出るわ出るわ。

クライアントさんの成功体験は、すばらしいものが多いんです、たいていは。

はっきり言って「あのー、私(伊藤)よりよっぽどすごい成功体験をお持ちなんですけど、、、」という感じなんですよね(笑)。

でも、ご本人にとっての記憶なので、それもまた確かな記憶。

それくらい、「失敗」の記憶というのは強いものなんです。

あなたも、そういった記憶があるかもしれません。

 

受験の過去問はいつ解くのがベストなのか?

これは、受験時代を思い出していただければわかりやすいです。

たとえば、あなたが受験生で、第1志望の過去問を解くシチュエーションだとします。

ですから前提は、

・「まったく知識ゼロ」ではなく、「ある程度、当該分野を学んだ状態」

ですね。

そのとき、以下の2つの学習方法があるとしましょう。

(1)知識をさらに学んでから、12月くらいに本番直前の力試しとして過去問を解く

(2)ひと通り学んだら8月の時点で過去問を解いて、間違えたところを重点的に復習する

2つのうち、どちらのほうが得点力アップが速いと思いますか?

そう、これは、脳の仕組みとしては、(2)のほうが学習スピードが速まるのですね。

 

「失敗」がインプットの意識を高める

つまり、

・さらなるインプット→過去問

ではなく、

・過去問→間違える→解法をインプットする

という方式のほうが、「失敗」の記憶があるので、知識の定着がスピードアップするわけです。

私たちが、過去の「失敗」を覚えているのと同じように、学習でも「失敗」を記憶するのですね。

すると私たちの脳は、「次は間違えないようにしよう」となり、インプットの意識が高まるという流れです。

 


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「失敗」と「意思決定」はコンビである

「失敗」と「意思決定」は、コンビのようなものです。

漫才コンビでいえば、「ボケ」と「ツッコミ」の役割があるように、「失敗」と「意思決定」セットなのです。

たとえば、あなたが、「新しいラーメン屋さんに入る」という意思決定をしたとします。

でも、新しいラーメン屋さんの味はあなたに合わなかったとしましょう。

すると、「いつものお店のほうがおいしかった、、、」という「失敗」だと、とらえると思います。

いつものラーメン屋に入っておけば、「失敗」しなくてすんだわけですから。

このように、「意思決定」をすれば、「失敗」の確率が多くなるわけです。

ただ、このときに罠にはまらないでいただきたいのは、

・「失敗」=「自分の能力」

と結びつけてしまうトラップです。

「失敗」というのは、あくまで「当初の期待通りにならなかった」という「状態」を表現しているだけ。

あなたの実力や能力とは、ほとんど関係がないのです。

それよりも、重要なのは、

・あなたが「意思決定をして、新しい行動を起こした」という事実

のほうです。

 

改善する必要があるのは「行動」だけ

結果が生まれるプロセスは、

・意思決定→行動→結果

ですよね。

つまり、あなたの「意思決定」が「行動」を生んで、「行動」が「結果」という状態をつくります。

ですから、「失敗」という状態は、「行動」と結びつけなければいけないわけです。

たとえば、「運動しようと思ったのに、サボってしまった」としましょう。

そのときに、

・私は面倒くさがりやだから

と反省するのはNGです。

そうではなく、

・運動したくなるような工夫を考えられなかったのはNG行動だ

だと気づくことが大事です。

また、「ダイエットしようと思ったのに体重が増えてしまっている」状態だとしたら、

・空腹をがまんできない自分の意志が弱い

と思うのではなく、

・飲み会で飲みすぎて、ついおつまみを食べすぎてしまうという行動は、ダイエットに効果的ではない

と気づくことが大切なのですね。

そこに気づいて改善していけばいいのです。

ですから、改善する部分は、

・あなたの能力

ではなく、

・あなたの行動

なんですね。

その改善するための気づきを起こすのは、

・一見「失敗」に見える現実のフィードバック

なんです。

そして重要なのは、その事実に対して、

「次はどうすればいい?」

という質問に答えることです。

 

「失敗」という名のスパイスを手に入れよう

重要なことなので、もう一度書かせていただきますね。

・「失敗」=「自分の能力」

ととらえるのはやめましょう。

行動とあなたの能力は、イコールではありません。

行動から生まれた「失敗」と言いたくなる状態で、自己否定をしないようにしましょう。

重要なのは、

「次はどうすればいい?」

という問いだけです。

その質問をするためには、「失敗」というフィードバックが必要です。

ですから、料理でいえば、「期待した通りの成果」のために、

・「失敗」というスパイスが必要だ

ということです。

おいしい「成果」を手に入れるために、「失敗」という名の刺激を取りにいきましょう。

ただし、トライアスロンのリタイアは、精神的ダメージと金銭的ダメージが大きくて刺激が強すぎるので、違うスパイスがおすすめです、、、(^_^;)

 


 

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■編集後記

昨日は、「2019東京都トライアスロン渡良瀬大会」の参加。

、、、でしたが、記事の通りスイムでリタイア。(T_T)

イチから出直します。

13時までバイクがトランジションから出せなかったので、そのまま応援にかけつけてくれた家族と渡良瀬遊水地の自然を満喫。

自然のパワーに、リタイアのダメージを軽減してもらいました。


 

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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