コミュニケーションの習慣

目標設定したのに動けないときは「ゴールを達成したら、自分が手にするものは何か?」を考えてみましょう。

投稿日:2016/11/08


目標やゴールを設定しても、うまく動けないときがありますよね。

その理由は、ゴールのその先に得られるものをイメージしきれていないことにあります。

33b754e3a8c78d936beee2921186bd0f_s

 

スポンサーリンク

 

コーチングセッションが迷走する理由

コーチングセッションでは、クライアントと一緒に少し先の未来を見にいき、そこから目標を設定します。

たどり着きたいゴールをイメージして、現状からギャップを探り、行動するための約束を共有するのです。

コーチとクライアントがゴールを共有できれば、そこからコーチングがスタートします。

まさに、ゴールに向けてマラソンを一緒に走りだすようなイメージですね。

・・・といっても、それで順調にするするっと坂をかけ上がるクライアントは、残念ながらあまりいません(私自身も含めて、、、)。

クライアントが口頭で話したほどには本気になっていなかったり、目標に情熱が紐づいていないと、迷走状態となります。

さて、このようなケースで欠けているものは何でしょうか?

たいていの場合、クライアントにとってもっとも大事なことが抜け落ちているのです。

 

クライアントが本当に得たいものは目標の先にある

クライアントの最大の関心ごと。

それは、はっきりいってしまうと本質は「クライアントご自身にかかわることだけ」です。

つまり、すべては自分が幸せになることだけに興味関心があるわけです。

そして、あえて言うのですが、それでOKなのですよね。

人は、まずは自分に対して本気でハッピーになろうとすることで変わるからです。

ですから、私はコーチングでも、セミナーでも尋ねていることがあります。

それは、

「そのゴールを達成したとき、あなたが手にするものは何ですか?」

ということです。

要は、クライアントが描いている目標をクリアしたら、そのあとにクライアント自身が得るものをきくのですね。

それが重要です。

ただし、クライアントが得たいものがわかったとしても、クライアントの現状とはギャップがあるケースがほとんどだということです。

たとえば、会社や組織では目標やノルマがありますよね。

本人は組織の目標としてまじめにとらえてはいるのですが、いまいち力が入りません。

多くのケースで目標が未達になるのは、ここがポイントです。

そのゴールの先に、その目標を達成したときに「本人が何を得られるのか?」が見えていないことが理由です。

パーソナルコーチングも同じです。

クライアント候補のかたが持ってくる目標は、一見もっともらしいものです。

しかし、クライアントが「本当に得たいもの」は、実は目標の先にあるのです。

そのことに、本人さえ気づいていないケースも多いです。

そこを見誤ってしまうと、クライアントとの伴走が迷走してしまいます。

ですから、何度も「そのゴールを達成したとき、あなたが手にするものは何ですか?」ということを尋ねるのです。

 

ゴールを達成したときにあなたが得たいものは何でしょうか?

「そのゴールを達成したとき、あなたが手にするものは何ですか?」という問いに対する答えを明確にしないまま目標設定やアクションプランをたてても、なかなかゴールには到達しません。

仮にクライアントが動いたとしても、情熱をかたむけるまでにはいたらないでしょう。

大事なのは、クライアントが「頭」で動くのではなく、「感情」から動くことです。

ですから、ゴールシーンをイメージしてもらったり、VAKを描いてもらったりして、感情を動かしていただくわけですね。

スポーツ選手をコーチングしている海外のコーチの本に書かれていたのですが、オリンピックで本当にメダルをとれる選手は、この「そのゴールを達成したとき、あなたが手にするものは何ですか?」という質問に即答できるそうです。

「そのゴールを達成したとき、あなたが手にするものは何ですか?」という問いに対する答えを体で理解できると、トレーニングへのスタンスやトレーニングの質も変わるのでしょう。

それくらい、「そのゴールを達成したとき、あなたが手にするものは何ですか?」という質問はパワフルなのです。

もし、あなたが、「目標はたてているのだけれど、いまいち力が入らない・・・」と感じているならば、ぜひ「そのゴールを達成したとき、私が手にするものは何だろう?」という問いをご自身に投げかけてみることをおすすめいたします。

何度も、何度も、何度も。(^_^)

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、会社の仕事終わりに習慣化専門学校の仕事と、現在進行中の法人向けのプロジェクトのフォロー。

サポートメールを書いていると、フロー状態に入ります。

「書く」という自分欲求にも触れていますし、「サポートする」という欲求ににふれているからでしょう。

熱中できる仕事というのは、時間を忘れてしまいますね。(^_^)

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-コミュニケーションの習慣

執筆者:

関連記事

コミュニケーション上達の秘訣は「MoreとLess」の欲求の違いを知ること

あなたのコミュニケーションの質を、確実に高める方法があります。 そのためには、あなたと相手の「MoreとLessのコミュニケーション」のズレを認識するところからスタートしましょう。   コミ …

1人3役を演じる。自分の夢を3人の視点で現実的な一歩を踏み出そう。

高校生がバックパッカーとして世界一周をする。 私が高校生の頃だったら考えもつかないようなことをやってのけた男子高校生の講演を聞きました。 私たち大人も、できることはたくさんあります。   ス …

セルフコーチングをシンプルにおこなう方法

「初心者向けにセルフコーチングのやり方を教えていただけませんか?」という依頼を受けました。 何度かご質問をいただく機会があるので記事にしてみます。   「セルフコーチング」とは何か 「セルフ …

「アメとムチ」はもう古い?ワンランク上の「アメとアメなし」コミュニケーションで考えよう!

  こんにちは! 銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。 昨日の記事でご紹介したこちらの本。 【本日のお勧め本】 メリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書 …

対面セッションの場所をどうするか?より良い対話にするための演出を考えよう。

コーチングを習いたての友人に、対面セッションを行う場所について質問を受けました。 私の考えと経験を記事にします。   スポンサーリンク   対面セッションに困るケースは意外と多い …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。