コミュニケーションの習慣

映画「Ray/レイ」で強烈に残ったシーン。窓辺に羽ばたくハチドリの音をききとるまで聴力を鍛える。

投稿日:2016/02/25


人間は、本来持っている能力のほとんどを引き出せていない、とは、よく言われることですよね。

本来の「聴力」の能力を引き出したいと思える映画を観ました。

flight-963250_640

 

スポンサーリンク

 

映画「Ray/レイ」を鑑賞して印象に残った強烈なシーン

少し前の話になりますが、ずっと観たかった映画「Ray/レイ」を観ることができました。

「Ray/レイ」は、ミュージシャンの故レイ・チャールズの伝記映画です。

映画のストーリーはさておき、話題になっていた印象的なシーンを観ることができました。

それは、レイ・チャールズが将来の奥様とのデートのシーン。

レストランで食事をしています。

当時すでに失明していました。

2人の会話の中で、レイがおもむろに彼女に伝えます。

「いま、ハチドリがとまったね?」

彼女には、なんのことだかわかりません。

しかし、カメラがレストランの窓際をうつすと、窓ガラスにハチドリがとまっていたのです。

レイ・チャールズは視力を失ってしまいましたが、その代わりに、超一流の「聴力」という能力を手に入れていたのです。

ほかの人が聞こえない音がきこえているのです。

 

コーチはクライアントの話を「傾聴」以上のレベルでききとることが必要

これは、まさにコーチングの「傾聴」と同じです。

コーチはクライアントの発する言葉を注意深くききます。

発言の内容をききとるのはもちろんなのですが、ただきくだけでは「傾聴」です。

普通なら、「傾聴」でもよくきいているレベルでしょう。

しかし、コーチングにとって重要なのは、もっと深いレベルでクライアントの話をききとることです。

要は、話の根底にある不安や悩みのトーンをききとることもコーチには求められるのです。

たとえば、クライアントがコーチに隠している情報が話や表情から読み取れたら、コーチは鋭くききとる必要があるのです。

クライアントは、自分に都合の悪いことをコーチに隠すときもあります(意図的ではないにしろ)。

または、自分の可能性に制限をかけたり、できない理由をあげたり、無意識のうちにブレーキをかけていることも多いのです。

そのような、「声なき声」をききとる必要があるわけです。

 

「きく力」を鍛えて、話している人の「声なき声」をききとってみよう

コーチは、同時にさまざまな領域で話をききます。

現在、クライアントが、

・どの程度好調なのか?
・どこでバランスを見失っているのか?
・どのプロセスでとまっているのか?

ということに注意してきくのです。

つまり、コーチは、それくらいに「聴力」を鍛える必要があります。

いや、耳が本来持っている「ききとる力」を引き出してあげなくては、一流のコーチには近づけないのですね。

私は、レイ・チャールズのように、窓辺にとまったハチドリの音がきこえるレベルまで、「ききとる力」を鍛えたいと思います。

簡単なトレーニングがあります。

それは、電車にのったときに目を閉じてみる。

電車の中での会話で、会話している人たちが、

・どのような関係性か?
・どのような感情を持っているか?
・年齢はどのくらいか?

など、ききとってみることです。

ある程度予想ができたら、目をあけて、答え合わせをしてみる。

これが当たるようになれば、上司や部下、大切な人の「声なき声」がきこえてくるようになるかもしれませんよ。

ぜひ、おためしくださいね。(^_^)

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

珍しく、社外の友人から電話がかかってきました。

話題は多岐に渡ったのですが、話をしているうちに、私のビジネスに対する大きな気づきをえました。

言語化能力が高い人というのは、「モヤモヤしていることをビシッとした言葉にできる人」ですね。

うらやましいです。(^_^)

【お知らせ】
2016年3月9日(水)【第18回】朝2時間の自由時間を生み出す!早起き習慣化セミナー

【第18回】朝2時間の自由時間を生み出す! 早起き習慣化セミナー 2016年3月9日 – こくちーずプロ(告知’sプロ)

【モニター募集中!】
皇居ラン&コーチング!

「皇居ラン&コーチング」サービス | 【良習慣の力!】ブログ

【募集中!】「100人コーチング」のお申し込みはこちらから!

【無料】100人コーチングのご案内 | 【良習慣の力!】ブログ

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-コミュニケーションの習慣

執筆者:

関連記事

コーチを選ぶ際の私の3つの基準。コーチもマイコーチを雇うべきか?

コーチング業界では、コーチがマイコーチを雇うことが多いです。 私も肯定派なので、その理由を記事にしてみました。   スポンサーリンク   コーチ自身にマイコーチは必要か 先日、遠方 …

コーチは、クライアントの不測の事態にどう対処すれば良い?課題を捉えるレイヤーを変える重要性。

先日、おかげさまで、コーチングセッションの累計が100回を超えました! 銀座コーチングスクールの認定コーチになって以来、セッションの100回超えは、まず最初にクリアしたい目標だったので、非常に嬉しいで …

ゴールに向かうための「数値目標」+「得たい感情」にリアリティーを持たせる3つの方法。

ゴールを目指すためには、数値目標だけではなかなか人は動けません。 やればいいことは、頭ではわかっているけれども、行動に転化できないのです。 ですから、「人の感情」というパワーを使っていきましょう。 & …

コーチングの「きく」にあてる漢字はどれ?聞く、聴く、訊く、利く、効く。

はじめてコーチングを学んだとき、コーチングにおける「聞く」は、「聴く」だと教えてもらいました。 「聴く」は、「傾聴」ですから、より深く聞きとるニュアンスです。 しかし、私の「聴く」という概念にパラダイ …

「何が言いたいの?」と言われないための結論優先型テンプレート「PREP」とは?

「何を伝えたいのかわからない」 「結局何がいいたいの?」 そう言われないためにはどうすればいいのでしょうか? 解決策はテンプレートを活用することです。   ブログ執筆に有効な「テンプレート」 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。