コミュニケーションの習慣

自分のスキル・能力を高める目標は、現在の自分を基準にしない。

投稿日:2017/01/03


イメージしただけで思わずワクワクしてしまう目標とはどのようなものでしょうか?

それは、自分の内側から湧き上がってきた「想い」をともなうものであり、「現在の自分」を棚上げした目標でしょう。

 

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自分の能力を高めてくれる目標とは?

現時点での自分では難しいけれども、努力を続ければ決して不可能ではないこと。

絶対にできるかどうかはわからないけれども、「自分が達成できたらすごいなぁ」と思えるようなこと。

ゴール達成の瞬間をイメージすると自然に胸のあたりが熱くなってしまうようなこと。

そのような目標を思い描いて、実現に向けて行動をしていこうと、常に自分の能力を高めていこうとする人が、目標をクリアしていくのだと感じています。

「こんな大それた目標、自分には到底できないだろう」と思ってしまう人は、ご自身のことを過小評価してしまう傾向にあるのかもしれません。

でも、自分の限界を決めているのは、たいていの場合、自分自身なのですよね。

また、つい「現在の自分」を基準にしてしまうのですが、目標は少し先の未来にあるはずですから、「未来の自分」に合わせて目標設定することを忘れたくないものです。

 

今の自分の能力をあえて棚上げした目標を設定する

目標をつくり、追い求めていく中で、自分の能力が最大化され、成長していくプロセス。

そこには、まずは大きな目標を設定することが重要でしょう。

ポイントは、「今の自分の実力や能力は棚上げする」ということです。

たとえば、私が5年以上も前に「トライアスロンをやってみたい」という目標ができました。

それは、本田直之さんの本を読んで、体の内側から湧き上がってくるものでした。

そのときの現状をお話しすると、

・スイムはカナヅチ(25メートル泳ぐことも怪しい)
・バイクは持っていない(すぐに買えるほど資金があるわけでもない・・・)
・マラソンの経験もない(短距離のほうが好き)
・会社員で小遣い制(ウェトスーツなどのコストが出せない)

でした。

いま考えても恐ろしいくらいに「無い無いづくし」ですね。(笑)

ですから、「トライアスロンをやってみたい!」と言ったものの、家族は信じられなかったでしょうし、私自身も本音では信じられていなかったと思います。

 

目標は逃げないからこそ、ベビーステップで近づいていく

けれども、不思議とその後も「トライアスロンを完走できたら良いなぁ」という想いが消えなかったので、ベビーステップで前進していくことにしました。

まずはハーフマラソンからはじまり、フルマラソンへエントリー。

スイムはTIスイムにトレーニングに行きつつも途中で停滞して、まったく上達しないまま、プールで何度も足をつきながらアクアスロンを完走(ほとんどビリでした・・・)。

妻にようやくバイクを買ってもらえることになり、昭和記念公園のスプリントディスタンスに出場。

5年目にしてようやく、スイムが200メートル泳げるようになり(師匠と一緒に行ったプールではじめて200メートルを泳いだ)、1,500メートルをなんとか完泳。

そのようにして、ようやく今年の6月にオリンピックディスタンスを完走することができました。

私の友人たちは、3ヶ月や半年でトライアスロンデビューしていますが、私は5年。。。

どれだけ実力や覚悟などが不足していたのかお分かりになっていただけるかと思います。(^_^;)

それでも、「想い」だけは消えませんでした。

「トライアスロンを完走する」という目標は私から逃げず、私が遠くから少しずつ近づいていったのです。

それは、本を読んでいてふっと湧きあがってきた「想い」であり、目標であったわけですが、それは内側からやってきた欲求だったのですね。

そして、その当時の私には「自分の実力を棚上げした」実現不可能な目標でしたが、その目標を忘れなかったことにより、なんとか達成できたのだと思っています。

あなたの目標も、今のあなたが思い込みや現実を捨てて、自分の欲求に素直になったときに気づいてくれるのを待っているかもしれません。

 

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■編集後記

昨日は、目標設定のセミナーに参加。

お正月真ん中の1月2日という日程ながら、40人も参加者がいました。

後半2時間はみっちり目標を紙に書きなぐる時間を天引き。
(この時間がなかなかとれないので、それだけでも価値があります。)

大阪の友人にも再会することができて、充実の時間となりました。

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