思考の習慣

「何でも自分の責任にする」を手放す。全身治療ではなく部分治療の視点を取り入れる。

投稿日:2017/12/07


ほかの人や環境のせいにするのではなく、自分の思考や行動を変えていくことが大切だと思っています。

しかし、それがいきすぎて自分を責めるのは避けましょう。

 

スポンサーリンク


 

「内部要因思考」と「外部要因思考」

思考習慣を改善する中で、私がもっとも大きな変化があった思考があります。

それは、「外部要因思考」だった私の考え方を、「内部要因思考」に変えていったことです。

どういうことかというと、何かうまくいかなかったことがあった際に、その原因を外部要因(たとえばほかの人や環境)のせいにするのではなく、「内部=自分」の責任だと考える、ということです。
 
うまくいかない課題を解消するために、「自分は何を変えられるのか?」ということを考え、具体策を見つけだしていくように考えていくことが「内部要因思考」です。

そのような工夫や具体策が、思考の資産となるのですね。

イマージとしては、たとえば、私が飲食店をオープンしたとします。

しかし、オープン当日から1週間ずっと台風になってしまい、お客さまがずっとゼロだとしましょう。

せっかくお店を開いたのに、かなりの打撃ですよね。(^_^;)

その際に、「台風だからお客さんがこなくてもしかたないか」とか、「なんでずっと台風なんてくるんだ!」と怒ってしまう。

これは外部要因思考です。

一方、内部要因思考ができるようになると「ずっと台風だけれど、天気が回復したらお店にきてもらえるようにメルマガを発行しよう」とか、「ぜめてご近所にポスティングをしておこう」といった行動をとることができる。

そのような思考が、「内部要因思考」です。

「内部要因思考」で考えるクセがつくと、ほかの人にふり回されることが減りますし、工夫を考える視点によって成長できるようになるのです。

 

「自分の責任」だと追い込みすぎない

「ほかの人のせいにしてはいけない」。

私たちはそのように言われたことがありますよね。

ただ、頭ではわかっていながら、ついほかの人や環境に責任を求めてしまうものです。

その要因を追っていくと、結局は自分の弱さから逃げようとしていることなのではないでしょうか。

要は、心のどこかで自分に自信を持てず、大きく見せようとしなければならないという思いがある、ということです。

何かうまくいかないときの「内部要因思考」であれば、すべての課題は自分が引き起こしているものだという立場から考えていくと書きました。

ですので、自分の弱さや間違いを受けとめるところからスタートすること大切です。

ただ、これがいきすぎることには注意しなければなりません。

うまくいかないときは、自分のささいな部分が問題なだけなのに、自分のすべてがだめだと思ってしまうものなのです。

もちろん、自分がやってしまったミスは自分の責任です。

ただ、自分が悪いと考えすぎるのも考えものだということです。

どういうことかというと、「何でも自分の責任にしすぎてしまう」と、今度は、

・失敗した自分価値がない人間だ
・うまくいかない自分は能力が低いのだ
・まだまだ努力がたりないのではないか

という思考になっていきます。

こうなると、うまくいかないことを自分の能力不足や努力不足といったように、自分全体の問題としてしまうのです。

 

全体治療ではなく、部分治療をすればいい

では、それを避けるためにはどのように考えればいいのでしょうか?

それは、「自分」というような大きなチャンク(かたまり)で考えるのではなく、「自分の部分」で考えてみる、ということです。

要は、「自分が悪い」とざっくりと全体でとらえるのではなく、「自分のどの部分を改善していけばいいのだろう?」という部分に焦点をあてる、ということです。

これは、まじめな人ほど(私のように・笑)、失敗によって人格までが否定されてしまったかのようにとらえてしまうのですね。

そうして、必要以上に自分を責めてしまい、悩みを大きくしてしまう傾向にあるのです。

イメージとしては、足を痛めただけなのに、全身を治療しようとするようなものです。

そこまで必要なわけではないのにもかかわらず、自分が悪いと考えすぎると、全身を痛めたように考えてしまうわけです。

すると必要のない部分まで治療するので治療代が余計にかかりますし、治療までの時間がかかるでしょう。

ですから、重要なことは、自分のすべてを直すことではなく、自分が失敗しがちな部分を特定し、その特定箇所を修正することに意識を向けるようにすることです。

そこを特定してから、「では、どのように改善していけばいいのか」と考えること。

すると具体的な方向性が見えてきて、自分をより成長させる方法がわかってくるはずです。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、コーチングセッションが2件でした。

平日夜にコーチングが2件入ると喜びも2倍で(笑)、充実した日となりますね。

2回目のセッションは体験セッションのためにわざわざ横浜からお越しくださり、さらにうれしい時間となりました。

セッションではクライアントさんの大きなビジョンを聞くことができ、私も身体がビリビリしびれる感じに。

その後ご契約をいただき、継続でご支援させていただくことを決断していただきました。

Kさん、これから宜しくお願いいたします!(^_^)

【募集中】
■12月14日(木)19:30〜21:30:「やりたいことリスト100」をつくるセミナー 〜やりたいことで毎日が満たされる〜

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
ひとり複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひ!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!
https://55auto.biz/ryoushuukan/touroku/entryform3.htm;;




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

意志をともなった「すぐやる行動」が、プラスの好循環サイクルを生み出す。

行動を変えるために重要なのはなんといっても思考です。 その思考は、プラスのエネルギーを持っていることが重要なのです。   スポンサーリンク   「信頼される人」になるために意識する …

現状を根本から変えるための「自動思考」を上書きする習慣

「以前と言ってることが違ってませんか?」 こう言われたら、あなたはどう感じるでしょうか。 以前の私はうろたえていましたが、今の私はむしろよろこぶようになりました。 その変化の理由を記事にしました。 & …

悩みを成長に変える3つのアプローチ

「悩み」は遠ざけたいものですよね。 ただ、扱い方次第では、成長につなげることができると思っています。   「悩み」を避けたい 「悩み」や悩むこと。 あまり浸りたくない状態ですよね。 できれば …

ぼくの失敗談。トラブルのときこそ「できない理由」ではなく「できる理由」を探しだす!

こんにちは、伊藤です。 「できない理由」を考えるのではなく、「どうしたらできるか?」を考える。 大切な考え方ですよね。 本日は、ぼくの失敗談をお伝えいたします(汗)。     「伸 …

ほかの人に期待しすぎるのはNG。忘れてはいけない「自分で選択した」という視点。

コーチやコンサルタントの強いセールス文を読んでいると、まるで「あなたに魔法をかけます!」といったような感覚になることがあります。(^_^;) ただ、どれほど優秀なコーチやコンサルタントをつけても、最終 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。