セミナーの習慣

あなたのセミナーが変わる!ストーリー性を持ったセミナーをつくる方法

投稿日:2015/05/12


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「セミナーには入口と出口がある」とは、「セミナーづくり研究家」である野津氏の言葉。

11年間で2600回以上もセミナーを開催してきたセミナーのプロフェッショナルから、その極意を学びましょう。

 

 

 

流れの良いセミナーはストーリーがある

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私は、会社員として働くかたわら、週末起業家としてセミナー講師を12回開催(招聘開催も含む)してきました。

自分でセミナーを開催するようになると、気になるのは他の講師の方のセミナーのつくり方です。
また、どのようなセミナーが「良いセミナーなのか?」ということに興味が出てくるようになっています。

そのようなときに偶然、書店で本書を見つけました。
まさに「カラーバス効果」ですね。(笑)

本書には、流れの良いセミナーにはストーリー性があるとあります。
確かに、ストーリー性は、プレゼンテーションやセールス等、人をひきつけるためは欠かせない要素ですよね。

では、セミナーにストーリー性を持たせるためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

 

セミナー構成に起承転結を持たせる

セミナーにストーリー性を持たせるポイントとは何か?

その基本は、「起承転結」です。

あまりにベーシックなことに思えるかもしれません。
しかし、著者の野津さんは、年間100本ものセミナーをつくる際に、今でも起承転結を欠かさないそうです。

「セミナーにおける起承転結とはどのようなものなのか」について、見ていきましょう。

 

1 セミナーの「起」

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「起」は問題提起です。(P119)

 

ご受講者の方たちは、貴重な時間とお金を投資して参加しています。
その対象の方たちにセミナーを開催するわけですから、ご受講者の方がどのようなことに困っているのか、相手の目線で考えることが必要なのです。

難しいようでしたら、冒頭に、

「困っていることはどのようなことですか?」
「何を解決したくていらしたのでしょうか?」
「セミナーで何を持ち帰りたいですか?」

と質問してみれば良いでしょう。
ご受講者の方も目的がフォーカスされるので、インプットの質が高まります

 

2 セミナーの「承」

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「承」は、「起」を受けて発展させるという意味ですので、ここでは「起」で挙げた課題や悩みが起きている原因を書いていきます。(P120)

 

要は、課題や悩みが発生している背景や理由を探っていくのです。
「承」で背景を聞くと、ご受講者の方は、原因を把握できたり、他の人も同じようなことで悩んでいるのだ、ということに気づきます。

「起」で問題提起をおこなって「承」で原因をつきとめられた、という部分の確認ができれば、導入部分は成功です。

 

3 セミナーの「転」

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「転」は、セミナーの核に当たる部分となります。(P121)

 

情報やノウハウを提供する部分です。

・このポイントに注意して改善すれば、あなたはより良く変化できます
・ここを変えれば、あなたのボトルネックは解消できます
・あなたの理想の状態にあと一歩近づくためにできるテクニックをご紹介いたします

といったような具体的なやり方をお伝えします。
セミナーのポイントとなるため、特に力を入れるべき部分です。

 

4 セミナーの「結」

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「結」は、「転」を受け全体を収束していくという意味なので、「転」で提供されたものを実行することや知ることで、どんな結果が訪れるのかに当たります。(P121)

 

つまり、「解決すると、あなたにこのような良い影響や良い効果がありますよ。」ということですね。

以前の記事にも書きましたが、ご受講者の方が欲しいのは、商品やサービスそのものではありません。
その商品やサービスを得た結果、「自分の人生が、受講前に比べてより良いものになる」という欲求を満たす必要があるのです。

ですから、解決方法やヒントを得たセミナーの後に、どのような未来が待っているのかをイメージできるくらいの状態でセミナーをクロージングすることが重要です。

「ガリバートンネル理論」とは、いったいどのような理論なのでしょうか? | 【良習慣の力!】ブログ

 

あなたのコンテンツに起承転結を持ち込もう

 

まとめると、

1 起:課題や悩み
2 承:課題や悩みが起こっている背景および理由
3 転:それを解決するための方法
4 結:解決した結果何を手に入れられるのか

という流れをつくることが大切だということですね。

私がまさに当てはまってしまっていましたが、、、コンテンツ提供側にまわってみると、つい情報やノウハウをできるだけたくさん提供したくなるものです。

ただ、そればかりをやりすぎるとセミナー全体の流れや本当に伝えたいメッセージが分かりづらくなってしまうというリスクがあるのです。

たくさんの話題があちこちに飛んでしまうよりは、セミナー全体にストーリー性を持たせて情報を絞って理解度を深める方が良いでしょう。
結果として、ご受講者さんの満足度も高まるのです。

結局、人の感情は、ストーリーに弱いものです。

また、今回の記事を書いていて気づいたのですが、この構成は、セミナーだけでなく、ブログやプレゼンテーションといったあなたのコンテンツにも利用できる流れですよね。

このように「起承転結を意識する」ことで、あなたのブログやプレゼンテーションは、グッと引き締まるのではないでしょうか?
ぜひ、ストーリーを意識した構成でコンテンツをつくってみましょう

あなたは、どのようなストーリーでご自身のコンテンツを語りますか?

 

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【編集後記】

大阪セミナーに向けて、主催者であり同志でもある谷さんと電話で打ち合わせ。

初めて会う友人(おかしな表現ですね・笑)や旧知の友人も参加してくださるようで、アットホームな感覚でセミナーを運営できそうです。

思えば、谷さんは私に東京以外での地域でセミナーを開催するきっかけをつくってくださいました。

その機会を得たことによって、私は思考の枠が一気に広がりました。
結果、「日本全国で早起きセミナーを開催する」という野望(笑)を掲げることとなったのです。

新しいチャレンジもたくさんするので不安もありますが、恩人・友人・同志のためにも、全力を尽くしたいと思います!

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