良習慣の習慣

批評家はかっこ良く見える?

投稿日:2013/11/20


■批評家スタンスの先輩がかっこよく見えたとき

 

前の会社にいた頃の話です。

僕は、初めての就職で、テレビ業界に入って番組制作をすることになりました。

 

憧れのマスコミ業界。

初めて社会人になった僕は、何か新しいことがスタートするワクワク感に満たされていました。

まあ、その時点は週に3〜4日以上も徹夜するとは思っていなかったからですが。。。(笑)

a1180_005268

 

その頃は、まだ業界に詳しくないので、先輩の話ひとつ一つが学習になっていました。

そんな先輩の中に、カッコ良く見える先輩がいました。

 

その先輩は、ことあるごとに、

「この会社はここを変えない限り良くなっていかないんだよ・・・」

とか、

「あのディレクターさんは、こういうところが上手くないから・・・」

といった感じで、いろいろな部分に批判的な目線を持っていました。

 

当時の僕は、

「なるほど〜。様々な問題点をよく分かっている先輩だなー。」

と思っていました。

 

■傍観者の立場になればなんでも言える

 

しかし、今から考えると、その先輩は、会社や上司の批判ばかりしていた割には、自ら問題解決を図ったり、改善のために自発的に動くことはほとんどありませんでした。

むしろ、面倒なことが起こると、上手くかわして僕たち新人に仕事をふっていたような感じさえありました(笑)。

 

もしかしたら、あなたの会社にも、当時の僕の先輩のような人がいるかもしれませんね。

 

今日、僕がお伝えしたいのは、そのような上司や先輩の言うことを鵜呑みにしないようにしましょう、ということです。

また、自分がそのような批判ばかりするようになっていないか、振りかえって見てほしいのです。

 

■愚痴・不満を言わないコツ

 

僕は思うのです。

会社も、人と同じです。

良いところもあれば、悪いところもあるのです。

あのお宅のご主人は優しいけど、うちの旦那はまったくだらしない、なんてことはありません(笑)。

 

完璧な人間なんていないことはご存知ですよね?

でも、なぜ、僕たちは会社や組織に完璧を求めてしまうのでしょうか??

 

僕は最近思うんですけれど、、、

たぶん、たぶんですが、会社なんてどこも大差ないのではないでしょうか?

 

大企業では、自分の好きなようには動けません。

中小企業では、いろいろなことを自分でやらなければなりません。

 

本当に文句があるなら、辞めるしかありません。

あなたには辞めるという選択肢があるんです。

辞めないで愚痴・不満をいい続けるのは、あなたが「辞めない」という選択をしているのです。

 

本当に改革したければ、自分が社長になるしかないのです。

起業すれば、自由があるでしょう。

 

しかし、それにともなう責任も発生してきます。

どのようなはたらき方を選ぶかは自由です。

 

評論家になるのも、願うのであれば良いのかもしれません。

でも、どのような状況にいても、完璧に整った状態を待っていたら、そんなときは永遠にやってきません。

 

■完璧にととのった職場環境がないならば、どうするか?

 

その中で、できることがあります。

それは、自分が変わっていくことです。

自分の発言が認められるくらい、実力をつけることです。

 

自分を良く変化させていこうとすれば、状況は改善していくのです。

けれども残念ながら、その変化は、目に見える成果がでまでには、おそらく時間がかかります。

 

ただ、動かなければずっとこのままなのも確かですよね?

僕は会社員として、そんなふうに考えています。

 

【今日の良習慣】
職場で自分が改善できることがあるとしたら、それは何か?アイデアを考えてみる。

 


 

-良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

習慣化のコツ。自分を動かすための環境づくりに力を注ぐ。

続ける能力がないわけではないのに、継続できない人を見かけます。 その原因は、意志力の強さや根性ではなく、「環境づくり」がうまくできていないだけ、だということがあります。   ■スポンサーリン …

習慣化で成長するためには?元気なときに、継続する仕組みをつくること

困難や負荷がかかるときは習慣が途切れそうになります。 その状態を乗り越えていくためには、 ・元気なときに、継続する仕組みをつくること がポイントです。   続けるのが困難なときはどうすればい …

続けるために大事なのは、「しなければならない(must)」「するべきだ(should)」を手放すこと。

あなたには、「やりたい行動のはずなのに続かない」というお悩みがありますか? もしかすると、その思考は「しなければならない(must)」「するべきだ(should)」になっていないでしょうか? &nbs …

先のばしに困っている人へ。悪い先のばしを良い先のばしに変える方法。

すべてのタスクを「すぐやる」「今やる」で対処できたとしたら、それはすばらしいことだと思います。 しかし、それは現実にはありえないはずなので、「悪い先のばし」に対策する必要があります。 そのためには、「 …

プレッシャーがかかる場面で、いいパフォーマンスを発揮するためには?

プレッシャーは、積極的に感じたいものではありませんよね。 ただ、見方を変えると、私たちの実力をはかるツールになり得ます。   プレッシャーは敵か味方か 今回のバスケットボールワールドカップ2 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。