仮説の習慣

成長の公式とは?リスク領域への飛びこみと必死のもがきで基準をあげる。

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「成長」という言葉が好きで、好んで使っています。

そこで、

・どうすれば成長できるのか?
・成長したことになるのか?

について考えてみました。

 

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「成長欲求」は人間の本能

心理学者アダルファ氏による人間の「3大欲求理論」には、「成長欲求」があります。

3大欲求といえば、本能のようなもの。

とすると、たいていの人は自分の成長を感じられると、よろこびを覚える生き物なのですね。

今の私の場合、成長を感じる活動は、トライアスロンのスイムトレーニングです。

早朝のスイム練習にいくたび、何かが少しだけ変化し、少しだけ成長を感じます。

そのよろこびがあるからこそ、早起きしてプールにトレーニングに行こうと思うのです。
(行くまでは「どうしようかな〜。休もうかな〜。」と妻に言っているのですが・笑)

先日、取引先の方とスイムスクールの話をしていたら、その方は、「自分には息つぎしないで25m泳ぐのがやっとなんで、1日に2,000m以上泳ぐとか、、、無理っす。(笑)」と言われました。

普段、「泳ぐ」という行動が身近ではない人にとっては、そのような感覚なのだと、私もよくわかります。

なぜなら、7年前に私自身がトライアスロンに対して興味を抱いた際に、「1,500m泳ぐなんて、そんなの無理でしょ。。。」と思っていたからです。

その一方で、スイムスクールに通いはじめてから、1時間ちょっとの時間で2,000〜3,000mを泳ぐ人たちがたくさんいることを知りました。

私がスイムスクールという、今までに体験したことがない環境に飛び込んだからこそ、わかったことです。

安全領域からリスク領域に飛びこみ、そこでもがくことによって得られた知見が、私の基準を引き上げました。

それで、「もっとトレーニングしないと」と思うようになるわけです。

 

「すごい人」にも必ずある初心者フェーズ

先日、スイムトレーニング後のシャワーで白戸太朗さんから「どう?調子は?」と言われて、「なんとか少しずつ泳ぐということに慣れてきた感じです。(^_^;)」と答えました。

白戸さんは、「そう、まずはそこからだよね。それでいいと思うよ!」と言ったあと、隣にいたベテランのスクール生の方をさして「この人も、トライアスロンやってなかったら、ただのおじさんだからね(笑)」と話していました。

スクール生の方は笑いながら、「それは本当です。(笑)9年やってきて良かったです。最初はまったく泳げなかったので。」と言ったのです。

また、トライアスロンのコーチの中でも、スイム経験ゼロからアイアンマンになった方もいます。

さらに、私のトライアスロンの師匠も、スイムは苦手だと公言していますし、トライアスロンをはじめたばかりの頃は、海での泳ぎは恐怖だったということです。

要は、何を言いたいかというと、今はレースで1,500mや3,800mを泳げる人たちであっても、最初から当たり前に泳ぎまくっていたのかといえば、そうではないのですよね。

つまり、今は「すごい!」と思う人たちでも、初心者の時期が必ずあるし、最初からすごいわけではないのです。

それは、息子のスイムにも感じました。

今週に入り、息子が週末の水泳大会前の追い込み練習をやっています。

毎日9時から4時まで、部活で水泳のトレーニング。

1日練習は大会前だけだということですが、かなり泳ぎこんでいるようで、

・月曜日は10km
・火曜日は11km
・水曜日は8km

と、プールで泳ぎこんでいるということなのです。
(雨なのに、屋外プールで、、、)

1日10km以上を泳ぐ・・・今の私にはイメージできません。(笑)

たしかに、息子は、初日こそ「疲れた〜」という感じでした。

それは、今まで最大でも半日練習で6kmくらいまでしか泳いだことがなかったからです。

しかし、初日に10kmを超えると、8kmの日に、「今日は8kmでいいのか、と思うと少し楽だと思った」ということなのです。

最大値を超えると、自分の持っている基準があがるのですね。

その話を聞いていて、私は「成長って、こういうことだよなぁ〜」と感じたのです。

基準がレベルアップし、追いつこうとすることによって、限界値が引き上げられたのです。

 

高い基準に飛びこみ+もがく=成長

このように考えると、成長とは、「今までの自分が常識だと思っていた基準を上書きして、その基準についていくために行動すること」と言えそうです。

私の成長の定義は「今までできなかったことが、できるようになること」なので、それにも合致します。

では、成長し続けるために大事なことは何でしょうか?

それは、

・今の自分の安全領域から、リスク領域に飛びこむこと
・リスク領域で必死にもがくこと

ですよね。

ただ、、、そうは言っても、飛びこむのは怖いし、勇気がいります。

それに、飛びこんだら飛び込んだでたいへんだし、ルーティンも乱れるし、違和感はあるし、場合によっては劣等感を味わうかもしれません。

ただ、やはりリスク領域への飛びこみを避けていたら、成長はないのですよね。

スイムでいえば、初心者でも、中級者でも、上級者でも、さらにその上でも、1つ上のフェーズに行くためには「飛びこみ」が必要なはずです。

そして、そこにトライしていく勇気や努力は、「常に少し上を目指す」という意味では、どのレベルでもあまり変わらないのではないでしょうか?

飛びこんでいけば、自分の基準があがります。

その基準でトレーニングを重ねると、過去の自分が必死に基準にしていたレベルが「ノーマルスピード」になってくるのですね。

スイムだといまいち伝わらないかもしれませんので、マラソンで考えるとわかりやすいです。

私の場合、最初は3km走っただけで息があがって筋肉痛になっていました。

それでも、走り続けていくうちに、5kmになり、10kmになり、「レースに出てみよう」という気持になります。

そうして、ハーフマラソンになり、フルマラソンに出場して、なんとか完走。

すると、「次は100kmウルトラマラソンに出てみたい」という風になるのです。

実際、昨日家族で話しながら笑っていたのですが、朝起きた瞬間に「申し訳ないんだけど、俺の代わりにフルマラソンのレースに出てくれないかな?」と言われたら、「はあ、、、タイムを気にしなくてよければ、いいですよ。」と言える感覚はあります。(10年前の私には、あり得ない感覚ですが・笑)

でも、リスク領域に飛びこみ続ければ、そのように基準があがるのだという実感があります。

だからこそ、「いまの自分にできる、少し怖いくらいの環境に飛びこみ、トレーニングをくり返していくこと」が成長になるのです。

「どうも最近、自分の成長を感じてないな〜」と思う方は、

・今の自分の安全領域から、リスク領域に飛びこむこと
・リスク領域で必死にもがくこと

を意識して、行動してみましょう。

 

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■編集後記

昨日はサポートしている「習慣化の学校」メルマガ執筆。

メルマガ記事の最後に、書籍エッセンスのテーマに合わせた質問を考えています。

それが、なかなか難しく、質問力をあげるいいトレーニングになっています。

テーマという外部の材料と、私が持っている質問の在庫という内部の材料。

それをかけ合わせることで、おもしろい質問ができることを期待しながら質問をつくっています。(^_^)

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