タイムマネジメントの習慣

「不安」を消して「集中」をつくる1つの習慣

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

たくさんの活動をしているのに、本人は集中しているし、楽しそうにしている人がいます。
一方、それほどたくさんの活動をしているわけではないのに、「忙しい」「大変だ」を連発している人もいます。
その違いはどこにあるのでしょうか。




 

平均台の「ビーム」の思い出

私は中学生のとき、器械体操部の部長をしていました。

当時、女子部員たちと、興味深い実験をしたことを思い出したんですよね。

それは何かというと、
・平均台を使った心理実験
でした。

何をしていたのか。

(1)床上の平均台
(2)通常の平均台
の2つで、同じ動きをする。
そのときに、どんな気持ちの変化があるか。
そんな心理テストの延長の遊びみたいなものです。

ちなみに、平均台の渡る部分を「ビーム」と呼ばれるので、その名称で書きますね。

まずは、
(1)床上の平均台(ビーム)
です。
これは、平均台の演技を練習するためのもの。
平均台の渡る部分(ビーム)だけがある状態です(伝わるでしょうか?)。
言ってみれば、床の上に棒があるだけです。

ここで側転をしてみました。
簡単ですね。
体操部で側転ができなかったら大変ですから(笑)。

気持ちとしても、安心です。
何の恐怖もありませんでした。
つまり、側転することだけに集中できたわけです。

・感情は安心
・意識が集中
ということです。

一方、
(2)通常の平均(ビーム)
もあります。
今度は、床上のビームと違って高さがあります。

もちろん、
(1)床上のビーム
(2)平均台のビーム
は同じ形です。

今度は、そこで側転をしてみるんです。

すると、どうなるか。
怖いのです。

「平均台から落ちたらどうしよう……。」
「失敗したら痛そうだな……。」
という気持ちが出てくるので。

「足がすくむ」という感覚ですね。

このときは、先ほどから一転して、
・感情は不安
・意識が分散
です。

まったく同じ形のビーム。
それなのに、高さが変わるだけで、こんなにも気持ちが変わる。
そんな実験をしていたんです。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





「感情と意識」のフォーカス

先日、本を読みながら、あるワークをしていたとき、突然、当時の記憶を思い出しました。

それで、気づいたんですよね。
これは「平均台のビームの上を渡ることと、私たちの日々の取り組みって似ているよな」と。

たとえば、1週間を過ごすとき。

・今週、何に集中するか決めていない
・先週のふり返りをしていない
・今週の計画も考えていない
という状態だとしますよね。

何となく不安を感じる人もいるでしょう。
もちろん、何も感じていないかもしれません。

ただ、もしもその1週間に、
・仕事の重要プロジェクト
・家族との旅行
・自分の健康診断
などの予定が詰まっていたら、どうでしょうか。

「あれもやらなきゃ」
「これもやっておかないと」
と、色々と気にしないといけないですよね。

その状態。
まさに、
・感情は不安
・意識が分散
です。

一方で、週末に1時間ほど、次の1週間を考える時間を確保する。

すると、
・先週やり終えられなかったこと
・次の1週間の優先順位
・時間の使い方のイメージ
などを考えられるわけです。

すると、1週間の自分の活動を計画することとなりますよね。
そうすれば、1つひとつのタスクや活動に没頭することができるわけです。

この状態になると、
・感情は安心
・意識が集中
です。

結果的には、この状態をつくったほうが、総合的なパフォーマンスは高まるのです。

 

■スポンサーリンク




不安が私たちの集中力を奪う

私たちが集中力を失ってしまう原因は、この違いにあります。

つまり、
・感情は不安
・意識が分散
になっているので、集中力を失うわけです。

平均台のビームと一緒ですね。
「怖い」「落ちたら痛そう」という気持ちがあると、意識が分散します。
意識が分散すれば、目の前の平均台に集中できません。
結果、いい演技ができないということです。

それが、
・感情は安心
・意識が集中
していると、話が変わります。
床の上のビームだろうと、平均台だろうと、目の前の演技に集中すればいいのです。
この集中が、ハイパフォーマンスをつくるわけですね。

そのためには、計画が必要です。

動画・音声『計画する習慣』セミナー | 良習慣研究所

まずは、1週間を俯瞰する。
人は、全体を見ることが苦手な生き物なので。

全体を眺めてから、どこに力を注ぎ、何に時間を使うか。
そんなメリハリを事前に考える。
それによって、目の前のタスクに集中できるようにするわけです。

「今はこの活動に没頭していればいい」
そうして集中できるから、パフォーマンスにもつながるのです。

計画する習慣。
実践していない方は、ぜひ取り組んでみましょう。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、午前中にセミナー受講。

ランチは、妻が買って帰ってきてくれたサブウェイのサンドイッチを家族3人で。
サブウェイ、おいしいですよね。

午後は、妻と買い物に行ったり、ブログを書いたり、読書したり。

夜は、家族パーティー。
録画した番組などを楽しみました。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-タイムマネジメントの習慣

執筆者:

関連記事

重たいタスクに気分がのらず、なかなかとりかかれないときの対処法をどうするか?

少し面倒なタスクが出てくるとき、ありますよね。 着手するのもためらうし、かといって先のばしをすると自分が困る。 さて、どのように対処していけばいいでしょうか?   スポンサーリンク &nbs …

1日1440分のすごし方が、私たちの人生の縮図である

1440分は、86400秒であり、24時間であり、1日です。 その1440分すごし方は、私たちの人生の縮図です。   あなたの理想の1440分は? 昨日は、「習慣化オンラインサロン」でミニセ …

複業の時間を捻出する5つの方法

複業のための時間を捻出する方法を5つご紹介いたします。 それは、 1:人と約束する 2:早起きする 3:キャラづくりをする 4:定時退社する日を決める 5:家族に複業の理解を得る です。   …

あなたの自信を育てる方法

あなたは、自信を持っているタイプでしょうか? もし「自信がないんです」という方も大丈夫。 自信を育てる方法があります。   「自信」をつくる3つの要素 自分の価値や能力を信じること。 「自信 …

時間上達のコツは「対症療法」から「予防療法」へ変えること

病気へのケアとして対症療法と予防療法があります。 その対処法を時間管理にも通じる考え方として捉えてみましょう。   時間管理で重要なこと 時間活用が上手になるために、まず大事なことは ・自分 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。