コミュニケーションの習慣 家族の習慣

親は子どものコーチになろう。考えを受けとめてアドバイスは最小限に。

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子育てとコーチングは相性がいいものです。

コーチにも親にも、あまり余計な口出しをせず、相手を信じて見守るスタンスがあるからです。

 

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息子とゆっくり語らう時間

昨日の夜、高校1年生の息子と2人きりで食事をしながら1時間半ほどじっくりと語り合いました。

予定外の語らいでしたが、いい時間を過ごすことができたと感じています。

昨日の夕方、予定が詰まっている妻の状況を知り、私は外で食事をすることを提案しました。

駅で待ち合わせをしたところ、娘が運動会の練習疲れから夕寝してしまい、、、4人での食事が難しくなってしまいました。

ここで、普通なら私だけ自宅に帰ればいいのですが、妻が「たまには2人でゆっくりしてくれば?」ということで、息子と2人で食事をすることになったのです。

息子は、3DSを持ってきていましたが(笑)、意外にも息子のほうから「今日はゲームをやらずにお父さんと話すよ。」と言ってきました。

悪くない展開ですね。(^_^)

それから1時間半、息子と、

・高校生活のこと
・人の才能や強みについて
・息子が考えている将来就きたい職業のこと
・成功する人は何をしているか
・「夢を叶えるゾウ」のこと(笑)
・キッズ・コーチングのこと
・息子の水泳部と応援団のこと
・息子の友人たちについて

など、縦横無尽に対話をしました。

あっ、最後に恋愛ネタもありましたね。(笑)

そのように息子の話を聴きながら、私は「子どもへ接する態度というのは、コーチングスタイルが理想的だな。」と感じていたのです。

 

子どもの話を聴く際には「指示・命令」はいらない

親としては、子どもに接する際に、つい「教えること」を重要視してしまいがちではないでしょうか。

確かに、親になれば、子どもに教えておきたいことはたくさんありますし、人として伝えたいこともあります。

しかし、親が常に「教える」「伝える」ばかりしていては、子どもが自分の頭で考えるということを邪魔してしまうことになりますよね。

たとえば、昨日も、息子がいま抱えている課題について聞くことがありました。

そのような際に、息子の話の途中で、私が「ああ、それは経験あるよ。こうすればいいんだよ。」と、解答をいってしまったらどうでしょうか。

子どもは、「最後まで話していないのに・・・」とか、「また自分の話に持っていくのか・・・」などと思いますよね。

あなたが子どもの頃、思ったことはありませんか?

そうではなくて、まず話を最後まで聴くことが大事なのです。

「何を答えようか」ということを考えながら聴かなくていいので、子どもの表情や声のトーンに意識を向けましょう。

もちろん、相づちや笑顔は忘れてはいけませんね。

そうして、いったんすべての話を受けとめて、「なるほど、それが課題なんだね。」とか、「課題に対してそんな風にとらえてるんだね。」と受けとめるのです。

子どもがすべてを話し終えて、子どもが「聴いてもらえた」と思ったら、そこではじめて「お父さんだったら、こんな風にすると思うな。」と、提案してもいいかもしれません。

間違っても、いきなり命令や指示にならないようにしましょう。

コーチングでも、命令や指示はやりません。

 

求められるまでアドバイスは不要

男性と女性の会話がうまくいかないのは、女性の話を聴いている男性側が、すぐに問題解決をしようとすることに理由の一端があります。

それと同じように、親は子どもの問題をすぐに解決したくなってしまうものです。

むしろ、それが親の務めであり、子どもが求めていることだと考えている親は多いのかもしれません。

しかし、子どもであっても、子どもなりに考えているものです。

考えているのだけれども、行動にうつせなかったり、怖さを感じているから前に進めず、課題になっているわけです。

それなのに、親から「ああしなさい」「こうしなさい」と言われたら、良い気はしないでしょう。

ですから、親ができることは、子どもの気持や考えを受けとめること。

そして、親として「子どもの味方だよ」という立場を伝えることです。

アドバイスも、子どもに求められた際におこなえば十分です。

しかも、アドバイスは最小限にとどめるくらいでいいのです。

子どもでは解決できないレベルのトラブルであれば手を貸す必要があると思いますが、そうでなければ親が課題を解決する必要はありません。

大人と同じように、子どもにも「当人が少しがんばれは解決できるレベルの課題」がやってくるのです。

そして、その課題を本人が自分の力でクリアしてこそ、成長があるのです。

まさに、コーチとクライアントの関係ですよね。(^_^)

 

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■編集後記

「息子と男2人で人生について語りあう」は、私の今年の「やりたいことリスト100」に入っていました。

イメージは登山している最中とか、サイクリング途中に川を見ながら語りあう感じです。

ですが、、、現実はやきとり屋でした。(笑)

でも、思わぬ形でやりたいことが叶ってしまうというのは、何だかおもしろいものですね。

やはり「やりたいこと」は紙に書き出しておくと叶いやすくなる。

気をきかせてくれた妻に感謝です。(^_^)

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