コミュニケーションの習慣 学ぶ習慣

「何度伝えても行動してもらえない」悩み。改善するためのヒントは「相手に自分の言葉でまとめてもらう」こと。

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一生懸命に話して約束したことが伝わらず、行動にうつしてもらえない。

そのような課題を改善するためのヒントを記事にしました。

 

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学んだ知識や情報を記憶する方法

学んだことや体験を、少しでも記憶に残すために何をすればいいと思いますか?

私は、この効果を、コーチングで経験しています。

時間をさかのぼってルーキーコーチ時代、私の悩みは「セッションで約束したアクションを、クライアントさんが実行してくれない・・・」ということでした。

一生懸命に問いかけ、選択肢を増やし、アクションを選んでもらう。

スクールで習った型で実行したのに、なぜか行動を促せないのです。

私の周囲のコーチたちも似たような悩みを聞いたことがあります。

それは、とてもシンプルなことをおこなうだけで改善されたのです。

つまり、クライアントさんの行動が実行される確率が飛躍的に高まったのですね。

それが、冒頭に書いた「学んだことや体験を、少しでも記憶に残すために何をすればいいと思いますか?」という問いに対する答えです。

それは、「セッションの最後に、その日話したことをまとめてもらう」という、たったそれだけのことでした。

たとえば、コーチングセッション終了後に時間をとって、今日のセッションで話したことを確認し合います。

このまとめをしないと、セッションで話したことが脳に定着しないのですね。

「セッションで約束したアクションを、クライアントさんが実行してくれない・・・」という嘆き。

それがすべてのセッションのあとに2〜3分間のまとめの時間を取るようになっただけで、セッションでの決定内容が実行されるようになったのです。

 

話した相手にまとめてもらう

具体的には、コーチングクライアントさんとのセッション後も、クライアントさんに2つのことを話してもらいます。

・今回のセッションのフィードバック(まとめ)をクライアントさんの言葉で話してもらう

・次回のセッションまでのアクションをクライアントさんの言葉で話してもらう

という、ただ2つのことです。

さらに、最近はBluetoothのイヤホンマイクを導入したので、セッション後にログを送り、

・セッションのまとめはこうでしたね

・アクションはこれを約束しましたね

と、私から文字で残るようにまとめるのです。

これだけで、クライアントさんは逃げられなくなります・・・というのは冗談で(笑)、いいまとめになるものなのです。

これは職場でリーダー職の方にも応用できますね。

リーダーがメンバーに話したことや指示内容は、リーダー自身が話をまとめるよりも、指示を受けたメンバーにまとめてもらうのです。

話が終わったあとに、「いま話したことをまとめてくれる?」というように質問してみましょう。

そこで抜け漏れや誤解があれば、すぐにフィードバックをして修正することができますよね。

 

自分からまとめる機会を取りにいこう

私たちの脳内の情報にも、「タグづけ」しておかないと、すぐには引き出せないものです。

ですから、話の最後にまとめることによって、脳内の情報にタグをつける作業をおこなうことが大事です。

実際、脳はタグがついていない情報は「あまり重要ではないこと」だと判断して、忘れさってしまうのです。

そうしないと、膨大な情報を処理しきれないからです。

私は、自主開催するセミナーの最後にアンケートを書いていただいています。

これは、私がご受講者さんの反応を見るという目的だけではありません。

セミナー終了後に、「今日学んだことは何か?」という作業をおこなっていただくためでもあるのです。

アンケートにより、学んだことを整理する気持が出てきます。

また、アンケートに書こうとした際に「あ、あれは何だっかたかな、、、」と思い出せば、その場で私に質問していただくことになるのですね。

私自身、セミナーを受けたあとは学んだことをふり返りますし、セミナーで「今日の感想はありますか?」という際には進んで手をあげるようにしています。

学習内容をふり返ることで、学びの定着が変わることを知っているからです。

たとえば、毎回のセミナーでふり返りをおこなえば、3年やった人とやらなかった人とでは大きな違いが生まれると考えています。

この習慣を定着させるかんたんな方法がありす。

それは、自分に質問することです。

シンプル「このセミナーで、自分は何を学んだだろうか?」という風に。

そして、「この学びの中から1つでもアクションにうつせることは何だろうか?」もセットにするのが理想ですね。

学ぶ機会が多い方は、ぜひトライしてみましょう。

 

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■編集後記

昨日は午前中に、昨日のリベンジで仙台旅行を予約しました。

妻と娘は人生初の仙台(息子は修学旅行でボランティアに行った経験があります)。

私も大学卒業後のひとり自転車旅行以来、久しぶりの仙台なので楽しみです。

午後は娘のピアノ発表会に参加。

緊張しながらも立派に演奏する娘を見て成長を感じ、涙しました。(^_^)

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