コミュニケーションの習慣

たし算思考でつくる「和」の人間関係

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

人間関係では、私は「自分が主張しないほうが、丸く収まる」と考えるタイプでした。
ただ、それだと人生がまったく進展せず……。
当たり前ですね(笑)。

代わりに「たし算」を意識するようになったら、以前より人生が進むようになりました。
その変化をつくる要因が何だったのか。
考えてみました。




 

「Win-Lose」の夫婦関係はしんどい

「夫婦ゲンカなんて、したことないですね(^^)」

以前の私が、よく話していたことです。

なぜか。
「夫婦仲良しブランディング」をしたかったんだと思います(笑)。

会社員の責務を果たしながら、個人ビジネスや趣味を楽しむ。
同時に、家族とのコミュニケーションも欠かさない。
そんなキャラクターをイメージしていたような記憶があります。

では、いわゆる「嫁ブロック」が発動したらどうするか。
私は抵抗せず。
「じゃあ、やめておくよ」と。
「自分のわがままで、夫婦間に小競り合いを発生させるのも何か違うな」と。

ですから、何かもめごとになりそうな予感がしたら、そこで静止。
穏便に。
平穏に。
波風を立てないようにしていました。

「それが夫婦仲をキープする秘訣だ」くらいに思っていたんですね。
・・・以前は。

たしかに、短期的には、うまくいきました。
ただ、長期的には、「ひずみ」が生まれます。

理由は、夫婦の関係性が「Win-Lose」だからです。
1人は気分が良いかもしれませんが、もう一方が損を感じる。
そんな状況なんですよね。

この関係が続くと、一方がつらくなるばかり。
不公平が生じます。
結果、夫婦関係が冷え込んでしまうという……。
よくあることです。

では、どうすればいいのでしょうか。

 


 

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お互いの意見を伝えてこそ「和」が生まれる

10年以上前に、コーチングスクールやセミナーでコミュニケーションを学んだ頃。
夫婦関係で、私が「おお、、、今までの『平穏無事』戦術を貫いていた自分が間違ってた(汗)」と気づいたことがあります。

それは、人間関係の「和」についての考え方なんですよね。

和。
これが「Win-Lose」をつくらない夫婦関係の1つの形だと考えています。

「和」の漢字の意味は、算数のたし算としての意味でも使われますよね。
「1に1を足したら合計はいくつ?」という問題に対して、「和は2」になるわけです。

夫婦間のコミュニケーションもこれと同じなのです。
足して「和」にしたほうが、人間関係が豊かになるのだと思うんです。

私が常に自分の意見を押し殺したり、もしくは反対に、私が妻の意見を無視していたらどうでしょうか。
私たち夫婦に「和」が訪れることはないんですね。
ずっと、お互いに「1のまま」だと、平行線なので。

そこに気づいて以来、私なりに伝えるところは伝えて、最近だと、
・1人で映画やライブに行く時間をつくる
・トライアスロンのスイムスクールに通う
・「孤独のドリンク」を楽しむ時間をつくる
ということがありました。

自分だけでなく、
・妻が友人や娘と遊びに行く
・家族でサミット(会議)を開く
・新しいお店の開拓
などにも時間を確保するようにしているところです。

先日、こんなことがありました。
トライアスロンのレースにて。
自宅からレース会場までの電車ルートについて、意見が次のように分かれました。

私:(A)乗り換え回数が増えても、最短で行きたい
妻:(B)多少時間がかかっても、ラクなルートで行きたい

結果、行きは私のほうが選手受付などがあり、自宅を早く出る必要があったのでAルートで行きました。
妻は、Bルートで現地へ。

レース後の帰りは一緒だったので、Bルートで帰りました。
結果、私は2つのルートを体験することができたのです。
Bルートも、思ったよりは快適でした。

これによって、夫婦2人の意見と経験が和となりました。
意見は合いませんでしたが(笑)。

もし、お互いのうち、どちらかが意見を言わなかったらどうだったのか。
「自分のルールのほうがいいのにな」と思いながら、相手に合わせることしかできなかったと思うんですよね。

不満を抱えることにつながります。
しかもその不満は、相手に対しても、そして自分に対しても感じるものだったりするわけです(経験上)。
不健全ですよね。

 

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チームワークでつくる「和」の可能性

こうして考えると、お互いの意見が合わないことが、問題なのではないと思うんです。
私自身、もしまた同じ場所に行くとしたら、やっぱりAルートで行きたいですし。

それよりも問題なのは、お互いに意見があるのに押し殺してしまうことで「和」の可能性をつぶしてしまうことです。
以前の私は、言ってみれば「たし算を怖がっている」ような状態でしたから。
そのため、夫婦2人でいるのに「和」がつくれていなかったわけです。

今回、ささいなことではありますが、Aルートを選べる自分で良かったと感じています。
同時に、私は「こんなシンプルなことに気づくのに、ずいぶん時間がかかったな」とも。

これは、スポーツだとわかりやすいです。
「チームワークがいい」というのは「全メンバーが自分の意見を押し殺す」ことではないですよね。
それよりも、それぞれに得意・不得意やでこぼこがあるけれど、それらがうまくかみ合うときに「チームワークがいい」という合算の表現になるわけです。

ジグソーパズルのピースは、それぞれ形が違いますよね。
でも、完成したら、形が違うことはわかりません。
バラバラの形が1枚絵として「和」になっているからです。

夫婦関係や友人関係も、むしろ違う意見を表明してから、どのように収束するのか(またはしないのか)。
そこに、人間関係の「和」が生まれるはず。
そう考えるようにしています。

ですから、反対意見にも耳を傾ける。
そんなスタンスでいられたらいいなと。
理想かもしれませんが、意識だけは持っていたいと思います。

人間関係に、たし算としての「和」を生み出すために。
おそらく、今の人間関係でたし算ができなければ、かけ算はさらに困難になるのではないでしょうか。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に「良習慣塾」メンバーとの集中ルームへ。
セミナー準備とブログの前倒し記事を完了できました。

その後、Kindle本の校正も。
少しずつですが、前進しています。(^^)


 


 

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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