思考の習慣

「無責思考」で軽やかに考えてみては?

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「責任」の考え方には、
1:他責思考
2:自責思考
の2つ以外にも、
3:無責思考
があります。

3つを区別して、無用な責任から解放されましょう。




 

1:私の「他責思考」時代

私は、子どもの頃からわりと他責思考で生きてきたように思います。
なぜなら、口グセが「俺のせいじゃないよ」だったからです。

たとえば、小学生の頃。
野球部の練習で片づけられていなかったボールがグラウンドに残っていました。

当然、監督から「おーい、ちょっと集合」と。
「誰が片づけ忘れてたかわかるか?」みたいな、そんなシーンですね。

「いや、俺のせいじゃないし……。」と思っていました。
実際に私では無かった場合もあれば、実際には私がやったこともあったような気がします……。

そんな他責思考のクセがついたのは、自分で何も決断しなかったからです。

家族には、両親や姉がいる。
私が何かを決断しなくても、日常生活は過ぎていきます。

ですから、何か不都合が起きたときも「いや、俺のせいじゃないし……。」と考えていたわけです。
実際、口にもよく出していた記憶もあります。

ただ、他責思考だと、自分の人生じゃないような感覚があります。
誰かの車に乗せてもらっているような感覚ですね。

 


 

【お知らせ】

【募集中】6/30、7/13『計画する習慣』セミナー

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





2:私の「自責思考」時代

他責思考がマシになったのは、ビジネス書を読むようになってから。

世の中に数多あるビジネス書には、こう書いてありました。
「デキるビジネスパーソンは自責思考だ」と。

私は「そうか!今の自分じゃダメだ!」と。
思考改革をしたわけです。

「俺のせいじゃないし」とか、「誰かがやってくれるだろう」という思考が出てきたら、頭をブルブルと振って。
「違う違う、そうじゃ、そうじゃない」と。

「この状況を引き起こしているのは、自分の責任だとしたら?」と、自責で考えてみるようになったんです。
すると、態度や行動が変わりました。

具体的には、
・会社員だけじゃつまらないなら、複業をしてみる
・無趣味で面白くないなら、フルマラソンを目指してみる
・何も意見がない自分が嫌なら、ブログを書いてみる
という感じですね。

考え方を他責から自責に変えたら、日常が変わったのです。
「考え方を変えるってすごいな」と感じたことを覚えています。
車のハンドルを自分で握っているような感覚が芽生えてきていたので。

ただ、自責思考にもデメリットがあるんです。
それは「自責思考が強すぎると、破綻する」ということです。

「雪が降っても自分の責任」「ポストが赤いのも自分の責任」くらいならまだしも。
大げさに言うと、「他者のミスも自分の責任」くらいまで行きすぎました。
それはやりすぎですよね(笑)。

要は、責任の区別がおかしくなっていたわけです。
ここまできてしまうと、私にはしんどすぎました……。

 

■スポンサーリンク




3:私の「無責思考」時代

他責と自責しか知らなかった私に、第3の道がやってきました。
それが「無責思考」です。

どんな考え方かというと「プロセスは尽くした。だから結果は甘んじて受け入れる」というものです。

勘違いしやすいのは「無責任」思考ではないということ。
自分ができることは尽くすのです。
そうして、「自分がコントロールできないことは手放す」という考え方なんですね。

私が活躍している人たちを観察していると、無責思考の人が意外に多いのです。
結果をあまり気にしすぎない。
そう思えるのは、自分ができることには最善を尽くしているからなのでしょう。
決して自分に甘いわけではない。
ただ、改善すべきところは改善して、あとは「自分の責任で……。」と思いすぎない。
軽やかな思考なんですよね。

おそらく、彼らは自己責任との分離が上手なんだと思います。
ですから、余計なストレスをため込まない。
結果として、日常を平常心で淡々と進んでいけるのではないか。
そう推察しています。

私も先日、無責思考を活用しました。
それは「良習慣塾」セミナーを風邪でどうしても延期せざるを得なかったときのこと。

以前だったら、「セミナーを延期するほどの風邪をひいてしまうなんて、自己管理ができていない奴だ!(怒)」と自分を責めていたでしょう。
でも、私は日々の手洗い、うがい、マスクをしていました。
日々、運動もしていて、体力増強にも努めています。
自分なりにできることはやっていたわけです。

だとすると、責任はどこにあるのでしょうか。
探しても仕方がないですよね。
それよりも「今できる最善は何か?」を考えたほうがいいと思うのです。
(もちろん、健康には引き続き注意するとして)

世の中に、完璧な人はいません(たぶん)。
だとすれば、誰にでもミスする可能性があるわけです。
そう考えると、何かの責任が100パーセント1人だけにあるという状況は、なかなか無いものだと思うのです。

ですから、必要以上に、
1:他責思考
2:自責思考
に偏るのではなく。

軽やかな
3:無責思考
を試してみるのはいかがでしょうか。

 


 

【お知らせ】

【募集中】6/30、7/13『計画する習慣』セミナー

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、夜にスタバへ。
週刊メルマガの発行をしていました(昨日で26号目)。

良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ

その後、ブログなど。
帰りは、塾終わりの娘とともに帰宅でした。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

結果が変わらないことに怒っても無意味。エネルギーは自分の未来のために使いましょう!

あなたは、オーダーした食事の提供が遅かったとき、スタッフの方にどのような対応をとっていますか? まさか、怒りによって怒鳴るということはされていませんよね・・・? 自分の本当に大切にしているものが毀損し …

WRAPプロセスを活用して「自分だけは大丈夫」というトラップから抜け出す方法

災害のようなトラブルが広がっているときに「自分だけは大丈夫」という人を見かけます。 そう思うのは悪いことではないと思いますが、根拠はありませんよね。(^_^;) そのトラップから抜け出すための具体的な …

「考える」とは具体的にどのような行動なのか?

「考える」とは、どのような行為をすることなのでしょうか? 私の結論は「ものごとをシンプルにするためにノートに書き出すこと」です。 その理由を記事にまとめてみました。   「考える」とは具体的 …

「自分の良心に従う」という基準を持ってみる

私たちの人生で「見えないけれど大事なもの」は、たくさんあります。 そのうちの1つは「良心」だと感じるできごとがありました。   朝の通勤電車で味わえた充実感 今朝、会社に向かう通勤電車で、 …

習慣は、あなたの価値を決めない。

続けている自分はOK。 続かない自分はNG。 そんな単純な図式に当てはめて、自分を苦めないようにしましょう。   続けられない自分に嫌気がさす 続けられていない自分も、好きでいましょう。 今 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。