気づきの習慣

不安を減らするために何をする?「範囲特定・情報収集・練習」3つのポイント。

投稿日:2017/06/20


「不安」というのは、たとえると夜道を1人で歩いているときに「後ろから誰かがついてきている気がする」というイメージです。

それが何だかわからず、安心できない状態ですね。

それでは、不安にはどのように対処していけばいいのでしょうか?

 

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ネガティブ報道のリピートにうんざり

先日のウルトラマラソンの翌日、休養のために会社を休んで終日自宅にいました。
(午前中は爆睡していましたが・笑)

妻が仕事から帰ってきたので一緒にテレビのニュース番組を見ていました。

ニュースでは国内外から、たくさんのネガティブなニュースがくり返されているのですね。

ふだん、あまりワイドショーやニュースを見ないのですが、その情報量に驚きました(質はともかく)。

まるで私たちの不安をあおるかのように、

・食べ物が危ない
・こんな危険な人物が逃走中だ
・政治に不信感を持つべきだ

などといったネガティブなニュースをばんばんくり出してくるからです。

そのニュース番組の街灯インタビューでは、

・政府は何もしてくれない
・景気が悪い
・大規模な企業であっても、今後の成長は見込めない

というように答えている人たちがいました。

その誰もが、見えない将来に対する「不安」を抱えているように見えたのです。

毎日このようなニュース番組を見続けていたら、私は不安で何もできなくなりそうです。(^_^;)

江戸時代の庶民は、海外の紛争問題などが情報として入ってくることはなかったでしょうから、「今、ここ」で生活していたのでしょうね。(戻ることがいいとは思いませんが)

精神衛生をいい状態に保つためにも、ワイドショーやニュースの見過ぎはおすすめできません。。。

 

行動していないと不安が増大していく

このような状況をたまたまニュースを見た私からとらえてみたとき、何かに似ていることに気づきました。

それは、若い世代がよく使っている(使っていた?)、「自分探し」という現象です。

確かに、10代や20代で命がけのミッションを見つけたり、「これだ!」という夢が見つかる、といったことはまれでしょう。

たまに見かける「何かに没頭している人」を見ては、

・自分も何か燃えるような対象が欲しい
・でも、それが何なのかがわからない
・だから自分探しをして、本当にやりたいことを探そう

となるのでしょう。

ただ、不安になる理由は、行動していないからです。

「行動すれば、次の現実」という言葉のように、不安なときこそ行動する。

そのようにして、少しずつ前進することですよね。

何といっても、未来というものは現時点で探したところで、見つかるものではありません。

いつも目の前には現実があり、そこにどのような行動をするのかによって、未来がつくられていくわけですよね。

たどり着きたい未来があれば、そこに向かうような行動をとる。

その連続が「期待」に変わるのではないでしょうか?

一方で、「不安」というのは、何もしていないと増大していきます。

不安を軽減するためには、行動を積み重ねながら不安要素を減らしていくことです。

不安はゼロにすることはできないと思いますが、減らす努力をすることはできると考えています。

そう考えると、不安という正体不明の敵は、自分の頭の中にしか存在しないということになります。

10代や20代でないのなら、その不安の正体をさぐり、減らすための行動をとっていくことです。

 

範囲特定、情報収集、練習の3要素

不安に向かうために意識しておきたいのは、「不安定の中でも生きていくタフさ」です。

未来のことはわかりませんし、先が見えない不安が消えることはないのだと考えています。

だからこそ、そのような前提で、「どうすれば不安が減少させながら、前進できるのか?」ということを考えたいです。

さらに言えば、不安があるからこそ、人間は努力するものです。
(私など、不安がなかったらさぼりまくってしまいそうです。。。)

また、もし不安がない人がいるとすれば、それは成長するためのモチベーションを失ってしまっているかもしれません。

ですから、先に進むためにも、

・自分は何に不安を感じているのか?
・どうすればその不安を減らせるのか?

といったことを問い続ける必要があるでしょう。

人が不安を覚えるのは、対象がよく見えず、その正体が理解できていないからです。

さて、そのような状況の中でも、正体不明の不安を特定するために有効なのは、

・範囲を見極める
・情報を集める
・課題克服のためのトレーニングを積む

の3つです。

たとえば、トライアスロンで苦手なスイムを泳げと言われたときに、泳ぐ距離や泳ぐコースがわからなければ、不安を感じるでしょう。

「海に浮かんでいるL字型のブイ1周750mを、2周回泳げば1500mでスイムアップです」という情報を知ってこそ、1500mを泳ごうと思えるのです。

さらに、レースの状況を過去の大会のレポートで調べ、泳ぐトレーニングをくり返して苦手な問題を解消しておけば、不安を軽減してスイムにのぞめるでしょう。

これは、仕事でも、学習でも同じですよね。

ですから、不安を軽減して、自分の最大限の力を発揮したいのであれば、

・範囲を見極める
・情報を集める
・課題克服のためのトレーニングを積む

ということが重要です。

それぞれを深めていくことよって、なるべくたくさんの

・知っている
・経験がある

という状態をつくっていきましょう。

 

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■編集後記

昨日のブログはいつもの2倍くらいの文字量を書いため、120分くらい時間がかかってしまいました。。。

第31回 NISSAN CUP 神奈川トライアスロン大会でリタイア。敗戦から見えてくる「けいけんち」の大切さ。

ただ、記事を読んでくれた友人たちや読者の方々から反響があり、時間をかけてでも書いて良かったと思っています。

やはりブログを書くことで、気持も思考も整理されました。

ポジティブな視点でリタイアをとらえ直すこともできました(多少なりとも・・・)。

ブログを毎日書くことが、ハプニングをポジティブな出来事に変えるトレーニングになる。

ブログを書いていなかったら、もっと強く、もっと長く、敗戦のダメージをひきずっていたかもしれません。(^_^;)

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