良習慣の習慣

「継続力」とは、いつ使われるパワーなのか?

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「継続力」という言葉があります。
「続ける力」ですね。
その「続ける力」とは、いったいどんな場面で使うものなのでしょうか。




 

なぜ「続ける力」が必要なのか

「続ける力」があれば、必ず成果を出せる。
・・・とは、断言できません。

ただ、成果を出している人は、すべからく継続している。
それは断言できます。

そうはいっても、しばしば、継続していないけれど幸運をつかむ人もいます。
ただ、やはり時間とともにメッキがはがれる感じが見えてしまうことも。

たとえ等身大以上の成功を手に入れても、そのイメージを必死に追いかけていく。
それによって、先行していたイメージに、後追いで実力をつける方もいらっしゃいますね。
やはり、そのときにモノをいうのは、追いつくまで「続ける力」を駆使することなんだと思うのです。

ですから、私は一貫して「良習慣づくりが人生の質を高める」と主張し続けています。
自分ができているかと言えば、心もとないわけですが……。
だからこそ、追求し続ける意義があるとも考えています。

私がいきなり「続ける天才」だったら、このブログは自慢話だけに終始してしまうでしょうから(笑)。

 


 

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行動は「きっかけ」と「報酬」で決まる

続ける方法を研究していると、究極的にシンプルな2つのポイントに行き着く気がしています。

それは、
(1)行動を始めるきっかけ(=トリガー)
(2)行動が終わった後の報酬(=メリット)
です。

この2つがしっかり揃うと、かなりの確率で継続ができます。

よく事例に出るのは歯みがきでしょうか。
歯みがきなら、
(1)きっかけ:朝、洗面台の前で歯ブラシを手にとる
(2)報酬:口内がきれいになってすっきりする感情を得られる
という2つですよね。

たいていの方が朝の歯みがきを継続できるのは、この2つの要素がセットになっているからです(ですよね?)。
そのため、多くの書物や習慣系の専門家たちが「トリガーとメリットを考えましょう」と伝えているわけです。

ただ、この2つの要素。
「行動を始めて、行動を終わらせる」ためには効果的なんですけれど、「続ける力」そのものを鍛える効果は薄いことが研究でわかったそうなんですね。

個人的には、「おお、、、なんとも意外なことだな」と。
そんな感想が出てきました。

でも、たしかに考えてみるとそうなんですよね。
歯みがきの継続ができている人はたくさんいる。
それなのに、早起きやダイエットを継続できる人たちはたくさんいるわけではなかったりしますから。

同時に出てきたのは、ある疑問です。
「じゃあ、続ける力をつけるためには、どうすればいいの?」ということなんですよね。

 

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「続ける力」が必要なのは「いつ」なのか?

答えは「報酬」にありました。
要は、本当にメリットを感じるようになるために、「続ける力」が必要なんです。

私たちが継続を目指すとき、行動後のメリットを感じづらいと思ったことはないでしょうか。

たとえば、運動。
やったほうがいいのは100も承知。
実際に運動すれば、「体を動かして気分がすっきりした」となる。
少なくとも「運動しなければ良かった……。」と感じることは皆無です。

1回ずつ達成感や充実感を味わえるのは確かなんです。
それなのに、なぜ続かないのか。
問題はここです。

じつは、「1回だけだと、インパクトが小さい」のです。

「たしかに気分がいいよね」と感じる。
ただ、「この気分(=報酬)のために、また運動しよう」と思うレベルまでは達していない。
そのため、再び運動しようと思ったときに「まあ、今日はいいかな……。」となってしまうわけです。

「やったほうがいいし、やったほうが気分がいいのはわかってるけど、報酬を期待するまでには至っていない」という状態なのですね。

ここで「続ける力」が必要なんです。

報酬が少ない。
インパクトも小さい。
それでも、次に取り組もうと思ったときに「あの報酬が味わえるよ」という気分を思い出させてくれるようになる。

こうして「続ける力」を使うと、私たちの中に「欲求」が育ちます。
何度も同じ行動をして「Aをすると、もれなくBの気分になれる」という回路がつながるのです。

すると「運動したら、確実に充実感を味わえる」とか、「片づけたら、確実にすっきりする」がすぐに想起できるようになるんですね。
ここまでくると、私たちは良習慣づくりがやりやすくなるわけです。
歯みがきのように。

私たちが続けていることは、それくらいメリットが明確なのです。
「確実に得られるメリットのために、この習慣に取り組みたい」という欲求が育つまで、「続ける力」を活用していきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にスタバへ。
・ブログ
・「良習慣塾」セミナー準備
・Kindle本の校正
・教材の告知文
など、少しずつ時間を投下しました。

ただ、何かのアレルギーか、涙と鼻水が止まらず。
生産性が落ちますね……。(^^;)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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