思考の習慣

「ないものねだり」がつくる光と影

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こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「あの人はいいよなー」と、ふと感じてしまうことはないでしょうか。
同時に「それに比べて自分ときたら……。」と思うことも。
そんな思考になったら、「無いが有る」という考え方をしてみるのがおすすめです。




 

きれいすぎる矛盾に笑えた話

昨日のトライアスロンのスイム練習で。
私は自分の考えの矛盾に思わず笑ってしまった瞬間がありました。

どんな瞬間かというと、その前に。

普段、週末に地元の市民プールで泳ぐときがあります。
市民プールですから、泳ぐ人のスピードはまちまち。

「バシャッ!バシャッ!」と激しく泳いでいる人もいれば、その隣でのんびり平泳ぎしている人もいます。

私は、周りの人たちのスピード感や距離感を意識しながら泳ぐんですね。
そうなると、何となく自分の力をセーブして泳ぐこととなります。

そのときです。
「もっと思いっきり泳ぎたいなぁ」と。
パワーを出し切っていないので、ちょっとした不完全燃焼みたいな感じです。

ところが、です。
ここで昨日のスイムスクールに話が変わります。

練習後半でのメインの泳ぎ込みのメニューのとき(ハード目な練習)

みなさん、私より経験も長く、スピードも速いですから。
私が思いっきり泳いだところで追いつけません。
むしろ、どんどん離されていきます。
息が苦しくて。

そのときです。
「もっとパワーをセーブして泳ぎたいなぁ」と思ってしまったんですね。
とても自然に。

 


 

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なぜ、人は「ないものねだり」をするのか?

市民プールでは「もっと思いっきり泳ぎたいなぁ」と思っていた。
それなのに、スイム練習では「もっとパワーをセーブして泳ぎたいなぁ」と思ってしまう。

「我ながら、すごい矛盾だな……。」と(笑)。
泳ぎながら、水中で1人で笑ってしまいました。

この現象。
ひと言でいうと「ないものねだり」です。

私のプールの例に限らず、私たちは「ないものねだり」をする生き物だったりします。

たとえば、私の学生時代。
髪の毛にウェーブがかかっているので、ストレートヘアに憧れて、ストレートパーマをかけた経験があります。
すると、ストレートヘアの友人がパーマをかけてきたことがあったんですよね(友人同士で笑った経験を思い出しました)。

同じように、
・右利きと左利き
・頭脳派と肉体派
・フィーリングとロジカル
・営業部と技術部
などは、反対の要素が強いです。

たいていの場合、私たちは得意なほうがあります。
すると、持っていないもののほうに憧れるわけです。

わかりやすいのは、夫婦や恋人でしょうか。
寡黙な男性と話好きな女性が結婚していることもあれば、社交的な男性と無口な女性がつき合っていることもある。
「楽天的な夫と神経質な妻」なども。

そうしてお互いに無いものを補完し合うことで、生き延びる確率を高めてきたわけです。
本能的に。

 

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「ないものねだり」がつくる光と影を区別しよう

「自分にないものが欲しい」

この「ないものねだり」は、ポジティブなパワーを引き出すときには有効活用できます。

私も、
・早起きを習慣化してみたい
・個人ビジネスをやってみたい
・トライアスロンを完走してみたい
というないものねだりは、人生を良い方向に運んでくれました(きっと)。

一方で、「ないものねだり」が私たちを苦しめることもあります。

私なら、
・木村拓哉さんのような顔でセミナーを開催してみたい(=不可能)
・村上春樹さんのような文章力でブログを書いてみたい(=困難)
・アスリートのようなスピードで走ってみたい(=無理)
というないものねだりは、気持ちをネガティブにさせるものです。

そんなときは、どう考えていけばいいのでしょうか。

私は「『無い』という事実がある」を認めることだと考えるようにしています。
私たちにはみんな「無いが有る」のです。

たとえば、沖縄の離島に行きたいと思うとき、その島に近代的なビル群を求めませんよね。
「『沖縄の離島にはビルが無い』という状況が有る」わけですね。
その分、おだやかで落ち着いた雰囲気があるのです。

私たちも同じように考えてみるとどうでしょうか。

子どもの頃に味わった貧しさという経験をバネにして、お金持ちになった人の話をよく聞くように。
「無い」をパワーにして、「有る」をつくるエネルギーにできるかもしれません。

「無い」が「有る」と考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社を退勤してトライアスロンのスイムスクールへ。
新規会員の方が初参加されていました。

失礼ながら、メインのトレーニングで周回遅れになっている姿があり。
およそ1年前の私自身も同じだったなと、思い出していました。
伸びしろがあるなと。(^^)


 


 

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