仮説の習慣

「まじめな努力家」が陥りやすい自己否定。無意識の思考と行動に注意しよう。

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・まじめ
・努力家

なら、成功するのでしょうか。

「まじめな努力家」は、注意したほうがいいことがあります。

 

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がんばりが成果に結びつかない悩み

「まじめな努力家」になりたい。

子どもの頃から、私はそのように考えていました。

ただ、過去をふり返ってみると、「まじめな努力家」が必ずしも成果をあげているわけではない、ということに気づきます。

私自身、

・毎日がんばっているけれど、思ったような成果があがらない
・努力しているけれど、ゴールとずれている
・一生懸命やっているけれど、本人が満足していない

といった悩みを抱えていました(今も解決はしてませんが、、、)

能力が誰よりも最低というわけではない(と思いたい)はずですし、休日にセミナーに参加したり、安くない金額を自己投資にあてていますから、「まじめな努力家」の姿に近づいているように思うのです。

しかし、そのように自分なりに精いっぱい行動しているのに、なぜ思い通りの結果につながらないのでしょうか。

じつはこの問題は、私だけでなく、私の周囲にも見かけることがあるのです。

 

自分にOKが出せない「まじめな努力家」

これは私の仮説です。

「まじめな努力家」たちに共通しているのは、自分に対していつの間にか否定的な評価をくり返していることではないでしょうか。

たとえば、私が早起き習慣化を目指していた頃に、1週間のうちに4日早起きできたときがありました。

これなら1週間のうちに半分以上早起きできていますから、悪くないのです。

むしろ、早起きがまったくできなかった頃のスタートから考えたら十分な成長であり、できたところにOKを出していくほうが望ましいのです。

「自分ができたところを認め、自分をほめる」というのは、習慣化にとても重要だからです。

しかし、「まじめな努力家」は自分へのOK出しができません。

「まだまだ足りない。1週間、毎日早起きしなければ」と考えてしまうのです。

そこで、さらにがんばって1週間毎日の早起きを達成すると、今度は「まだまだだ。1ヶ月毎日早起きしないと」と、ハードルをあげてしまいます。

そして、それが「365日、毎日やらないとだめだ!」になってしまう。

その姿勢は、ある意味では「すばらしい努力家の姿だ」という評価をしたいところですし、実際その通りでしょう。

ただ、このような考え方は、「足りない。もっと、もっと!」と、結果的に自分自身を追い込んでしまうのですね。

すると、いつまでたっても「自分はまだまだ不足しているところばかり。これではだめだ。」というセルフイメージのままです。

これだと自己信頼感が高まらないため、少しでもイレギュラーが重なると自分にだめ出しをしてしまい「ほら、やっぱりだめなんだ、、、」となり、ネガティブをやたら肯定してしまう。

やがて行動がとまり、挫折につながってしまうのです。

 

無意識の思考パターンと口ぐせに気づこう

このような自分の思考パターンやセルフトーク(自分への声がけ)は、本人も気づかないところで起きています。

わかりやすいところで言えば、口ぐせがそうです。

私自身も、思いあたります。

ブログを書きはじめた頃は、時間を見つけてコツコツと記事を書き、ベンチマークしている師匠やブロガーさんの記事を読んでいました。

そのように、ブログに関するスキルを磨くようにしているのは、今と変わりません。

ただ、以前は、「うーん、まただめな構成だなあ。なんでもっとうまく書けないんだろう。。。」とか、「途中まではイメージ通りに書けていたのに。やっぱりだめだなあ。」などと、勝手に口に出てしまうことがありました。

自分を磨き、読んでくださる方に気づきや行動のきっかけを提供したいと考えてブログを書いているのに、同時にブログを書くことで私自身を否定し続けていたのですね。

たとえれば、子どもが積み木を積み上げながら、完成したと思ったら自分でその積み木を崩してしまうようなことをやっていたのです。

客観的に見ると、「そんなんだったら、やらないほうがいいじゃん。。。」と思いますよね。(^_^;)

でも、このようなケース、意外にあるものなのです。

向上心が強い「まじめな努力家」ほど、「いつも前向きに努力しないといけない」と思っているからです。

しかし、自分を向上させようと思いながら、その一方で気づかないうちに自己否定をくり返している可能性があるという矛盾。

その盲点に注意しましょう。

解決策は、まず気づくこと。

そして、マイナスの言葉がけではなくプラスの側面を見る視点を意識することで回避できるようになります。

「馬鹿ポジティブ」になるのではなく、物事の良い面を見るようにするという意識です。

そこから、思考パターンや口ぐせが変わってくるはずです。

あなたは大丈夫でしょうか?

 

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■編集後記

昨日は午前中にコーチングセッションを受けました。

アイデア出しのブレストをするつもりが、私の内面を深掘りするセッションに。(^_^;)

過去の記憶がつながったり、本当にやりたいことなのか本気度を試されたり。

これまでとは違ったアプローチを試して、手数を増やします。

午後は妻とラン。

今週末の昭和記念公園トライアスロン(スプリント)に向けて身体を動かしました。

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