思考の習慣

なぜ私たちは他者と比較してしまうのか?

投稿日:2025/08/04


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

頭では無意識だと思っているのに、ついやってしまうことがあります。
「他の人と自分を比べてしまう」のは、その1つでしょう。

この問題。
どう解決していけばいいのでしょうか。




 

なぜ私たちは他者と比較してしまうのか?

「Q:なぜ、私たちは他者と比べてしまうのか?」という問いがあります。

あなたは、いかがでしょうか。
悔しさとか、やるせなさを感じたことがあるかもしれません。

こういう状態のときは、たいていの場合、
(1)まず、相手ができているところを見る
(2)次に、自分ができていないところと比べる
(3)そして「あの人はできているのに、自分はできていない」と落ち込む
という流れではないでしょうか。

「たいていの場合」というか、主に「私の場合」ですけれど(笑)。

ただ、この比較。
私だけが悩んでいるものではありません。

もちろん、あなただけでもなく、周りの人たちだけでもない。
世界中の人たちが、同じ悩みを抱えているんです。

きっと、SNSで周りの人たちの生活が垣間見えるようになったからでしょうね。

もちろん、他者との比較は、あまり健全じゃないことはわかっている人は多いです。
ですから、解決するために本やYouTubeなどで「他人と比べないでいいんだよ」というメッセージが届くわけです。

でも、それだけでは解決しないのも現実。
その場しのぎの手段では、なかなかこの問題って解決できないんですよね。

 


 

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比較して知りたいことは何なのか?

さて、あらためて「Q:なぜ、私たちは他者と比べてしまうのか?」を考えてみましょう。
この問いを解消しない限り、私たちは必要以上に他者を気にしてしまいますからね。

本来は、他者を気にしてもどうにもならないものです。
変えることはできないので。

そのエネルギー消費はもったいない。
別の大事なところにエネルギーを使ったほうがいいはずです。
でも、「考えるな」と言われると考えてしまうみたいなこともあったりします。

「Q:なぜ、私たちは他者と比べてしまうのか?」

この問いについて、シンプルな答えがあります。
その答えは何でしょうか。

それは、「自分の現在地を知りたいから」なのです。

・自分の人生は順調なのか、不調なのか?
・自分の収入は多いのか、少ないのか?
・自分のステータスは、どのあたりに位置しているのか?
といったことが気になるものなんですね。
とても自然に。
それが人間の本能だからです。

それなのに、私たちは自分の立ち位置を知ることができる術(すべ)を持っていません。
不安になりますよね。
航海図なしに、船が大海原に漂っていることになりますから。

これが、例えばフルマラソンだったらわかりやすいです。
友人は20km地点を走っている。
自分は15kmを過ぎたところを走っている。
だとすれば「5kmくらい遅れているな」というのがはっきりわかりますから。

それなのに、私たちの人生で重要な基準というのは、意外とわからなかったりします。
たとえば、「平均年収」などといっても、住んでいる地域によって適正な収入は変わりますよね。

大事なことなのに、あいまい。
あいまいだから「現状で大丈夫なのかな?」という感情になる。

ですから、指標のヒントにするために「他の人はどうなんだろう?」ということを気にしてしまうわけですね。

 

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「他者との比較」をやめるためには?

では、「他者との比較」をやめるためには、どうすればいいのでしょうか。

答えは、「自分なりの基準を持つこと」です。

たとえば、私なら、
・ブログ更新の継続日数(=記事数)
・トライアスロンのスイムスクールへの参加回数
・毎週のKindleの執筆
などが、私が持っている基準です。
これらが進んでいたり、完了していれば、私は「自分のゲーム」を楽しめます。

一方で、もしも、私が「他者のゲーム」に巻き込まれていたらどうでしょうか。
たとえば、
・会社での出世
・SNSのフォロワー数
・有名人の名刺の数
などが基準になってしまうとしたら。
きっと、私の人生は相当しんどいものになっていると思います。
(以前、それなりにやっていたんです……。)

さらに、基準をつくるのは「自分が重要だと考えている分野」に設定することが重要です。
人生や自分にそれほど影響がない分野で進んでいるとしても、「だから何?」という感じになってしまうので。
「この分野が進んでいることがわかると、パワーが出てくるな」という感情が湧いてくることが重要ですね。

まとめると、他者との比較から抜け出すためのポイントは2つ。

(1)自分の重要分野を決める
(2)その分野での自分なりの基準を持つ
ということが重要になってくると考えています。

他者のゲームに巻き込まれず、自分のゲームを楽しんでいる人は、私の周りにもいます。
見ていて、「軽やかだなぁ」と思います。

さて、あなたがこの2つを決めるとしたら、何を選択するでしょうか。
・どの分野で
・どんな基準
について、考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、午前中に「良習慣塾」セミナーを開催。
話していて、熱くなってくるテーマでした。
夏だからというわけではなく(笑)。

午後は妻と買い物へ。
その後、夕方に地元の盆踊りに参戦。
最後のほうは踊りに参加して、楽しい時間を過ごしました。

帰宅後、世界水泳をチェック。
・・・している間に寝落ちしていました。(^^;)


 


 

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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