苦手なことを避ければ、嫌な気分にならずに済みます。
 ただ、得意なことだけしていると、成長が止まってしまうんですよね。
 成長が起きるタイミングを知っておきましょう。

 
 
 
成長はどのように起こるのか
トライアスロンのスイムを鍛えるために、個人的な特訓をしています。
 (特訓というほど大げさではないかもしれませんが・笑)
どんな特訓か。
 得意な左側の息継ぎを封印。
 苦手な右側の息継ぎで泳ぐトレーニングです。
これが、当初の想定より大変。
 自分の身体が、他の誰かの身体みたいな感覚なんです。
ぎこちない泳ぎどころか、クロールの形になっていません。
 カナヅチに逆戻りしてたみたいな感覚です。
もともと、左側での呼吸でもうまく泳げるわけではない。
 それなのに右側の呼吸で泳ごうとする。
 おかしな泳ぎ方になりますよね。
なぜ、右側で泳ごうとするのか。
 泳ぎを成長させるためですね。
片側呼吸だけでも泳ぐことはできる。
 ただ、私の場合は左右のバランスがとれていないまま泳ぐことになります。
それが、両側で呼吸できるようになると、バランスが良くなる。
 すると、スピードアップも望めるわけです。
スキルアップするときは、このような段階を踏む必要があります。
 無意識にしていたことを、意識的に取り組む。
そのようにして、1つずつ「部分」の改善をする。
 いくつかの部分の改善を合体すると「全体」が改善される。
すると、今までできなかったこと(たとえばスピードアップとか、長い距離を泳げるとか)が、できるようになっている。
 これがスキルアップであり、成長です。
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混乱は成長のスタート地点
私たちが普段、無意識でしていること。
 これを意識するのは、なかなか難易度が高いです。
たとえば、呼吸(地上での)。
 無意識ですよね。
 無意識にしていることは、説明が難しいです。
 「どうやって呼吸しているの?」と問われたら、私はうまく説明できません、
子どもの頃から川で遊びながら自己流のクロールを泳いでいた人が、ほかの人にクロールを教えるのが難しいように。
 また、ネイティブの日本人が、アメリカの方に日本語を教えづらいのと同じように。
普段、無意識のうちにしていることを説明すると、とたんにできなくなることがあります。
私が覚えている印象的な話は、「ムカデのパラドックス」(または「ムカデのジレンマ」)として知られているもの。
なぜ、ムカデは何十本もの足をスムーズに動かして歩けるのか。
 ムカデは、無意識のうちにしています。
物語の中では、ムカデがほかの動物から「どうやってそんなにたくさんの足を動かしているの?」と聞かれます。
 ムカデは、意識的に自分の足の動きを考え始める。
その結果、どうなったか。
 ムカデは足をどのように動かしていたかが分からなくなります。
 意識しすぎて、歩けなくなってしまうんですね。
 ムカデは混乱したわけです。
この混乱。
 これが成長には必要だと考えています。
私なら、苦手な方向から息継ぎしようとすると、「あれ、今までどうやって手をかいていたかな……。」とか、「息継ぎって、どうやるんだったかな?」という感覚になるんです。
思い出してみると、これは得意な左側の息継ぎのときも同じでした。
 どうやって泳げばいいのかわからない。
 意識的に呼吸しようとすると、下手くそで水を飲んでしまう。
 溺れそうになる。
混乱が起きます。
この後です。
 突然できるようになるんですね。
 できるようになった瞬間は、「あれ?」という感覚です。
 「できた!」みたいな感じじゃなくて。
やがて、強く意識しなくても、できるようになっているわけです。
 ここに至るまでに、混乱が必要なのです。
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「過去に戻りたくない」と思えることが成長
「できた!」
 そんな瞬間がやってきて、くす玉が割れて、まわりの人たちに拍手される。
 「おめでとうー!」と。
残念ながら、成長するときには、そんな瞬間ではありませんね。
 もっと地味なものです。
 「あれ?もしかしてできるようになってる?」みたいに。
興味深いのは、できるようになると、自分ではもう前がどうだったのか思い出せないことです。
 「そう言われると、前からできてたような感じがする」と思ってしまうみたいな。
 そんなことないはずなのに。
 ちょっと厚かましいのかもしれません。
ただ、それでいいのだと思います。
成長までの試行錯誤をずっと覚えていたら、「また、あのつらい思いをしないと成長できないのか……。」と思ってしまうと思うんですよね。
 女性が、出産の痛みを忘れるから、また子どもを産みたいと思うような感じでしょうか(聞いたことしかありませんけれど)。
そう考えると、痛みを忘れるくらいでOKなのだと思うのです。
 だから、またトライできるんだと。
そのようにして、眼の前の壁を乗り越える。
 すると、以前の自分には戻れなくなります(あえて下手にやらない限り)。
「もうあの頃には戻れないし、戻りたくない」という想いを感じた瞬間。
 それこそ、あなたのレベルアップのタイミングなのです。
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■編集後記
昨日は、良習慣塾のセミナー準備。
 同時に「良習慣塾」集中タイム開催日でもあったので、良習慣塾メンバーと一緒のZoomで集中しました。
そんな環境にいたら、ふと、
 「良習慣塾の
  良習慣塾長による
  良習慣塾生のためのセミナー準備」
 という言葉が湧いてきました。
リンカーン氏の「人民の、人民による、人民のための政治」みたいな。(笑)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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