コミュニケーションの習慣

クライアントが望むゴールを見つける。難しいけれどやりがいがあるゴール設定。

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コーチングで重要な要素の1つにゴール設定があります。

適切なゴール設定が、クライアントさんの成長に好影響を与える事例があったので記事にします。

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とにかく残業が長く、帰りづらい職場に勤務するクライアントさんの例

現在ご支援させていただいているクライアントさんが、残業を減らし、退社時間を守るトレーニングをしています。

残業が常態化している職場のようなので、最初は抵抗にあいました。(^_^;)

とにかく帰りづらい職場のようで、早くても21時30分退社くらいだということでした。

現状のままだと、自己投資の時間がとれない。

何の知識も増えず、スキルアップもできない状況がこのまま続いたらどうなるか?

そのように考えると、余計に不安を感じるとのことでした。

 

あなたの人生に求められるていることはどんなことなのか?

そのような状況では、まずはゴール設定が必要です。

クライアントさん自身が人生を考え、未来を考えないと、本当のゴールは設定できないからです。

どうしても将来が描けないときは、ひとまず短期的なゴールでも構いません。

私は、最初にクライアントさんとたっぷり時間をとってオリエンテーションとプレコーチングを行いますが、なかなか本音が聞こえてきませんでした。

どうも、「やるべき」とか、「やらなければならない」とか、「やったほうが良いから」というニュアンスが発言の中に見え隠れするのです。

数回セッションとメールでのやりとりを行いましたが、フワッとしたゴールだと、もちろん、クライアントさんも身が入りません。

行動はしていて、続いてもいるのですが、将来に対する期待感のために行動はしているというエネルギーが伝わってこないのです。

そこで、通常の定期セッションを延期して、新しいゴール設定を考える場としました。

そこで、クライアントさんにヒットしたのが、

「あなたの人生で、いま、何がもっとも求められているものは何ですか?」

という質問。

ちらっと上目になり、じっと考えていました。

クライアントさんが口を開いた瞬間から話は熱を帯び、対話に活気が生まれました。

そうして、以前までゴールにしていたものとは、角度がかなり違ったゴールが生まれました。

本当のゴールができると、クライアントさんがゴールを考える時間が増えます。

そうすると、流されるように過ぎさっていく時間に対して、リアルな危機感が生まれます。

私のクライアントさんも、ゴール設定が難しかったのですが、ひとたび決まれば、実行できる実力をお持ちのクライアントさんなのはわかっていたので、これからの加速が楽しみです。

 

ゴールが見つかると、自分の人生の主人公が自分になる

ゴールが決まると、クライアントさんの行動量も変わりました。

前は、自分の仕事が終わっていても、すぐには帰れないと話していました。

しかし、クライアントさんのゴールが決まっているので、やることが明確です。

自分の意思で決断して、「周囲にかまわず、仕事を終えて早く帰る」という行動を実行しているのです。

クライアントさんは、「以前は、自分だけ早く帰ると評価が下がるんじゃないかと思っていました。でも、今は、目指すゴールがあるので、思いきって帰れるようになりました。正直、まだ怖さはありますが(笑)」と話していました。

これは、まさにクライアントさんの成長です。

リスク領域に踏み込んで、挑戦しているからです。

そして、恐怖を感じながらも、思いきって実行している。

それに、やってみると、意外とできるものです。

反対に言えば、やってみないと、そのときにどのような感情を持つのかわかりません。

仕事が終わっているなら、帰っても文句を言われる必要はありません。

クライアントさんが、ご自身の人生を自分ごととして、主体的に考えられるようになること。

ここが重要なポイントです。

この部分が明確になると、クライアントさんは主体的にご自身の人生に向き合うのです。

やはり、コーチは、クライアントの成長のために適切なゴール設定を行うことが、1つの大切な仕事なのですね。

定時退社が続いているクライアントさんのメール報告を見て、そのようなことを考えています。

 

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■編集後記

早起き習慣化のサポートが少しずつ落ち着いてきました。

いろいろと綱渡りになっていましたので(汗)、盛り返していきます。

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・100kmウルトラマラソンランナー
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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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