書く習慣

「なぜか行動できない」の突破法。無意識に気づく→書き出す→反論する。

投稿日:


8月1日で、メルマガ創刊から1年が経過しました。

スタートしてみれば1年は短く感じるものですが、創刊までのプロセスはかなり重たく、ずっと自分にブレーキをかけている状態だったのです。

さて、そのように行動を抑えるブレーキが効いているときは、どのようにしてゆるめればいいのでしょうか。

 

スポンサーリンク


 

適切な目標は行動を加速させてくれる

「適切な目標設定」とは、どのような目標のことをいうのでしょうか?

私の中では、「適切な目標設定」は、

・自分の行動を加速させてくれる目標

です。

反対にいえば、動きがとまってしまうような目標だとすれば、その目標には何か問題が隠れている可能性があります。

以前、私の行動が止まったときがあります。

それが、メルマガの創刊に時間がかかったときのことです。

何年ものあいだ構想して、「やるぞ!」と決めて、師匠のメールコンサルティングでメルマガのテーマまで決まったのにもかかわらず、動き出せませんでした。

そのときは、まさに「行動が止まる」状況におちいっていたのですね。

メルマガを創刊するために、やることリストをつくり、

・チャンクダウンをする

・ベビーステップで試してみる

などにトライしてみましたが、なぜかうまくいきませんでした。

「このまま、永遠にメルマガを発行することができなくなるかも・・・」という思いもチラつきました。

 

メルマガ創刊をためらう無意識のイメージ

その行動が、ようやく動き出すきっかけができた瞬間がありました。

それは、まさに「行動できない」というテーマでコーチングセッションをしていたときのことです。

コーチと話している間に「これ以上やることを増やすと、妻との関係が悪くなるかもしれないしな・・・」と、ポロッと出たのですね。

コーチから、「伊藤さん、それですね。その思い込みが、無意識のうちに伊藤さんの行動を止めている原因ではないでしょうか?」と言われたのです。

言われてみると、たしかに「ブログの更新だけでも大変なのに、メルマガまで増やしたら、時間がなくなって家族との時間が減るんじゃないか」という考えがあることに気づきました。

無意識のうちに、自分が家族から責められている映像が浮かんでいたのです。

これは、私がもっとも大事にしている「家族」という価値観を否定することですから、かなりの重たさです。

ですから、頭では「メルマガを創刊しよう!」と思いながらも、心では「でも、スタートしたらしんどいことになる」と信じ込んでいたということですね。

こうなったとき、強いのは顕在的な意識よりも、無意識のほうのパワーです。

あきらかに「やったほうがいい」ということなのにもかかわらず、「でもやっぱり無理だろうな・・・」とブレーキをかけてしまうのです。

よくたとえられるように、これは「ブレーキを踏みながら、アクセルを踏んでいる」状態。

ほとんど前進しないですし、進んだとしても遅すぎる。

そして、かなりのエネルギーロスです。(^_^;)

そのときのコーチとの対話の中で師匠のメールコンサルティングにあった「15分で書けるだけ書く、というルールで試してみる」という方針が決まりました。

私が「それなら試せるかもしれない」と思える、ほどよいレベルが「1日15分」だったのですね。

家族にも、「15分だけだから」と言えるイメージも出てきました。

そうして、ようやくメルマガをスタートできたのです。

それは、決意してから半年間もかかったメルマガ創刊でした。。。

 

目標のデメリットを軽くする2ステップ

この私のメルマガ発行のケースのように、私たちが目標を設定するとき、目標を達成する光の側面を見つつ、実はその裏側にある影も見ていることがあります。

ただ、影の側面に関しては無意識の領域なので、自分でもなかなか気づかないのですね。

ほかにも、いろいろなデメリットの思い込みがあったことがわかります。

たとえば、

・メルマガを書いたら、批判コメントがくるんじゃないか?

・無名の個人がメルマガをやっても誰も読んでくれないのではないか?

・「よかったら、私のメルマガを読んでいただけませんか?」と言ったら、相手が嫌な顔をするんじゃないか?

・ブログだけでも大変なのに、メルマガをやっている時間が確保できなくて苦しむんじゃないか?

といった思い込みがありました。

もちろん、誰でもこういったことを考える傾向はありますし、100%完全に「メルマガさえ発行すればすべてがうまくいく!」と思っている人のほうが少ないでしょう。(笑)

では、そのような不安を振りはらいつつ、行動にうつしていくためにはどうすればいいのでしょうか?

これには、2つのステップにわけて考えてみることが有効です。

 

1:思い込みを書き出す

まず、自分の無意識にある思い込みを表出させることが大事です。

具体的には、頭の中のモヤモヤしたイメージを、紙に書き出します。

こうして言葉にすることで、無意識のイメージを見える化します。

私の例でいえば、先ほどの「メルマガを書いたら、批判コメントがくるんじゃないか?」といったようなことですね。

形式などは気にせず、できる限りたくさん書き出してみましょう。

 

2:デメリットに反論する

書き出したら、次はそれらのデメリットに1つずつ反論します。

・メルマガを書いたら、批判コメントがくるんじゃないか?

反論→ブログを書いたときも同じことを思っていたけれど、批判よりもプラスのフィードバックの方が圧倒的に多い

・無名の個人がメルマガをやっても誰も読んでくれないのではないか?

反論→ブログだって同じだけど、毎日読んでくれている人は確実に存在している

・「よかったら、私のメルマガを読んでいただけませんか?」と言ったら、相手が嫌な顔をするんじゃないか?

反論→「嫌われたくない」という自分のビリーフに向き合うワークとして捉えてみたらおもしろいのでは?それに提案するのはトレーニングにもなる。

・ブログだけでも大変なのに、メルマガをやっている時間が確保できなくて苦しむんじゃないか?

反論→ブログをはじめた4年前よりは時間管理の感覚も変わってきているから、さらに時間密度を濃くするためにトライしてみるのもおもしろいかも。それに、私がベンチマークしている方々は、ブログもメルマガも両方やっている人ばかりだ。

といった感じですね。

こう考えてくると、「そっか、思ってたほどしんどくないかも」と、心が軽くなってきます。

そうして、先述の「15分で書けるだけ書く」という自分がしっくりくるルールなら、「家族との良好なつながりを持ったまま、ひとりビジネスも前進させられる」という目標に書き換えることができます。

そうすれば、不思議と気が楽になり、プレッシャーが軽くなるのですね。

 

考えてみると、成果をあげている人ほど、仕事もプライベートもうまくいっている人が多いですよね。

幸福な人生、豊かな人生というのは、仕事だけではないし、プライベートだけでもないでしょうから。

うまくいく人は、「二兎を追う者は一兎をも得ず」と考えるよりも、「欲しいものは、同時に追求してOKなんだ」と思っているものです。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、会社終わりで継続クライアントさんとのコーチングセッションでした。

昨年12月からスタートした契約が、昨日でひと区切り。

今後の飛躍のための目標設定を行い、1つに関してはその場でアクションを起こしていただきました(さすがです)。

ご自身が好きなことがあり、そのことを「24時間考えてしまう」対象があるというのは、とてもハッピーなことですよね。(^_^)

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

ひとりで複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひ!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-書く習慣

執筆者:

関連記事

再開した『ゼロ秒思考』を3ヶ月継続。3つの効果と続けるための3つのコツ

『ゼロ秒思考』の「A4メモ書きの習慣」を再開して、あらためてメリットを感じています。 また、3ヶ月継続するための3つのコツも記事してみました。   再開した「A4メモ書きの習慣」を3ヶ月継続 …

1日15分考える時間をつくる。ソフトバンク創業のきっかけになった孫正義さんの良習慣

巨大なソフトバンク社が誕生するきっかけになったアイデアをご存じでしょうか。 それは孫正義さんが「1日15分考える時間をつくる習慣」に取り組んだことで生まれたんです。 私たちにどう役立てていくか、記事に …

何度も挫折してきた日記の習慣化に、ようやく成功した最大の理由。

過去に挫折した習慣であっても、やり方やルールを変えれば続けることは十分に可能です。   こっそりと1580日続いた私の良習慣 先日、ふと思い立ったことがあり、ある習慣がどれだけ続いているか調 …

記録ツールをアレンジすれば、あなたの習慣形成がうまくいく

自分でオリジナリティーを加えたツールを使うと、記録することが楽しくなります。 それが、習慣形成に役立つツールになるのです。   記録ツールに愛情を持つとうまくいく 私が習慣形成やゴール達成を …

内省とは何を書くのか?7つの項目であなたの内面を書き出してみよう

先日のセミナーで「内省って何を書くのか、今までわかっていませんでしたが、よくわかりました」というフィードバックをいただきました。 そこで、内省でおすすめの7つの項目をご紹介いたします。   …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。