良習慣の習慣

「苦手はぜんぶ、伸びしろだ。」苦手分野を「成長の余地」に変える方法。

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「苦手はぜんぶ、伸びしろだ。」

私も共感しますし、いいコピーですよね。

ただ、伸びしろを埋めていくためには、挫折しないようなやり方で進めていくことが重要です。

 

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人は不安感や恐怖感からブレーキをかける

人には、誰しも苦手なものがありますよね。

・社交的で営業には向いているけれど、ルーティンの事務作業にとりかかれない

・プロ野球選手で体が大きいのに、犬が苦手で子犬もさわれない

・会社ではリーダーとしてバリバリ仕事をこなしているが、家に戻ると奥さんの前でおとなしくなる(笑)

ここまで極端ではないかもしれませんが、周囲にそういった人がいるのではないでしょうか。

私は、人前で話すというのは大の苦手でした。(^_^;)

小学生のとき学級委員長としてみんなの前にたつのは苦痛でしたし、中学生で生徒会(書記)に立候補することになったときも、全校生徒の前で演説したときは頭が真っ白でした。

苦手なことというのは、客観的に分析してみると、やはり心理的な理由が隠されています。

私の場合、いつも姉が先頭にたっていろいろとやってくれていたので、自分が人前にたって注目されるという状況をほとんど経験していませんでした。

そのため、不慣れなことに対して「何がおこるかわからないから恐い」という考えを持っていたのですね。

このように、人間の行動というのは、不安感や恐怖感からブレーキをかけられてしまうものなのです。

 

スモールゴールの到達を目指せばハードルは低くなる

そのような私でも、今はセミナーを開催して、講師役として複数人数の前で2時間以上話し続けています。

では、そのような苦手分野をどのように克服していったのか?

といえば、やはり、

・ゴールをチャンクダウンして
・中間ゴールを設定し
・ベビーステップで少しずつ進んでいく

というプロセスです。

これが基本なのですよね。

このプロセスによって苦手な行動を徐々に慣らしていき、行動することを少しずつ楽にしていくのです。

たとえば、セミナーで講師役を務める場合は、次のようなステップが考えられます。

(1)たたき台の完成度でいいので、自分ひとりでトレーニングする(イメージではなく実践する)

(2)家族(私の場合は妻)や仲の良い友人など、多少荒削りの完成度でも受けとめてくれる人にむけてリハーサルをする

(3)初のセミナーを開催。でも、最初は友人たちに参加してもらう(もちろん、友人たちに向けて本気でやります)

(4)いよいよ外部に告知。でも、参加者の中に友人も1人や2人くらい混じってもらう

という感じですね。

ここまでくると、あとは

(5)一般向けに外部に告知。友人がまったくいない状態でもハードルはそこまで高くない

という状態になり、セミナーができるようになるでしょう。

この流れで場数をふみ、量をこなしていけばさらに慣れていきます。

このように、段階を踏んで少しずつ刺激に「頭・心・体」を慣れされていくことが重要なのです。

ですから、たとえば(2)の段階でつまずいたとしても、まだまだ挽回できるわけですし、「余白が成長の余地としての伸びしろ」になるわけですね。

もちろん、未知の体験によってステップアップするのですから、不安がゼロになることはありません。

それでも、そのような状況の中でいきなり極限状態に追い込むのではなく、恐怖感が減るように無理のないところから少しずつレベルを高めていくのです。

目標達成のために、スモールゴールやマイルスートンを設定しておくことに通じるものがありますね。

 

苦手なことほどゆっくり慣らしていく

「そうは言っても、本番を経験しなければ実力はつかないだろう」とか、「それなら、いきなり本番をやってしまったほうが早い」という意見があるかもしれません。

私も、トレーニングと本番の違いはよくわかります(トライアスロンでもその違いをよく感じます)。

さて、ここでイメージしてみましょう。

あなたにかわいい子どもがいるとして、子どもに泳ぎを覚えさせたいという状況だったとします。

その際にあなたは、自分の大事な子どもが泳いだがことがないのに、いきなり海に突き落として泳ぎを覚えさせるでしょうか?

本当にそのような方法で落とされた子どもでも、必死に浮かんで泳ぎを覚える可能性もあるかもしれません。

そうすれば、最短で泳ぎを習得できることになります。

ただ、いきなり本番をやると、挫折した時のダメージが大きいのです。

その恐怖心から、泳ぎが大嫌いになる可能性も高いです。

しかし、スイミングスクールなら、そのような教え方はしませんよね。

水に慣れるところからはじめて、浅いプールで遊んだり、ビート板を使ったりして、少しずつ泳ぎに対する恐怖心を取りのぞいていくはずです。

そうして、水に慣れてから、はじめて泳ぎを教えるのです。

このやり方であれば、子どもは水泳を好きになり、結果的に泳げる子どもたちは多くなるわけです。

このように、少しずつ前進していくことで、恐怖心やマイナスイメージを溶かしていくと、苦手なものを克服できるようになるのです。

私自身、マラソンをはじめた頃、というか子どもの頃から長距離走は苦手でした。

でも、フルマラソン完走への想いだけがありました。

ですから、マラソンのトレーニング本を読んで、

・ゴールをチャンクダウンして
・中間ゴールを設定し
・ベビーステップで少しずつ進んでいく

というプロセスを踏んだのですね。

最初はウォーキングからはじめて、15分のジョギングにしました。

それが気持よくできたら、ジョギングの距離を3km、5kmと距離を伸ばしていく。

その後のレースにエントリーして、ハーフマラソン、フルマラソン、60kmマラソンときて、最終的に100kmウルトラマラソンまで走れるようになったのですね。

これは、2本立ての作戦です。

まず、レース完走によって達成感というご褒美でやる気を高め、自分の行動意欲を高める。

同時にハードルを徐々に上げていって、少しずつ自信をつけていく。

そのようにして、目指す目標へと近づいていくのです。

苦手なことほど、ゆっくり慣らしていくことがおすすめです。

複雑に考えすぎず、シンプルに対象に取り組んでいきましょう。

 

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■編集後記

トライアスロンチームのえぇ。。さんの記事にグッときています。

帰りの電車で読んでいて、「そ、そう、こういう気持、わかる〜」という感じでした。

えぇ。。さんにメッセージしたところ、理由もなくお礼だけ伝えたら困惑させてしまいました。(^_^;)

そこで、「なぜ、共感したのか?」を自問。

出てきた答えは、「続けることによって、自らがなり得る最高の自分になる」という私のミッションが共鳴しているんだ、ということでした。(^_^)

ああ、すっきりした。(笑)

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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