思考の習慣

「忙しい」「バタバタ」「時間がない」という「ささくれマインド」への対処法

投稿日:


師走といわれるように、この時期は何かとやることが増えます。

そのようなときこそ「ささくれマインド」に陥らずに、心を落ち着けていきましょう。




 

時間不足による「ささくれマインド」

12月になると、耳にする機会が増える言葉があります。

それは、

「忙しい」

「バタバタしている」

「時間がない」

といった言葉です。

私は禁句にしている言葉たちではありますが、あまりにも耳にするとうっかり口に出してしまいそうにもなります。

街の雰囲気や周囲の人たちのマインドも伝染するものなのでしょう。

よく言われるように「忙しい」という言葉は「心を亡くす」と書きます。

こういった言葉を使っていると、次第に心の余裕ややさしさを失っていくのですよね(だからこそ禁句にしているわけですけれども)。

自分だけならまだしも、「ほかの人のために」と思っていた約束でさえ、「なんで自分ばっかりこんなに忙しいんだろう。それに比べてあの人は・・・」という気持ちになっていくこともあります。

私も会社の仕事がたてこんできたときに、同じ気持になったことがあります。

こうなるとやってくるのは被害者意識です。

この状態を、私は「ささくれマインド」と呼んでいます。

「ささくれマインド」ですごしてると、周囲の人が敵に見えてきたり、自分の性格が攻撃的になってくる感覚がありました。

しかも、そういう「ささくれマインド」だとすれ違いが起こり、仕事のミスも増えたりします。

そうなると、さらに時間を失うこともあるでしょう。

できるだけ「ささくれマインド」は避けていきたいものですよね。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール





プリンストン大学の心理実験

学生を対象にした心理学の実験があります。

それは、学生たちが講堂でスピーチをするために校内を歩いているときに検証するものです。

講堂の近くでうずくまるみすぼらしい服装の男性が仕掛け人。

学生が通るときに、その男性が苦しそうなうめき声をあげます。

そのときに、

・Aチームの学生たちには、講堂に移動する前に「まだ時間の余裕がある」

と伝えます。

もう一方の

・Bチームの学生たちには、講堂に移動する前に「時間がないから急いで」

と伝えるのです。

これにより、学生たちが手を貸したかどうか。

それを実験したわけです。

結果、うずくまっている男性を助けようとした学生たちの割合は、

・Aチーム:63%

・Bチーム:10%

だったのです。

この実験からもわかるように、「ささくれマインド」というのは人の余裕ややさしさを機能させなくなってしまうのです。

これは、私たちの日常にも当てはまるのではないでしょうか。

 


■スポンサーリンク




タスクとタスクの間に余白を入れる

タスクとタスクの間には、ほんの数分でもいいので余白をいれておきましょう。

たとえ1分でもいいです。

では、その時間に何をやればいいのか。

私のおすすめは「瞑想」や「深呼吸」です。

たった1分かもしれませんが、目を閉じて自分の呼吸に集中する。

これだけでかなり「ささくれマインド」は落ち着きます。

できれば、椅子に座っておこないましょう。

難しい場合は、立ってやってもいいと思います。

電車の中でつり革を持ったままでもできます。

私も、帰宅しながらのランを終えて、次にコーチングセッションの時間が待っているときがあります。

感情を高めるためのランニングも兼ねているわけですが、セッション前に1分の瞑想(「COACHステート」という瞑想法)をおこなっています。

すると、エネルギーを感じながら、心は落ち着いているという状態(ステート)をつくれるのです。

そのようにして、タスクとタスク余白に小さく「瞑想」や「深呼吸」をはさみこむこと。

たったこれだけのことではありますが、「ささくれマインド」を軽減できる習慣です。

年末の時期だからこそ、ぜひトライしてみましょう。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、ランチームのキャプテン元帥の誕生日会に参加しました。

参加メンバーを見ていて、感じたことがあります。

それは、私が最初に参加した2013年の頃から考えると、会社員が激減したことです(笑)。

昨日は、会社員が私ともう1人だけでした。

その代わりに本の著者になる人が増えて、メンバーの半分以上は本を出版。

そして、トライアスリートが増える(昨日の男性メンバーは私以外は全員アイアンマン、、、)という集まりに変化しています。

「環境が人をつくる」というのは、本当だなぁと実感しています。(^_^)


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

「忙しい」という言葉を言わないようにするための対処法

「忙しい」という言葉を使ってしまうときは、思考や感情が追い込まれているときです。 そこから抜け出すためには、「感謝」という感情を高めてみましょう。   「忙しい」ことは美徳ではない 「あー、 …

先に考える時間をとる。すると、結果的に行動が短時間になる。

「考える」という行為は、意外と面倒で時間がかかりす。 そのため、スキップしがちなんですよね。 ただ、取り組みをスムーズにするためには、先に考えておいたほうが、結果的に楽になることも多いです。 &nbs …

何をやっても続かなかった私が、ずっと勘違いしていたこと。

けっこうトラップにはまっている方が多いのであらためて書いておきたいのですが、続けることというのは「つらくて苦しいものをがんばり続ける」ではありません。 「いかにして楽しく続けられるように工夫するか」と …

自己否定ばかりでなく「今の自分ができることはやっている」という視点もあっていい。

「自分はまだまだこんなものじゃないのに、、、なぜできないんだろう?」という気持になることはありますか? ふり返りをして改善することは大切ですが、「今の自分の実力でやることはやった」という視点も持つこと …

習慣化と目標達成は「短期間でドカンと1発」ではなく「時間をかけてちょっとずつ」

中長期的なプロジェクトはパズルに似ています。 90日のプロジェクトなら、ピースを90枚に分解しましょう。   「短期間で一気に成果を出したい」というトラップ 習慣化と目標達成。 この2つに共 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。