思考の習慣

「自分だけができていない」という思い込みを抜け出そう

投稿日:2020/09/08


「ほかの人ががんばっているのに、自分だけができていない」と感じることはありませんか?

だとすると、あなたは自分のことを過小評価しています。




 

「自分だけができていない」というトラップ

「やろうと思っていることがあるのにダラダラしてしまって、、、自分に嫌気がさします。」

セミナーやコーチングをやっていると、このようなご相談を受けることがあります。

そのようなときは「ありますよね。でも、そうやってしまうのはあなただけではありませんので」という風にお伝えすることからはじめます。

人の心理というのは、本当に興味深いです。

たとえば、私たちは、

・自分ができていることで、ほかの人ができていないこと=簡単なこと

・自分ができていないことで、ほかの人ができていること=すごいこと

という風にとらえてしまうのです。

ほかの人もサボったり、失敗しているのに、なぜか「自分だけができていない」という風にとらえてしまうわけです。

 


 

【お知らせ】

【募集中】6/30、7/13『計画する習慣』セミナー

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





自己評価をマイナスにしてしまう要因

私たちは生きていると自然にやってしまうことがあります。

それは、

・短所を探してしまう

ということです。

これは、ほかの人に対してもやってしまうものですし、自分にもやってしまうのですね。

確かに、私も子ども時代を思い出すと、けっこうマイナスのできごとが思い浮かびます。

たとえば、

・マラソン大会が嫌で、順位は下のほうだった

・算数が苦手でテストの点数が良くなかった

・そろばんの試験で寝坊して受けられなかった

という感じで、マイナスのことばかり記憶しているのですね。

私たちの記憶は、感情と結びついています。

ですから、「できていない自分」のイメージがつくられてしまうのです。

とくに私の世代は、できているところよりもできていないところを見る減点主義でした。

ですから、できていないところにフォーカスして、苦手をなくそうという発想があったのです。

ですから、嫌でもできていないところを見るクセがついているのです。

それに、日本には「自慢するのはよくないことだ」という風潮がありますよね。

ですから、自分ができていることであっても黙っており、アピールしないわけです。

そうなれば評価される機会も減ります。

そうなると、全体イメージとしては短所の改善ばかりしているような記憶になってしまうのです。

これが、自己評価をマイナスにしてしまう要因です。

 


■スポンサーリンク




自己否定の思い込みをはずす

でも、冷静に考えてみましょう。

人は短所があれば長所もあります。

あなたにも長所があり、私にも長所があります(たぶん)。

あなたが「こんなの誰でもできるよね」と思っていることは、私にとっては「そんなのよくできますね」と思うことだったりするのです。

子ども時代だって、あなたにとっての「いい記憶」はあるはずなのですが、忘れてしまっているのですね。

そもそもいい記憶を思い出す機会が少ないわけです。

私も、記憶をたどっていくと、

・マラソンは苦手だったけれど短距離走ではリレー選手に選ばれた

・算数はだめだったけど国語の漢字は得意だった

・そろばんはうまくいかなったけど野球部ではレギュラーだった

というプラスの面を思い出すこともできるのですね。

私たちが自分の人生をあきらめずに進んでいくためには「自分ならきっとできる」という自己効力感が重要です。

ですから、「自分だけが能力がない」という考えは手放してしまいましょう。

代表的な思い込みを3つあげてみました。

 

1:自分だけが面倒くさがっている

人間は誰もが面倒くさがりやの一面を持っています。

やろうと思っていることがあるのにだらけてしまうのはあなただけではないのです。

ずっとモチベーションが高い人はいません。

そう見える人は、モチベーションが途切れてもすぐに戻れる工夫や仕組みを考えているだけです。

面倒くさがりやが悪いのではありません。

面倒くさがりやから引き戻す方法が足りないだけなのです。

 

2:自分だけができていない

記憶力がよくない。

何度やってもできない。

続かない。

そういった悩みの根本は「くり返し」が足りないだけです。

私が算数が苦手だったのは、算数の問題をくり返し解かなかったからなのです。

一方で、算数が得意な友人たちは、算数の問題を私より何倍もくり返し解いていたのです。

もちろん、考え方センスの違いなどはあるとは思いますが、そのセンスさえくり返しで磨かれていくものです。

 

3:自分だけがなまけている

長く活躍している人は、なまける時間を上手にとっています。

外から見ているとずっと動き続けているように見える人がいますが、そういう人ほど意識的に休息を確保しているのです。

ポイントは、疲れきる前に休むこと。

がんばる時間となまける時間をセットで考えているのです。

これはマラソンランナーが給水や捕食をしながら走り続けるようなイメージです。

なまけるのが悪いのではなく、適度になまけなければ長く走れないのです。

 

これだけの人が存在する世界で「自分だけ」ということはまずあり得ません。

「できていない自分」という自己否定の罠にはまらないように注意しましょう。

 


 

【お知らせ】

【募集中】6/30、7/13『計画する習慣』セミナー

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活ファシリテーションからスタート。

夜は仕事の重要な会議が入ってしまい、2時間ほど。

「習慣化の学校」チャレンジシート返信も半分しか手をつけられずでした。。。(^_^;)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

「走りながら考える」の意味を誤解してはいけない。

先日、「走りながら考える」が誤った使い方をされていると感じる場面に遭遇したんですね。 そこであらためて、「走りながら考える」の意味を記事にしてみました。   「走りながら考える」と「何も考え …

なぜ、細胞が入れ替わっても「別人」になれないのか?

「自分を変えたい」と思いながら、何年経っても「変われない人」がいます。 その一方で、どんどん成長して別人のように「変われる人」もいます。 両者の違いは、どこにあるのでしょうか?   人の細胞 …

課題に行き詰まりを感じたときの脱出方法(NLP12の基本前提の活用)

「見える世界が変わった」という体験は、私たちが「認識しているフレームが変わった」という体験です。 NLPという心理学では、その体験を意図的に起こすことで現状の課題から脱出できることがあります。 &nb …

罪悪感を持たずにSNSを見るには?

こんにちは。 良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。 見ていると楽しいSNS。 ただ、あっという間に時間が過ぎるというデメリットも。 残るのは罪悪感だったりします。 そのSNSに対する罪悪感。 …

「やったほうがいいのはわかっているに、なぜか体が動かない」ときの3つの対処法

頭では「やったほうがいいこと」だとわかっているのに、どうしても体が動いてくれない。 このようなときは、どのように対処していけばいいのでしょうか。   なぜ「頭」で考えていても「体」に負けてし …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。