思考の習慣

迷うのは選択肢を手放せないから。集中するために決断する。

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興味ある分野の学びを増やしていくことや何を学んでいくのか考えるのは楽しいものです。

でも、その一方で、深めていくことを決断しなければ選択に集中できず、いつまでたっても成果につながらないのではないでしょうか。

 

決められない人は、手放せない人

1Dayのセミナーに参加していると、お昼休憩で外にランチに行くことがあります。

「習慣化の学校」でも1日集中セミナーが毎月あって、以前のセミナールーム場所の近くでは、ランチの選択肢がほとんどありませんでした(日曜定休のお店が多い場所だったので)。

選択肢としては、3つくらいあるお店の中から1つを選ぶだけでした。

ですから、「もうちょっと選択肢があるといいよね」と話していたんですよね。

一方で、今年開催している「習慣化の学校」は人数が増えたため、セミナールームの場所が変わりました。

すると、近くに飲食店がたくさんあるのですね。。

ファストフード、カフェ、ファミレス、和食、洋食、中華、ラーメン屋など、充実しています。

すると何が起こるか。

今度はお店を選ぶまでに時間がかかるんです。

私たちは「たくさんの選択肢があると迷うよね」となるわけです。

うーん、やはり人間は勝手なものですね(笑)。

実際、選択肢が多すぎると「あれも、これも」となってしまい、決断できなくなるものです。

では、なぜ選択ができないのかというと、それは

・選択肢を持っているという自由を手放したくないから

だと思っています。

反対に言えば、

・決められない=手放せない

ということなんですね。

 


 

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行動力不足をスキル不足にすり替えない

コーチングスクールを卒業してから、プロコーチの活動をスタートしたとき、迷ったことがありました。

それは、

・次はどんなスキルを身につけていけばいいのか?

ということです。

コーチングと相性のいい学びはたくさんあります。

・NLP(神経言語プログラミング)トレーナー

・心理カウンセラー

・メンタルケア心理士

・産業カウンセラー

など、コーチングスキルにプラスしていくことで、「より質の高いコーチングセッションができるようになるだろう」というような気がしていました。

何より、自分が興味のある分野について新しいことを学んでいくというのは、単純におもしろいものです。

知識も増えて、自分が優秀になったような感覚さえあります。

ですから、学び中毒やインプットメタボになってしまうんですよね。

それに、さまざまな学びがあると選択の自由があるので、選択肢を手放さなくてすみます。

ただ、これは選択肢をしぼりこめず、決断を先のばしにしている状態だったのです。

しかし、あるセミナーを受講しているときに、講師の方のひと言で目が覚めました。

「自分の行動力が足りないことを、スキル不足のせいにしてはだめ。私は投資したリターンを実感できるまで、次の学びに投資しないことにしています」ということだったのです。

ガツーンと、バットで頭を殴られたような感覚・・・とまでは言いすぎかもしれませんが(笑)、ハッとしたわけです。

たしかに、いくら能力がある人だとしても、プロ野球選手とサッカー選手とラグビー選手をかけもちすることはできません。

同様に、私もコーチング以外に、NLPプラクティショナーや心理カウンセラーの資格を取得したとしても、お客さまにしてみれば「で、いったいあなたは私にどんな変化を起こしてくれるの?」という意味では同じです。

むしろ、たくさんの肩書があることでわかりづらくなってしまうかもしれません。

「あれも、これも」ばかりだと、成果は中途半端になってしまうのです。

ですから、私はコーチングの道を深めていくことに決めました。

コーチングの最高峰の資格を取得するまでは、ほかの資格取得は手放そうと決断できたのです。

 


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「決断」は手放すものを決めること

決断することは、ほかの選択肢を手放すことでもあります。

たとえば、今日のランチに、和食か中華、どちらを食べるか迷ったとしましょう。

あなたは、どちらを食べるのか。

それはどちらでもいいのですが、和食を食べると決めたのなら、中華のことをきっちりと手放したという意識があるかどうかです。

「決断する」ことと「手放す」も、一見似ているように見えるかもしれません。

でも、ここには大きな違いがあるのですね。

順番としては、

・決断する→ほかの選択肢を手放す

です。

逆ではありません。

それでは、消去法になってしまうので、未練が残りやすいのです。

ですから、

・決断する→ほかの選択肢を手放す

で考えましょう。

たとえば、友人との約束がダブルブッキングになっていることがわかったとします。

友人Aさんとは定期的な会食で、友人Bさんはあなたの憧れの人に会わせてくれるイベントです。

ただ、先約は友人Aさんだとしたら「先約優先」で、友人Bさんを断るのがスジでしょう。

しかし、それで友人Aさんとの約束を守ったあとに「友人Bさんのイベントに行きたかったなぁ・・・」と思っているとしたら、それは友人Aさんに失礼ですよね。

相手も嫌な思いをするはずです。

このような決断は、果たして良いものなのでしょうか。

せっかく先に約束をしてくれて、時間をつくってくれている友人Aさんとの時間を楽しめないのだとしたら、結局は相手にも悪いし、自分も損をするわけです。

このような後悔をしないために、友人Aさんとの約束に行くと決断したのなら、友人Bさんとのイベントは頭の中から一切手放すことです。

私も、コーチングに集中すると決めたとき、カウンセリングやNLPはスクールなどに通うことを手放すことにしました。

選ばなかった選択肢をいつまでも頭の中に残しておくことは、本当の意味で「決めた」とは言えません。

選ばなかった選択肢は頭の中から手放して、選んだ選択肢に集中すること。

それが「決断」、つまり「断つことを決める」ということなのですね。

「決める」と「手放す」はセットで考えましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、午前中にコーチングセッションを2件。

1件は、職場での新しいチャレンジをするためのアクションプランについて相談をうけました。

もう1件は、会社でのタスク管理についてのご相談について。

歯科の定期検診にも通い、メンテナンスができました。(^_^)


 

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・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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