仮説の習慣

なぜ「年末年始は最高でした」と言えないのか

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

年末年始は時間があるけれど「最高でした!」と言えない気分になるのはなぜでしょうか。
その理由をひも解くと、後悔しない年末年始のつくり方が見えてきます。




 

年末年始に「ぼんやりとした後悔」を感じてきた経験

年末年始が近づくたび、私(伊藤)がずっと感じていた疑問があります。

それは「どうして、年末年始ってモヤモヤした感じで終わっちゃうのかな?」という疑問です。

言葉にすると「ぼんやりとした後悔」という感覚ですね。

年末年始は、普段と違う雰囲気。
クリスマスも終わり、長い連休があります。

・年越し
・大みそか
・初日の出
・初詣
・帰省
など、心がポジティブになるようなイベントがあります。

そのため、年末年始に突入する前、私は「今回こそは最高の年末年始を過ごすぞ!」と意気込んでいるんです。
実際、様々なイベントを過ごして、楽しい時間を味わえることも多いのです。

ただ、なぜか毎年、年始の仕事始めで「どんな年末年始でしたか?」と聞かれると「最高でした!」と自信を持って言えないような感じがあったんです。

もちろん、決して悪くはないんです。
でも「最高でしたか?」と言われたら「そうじゃないよな・・・(汗)」みたいな感覚でした。

「今年も、家族とハワイでパーティーをして年末年始を過ごしました!」とかになれば、最高と言えるのかもしれませんけれど。
そういった年末年始は訪れていません(今のところ・笑)。

 


 

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なぜ、年末年始は「ぼんやりとした後悔」で終わるのか

一方、ビジネスで活躍している人を見るとどうか。
私と違い、年末年始にレベルアップしている人がいるんですよね。

たとえば、
・未来予測本を10冊読んで、ビジネスの方向性を変えました
・1人合宿をして、人生計画を立て直しました
・コーチングを受けて、新しいサービスを考えました
みたいな感じですね。

きっと、年末年始の時期を活用して、普段とは違う取り組みをしたのでしょう。
結果、昨年と今年で何かを大きく変えている。
そう見えるんです。

そうなると、私には疑問が出てきます。
それは、
(1)年末年始を活用して「明確に」成長する人
(2)年末年始を気分と雰囲気で過ごして「ぼんやりとした後悔」する人(=私)
の違いはどこにあるんだろう、ということです。

そこであらためて、
Q:なぜ、年末年始は「ぼんやりとした後悔」で終わるのか?
を考えてみました。

私の答えは、
A:年末年始は「いつもの自分」が不在だから
です。

年末年始は非日常。
そのため、私たちは「普段のコントロール感」を失うんです。

そのため、自分で年末年始用に決断をしないと「ぼんやりとした後悔」が襲ってくるわけです。

 

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年末年始を「ぼんやりとした後悔」で終わらせない方法

では、年末年始を後悔しないためには、何をすればいいのでしょうか。

私が昨年末に考えたのは「そもそも、なぜ後悔しがちなのか?」という点です。
3つの理由が出てきました。

まず、思考面として、
・理由1:「何をすれば年末年始は成功なのか?」を決めていないから
です。

「何ができたら、いい年末年始なのか」が不明確。
ですから、連休もぼんやり過ごしてしまう。

すると「一貫性」が失われるんじゃないかと感じています。

次に、感情部分として、
・理由2:年末年始ムードや周りの雰囲気に流されるか

です。

年末年始、世間はのんびりムードですよね。
私1人ががんばろうとしても「まっ、いいか。周りも休んでるし……。」となりがちです。

最後は、身体面で、
・理由3:年末年始は1年に1度しかないので「不慣れな期間」を過ごすことになるから
です。

普段は会社に行くなどで早寝早起きのリズムで過ごしている人でも、年末年始はリズムが変わります。

まるで、気持ちよくダンスを踊っていたのに、急にBGMが変わってしまったかのように。
チグハグになるんです。

これら3つが揃うと、私のイメージ「新人のアルバイト」です。

要は、年末年始の私たちは、
・頭:何をすればいいのかわかっていない
・心:のんびりモードになっている
・体:体の動かし方がチグハグ
という感じなんです。

これで「最高の年末年始」を過ごすというのは、、、困難ですよね(笑)

では、どうすれば年末年始にコントロール感を生み出せるのでしょうか?

私の答えは、2つのポイントがあります。
あなたが
(1)「年末年始はこの分野に意識を向ける」いう分野を1つつくる
(2)できるだけ毎日その分野に関わる習慣に取り組む
です。

たとえば、
・1日1つモノを捨てる
・1日1冊本を読む
・1日1万歩歩く
みたいな感じですね。

すると、連休明けに「一貫性」を感じられるんです。

年末年始を「分散」して過ごすのではなく、「集中」して過ごす。
そこに満足感が生まれるわけです。

昨年、私は自分で企画した『最高の年末年始』プロジェクトで「Kindle本を書く」を実施。
原稿が進んだのです。
そこから勢いがついて、2年ぶりにKindle本『理想の朝を手に入れる15の良習慣』を出版できたんですよね。

そうして年始に感じたのは、まさに「一貫性」。
「2024年の年末と2025年の年始はKindle復活のための期間だったな」と感じられたのです。

世の中やインフルエンサーに影響された、他の誰かの年末年始ではなく。
「自分だけのオリジナルな年末年始をつくれたな」と感じました。
その意味で「最高の年末年始」だったのです。

さて、2025年も年末。

あなたも、
(1)年末年始は「この分野に意識を向ける」いう分野を1つつくる
(2)できるだけ毎日その分野に関わる習慣に取り組む
という取り組むをしてみましょう。

「最高の年末年始」に近づけるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、早朝にコーチングセッション。
「ゴールとビジョンを明確にする」テーマでのセッションでした。
その後、『最高の年末年始』プロジェクトの年末版セミナーを開催。
後悔のない年末年始をつくる秘訣をお伝えしました。

午後は、妻と2人で立川へ。
交際記念日のお祝いも兼ねて、サンセットを眺められるバーに行きました。

夜は、自宅でBlu-ray鑑賞。
『アポロ13』を初めて観ました。
やはり、名作ですね。(^^)


 


 

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