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嫉妬を隠すと自分の本心がわからなくなるメカニズムとは?

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できれば「嫉妬」せずに日常を送ったほうが、平穏な日々をすごせます。

一方、その安心安全をキープする代わりに、差し出している代償を見すごしている危険性もあります。




 

「嫉妬」は悪い感情なのか?

ずっと、

・「嫉妬」は悪い感情

だととらえていました。

そのため、

・嫉妬を感じてはいけない

と思っていたんですよね。

物心ついたときから、ずっと。

ですから、嫉妬を感じたときはひた隠しにしていました。

表に出さないようにしていたんです。

もし、ほかの人に「あれ?伊藤くん、嫉妬してない?」と気づかれたらどうするか。

「い、いやいや、嫉妬なんてしてませんよ。やだな、何を言ってるんですか〜」と答えてました。

「自分はもういい歳した大人なんだから、嫉妬なんてしないですよ」という表情で。

イメージとしては、手に持っていたものを誰かに見つかって、あわてて背中の裏に隠す感じですね。

テスト勉強中に、ついマンガに手を出して「気分転換に」と読んでいたら、親に見つかったときと同じです(笑)。

そうやって、やり過ごしてきたんです。

私は、自分の嫉妬という感情に対して。

でも、あるとき気づいたんですね。

「嫉妬=悪い感情」という認識が、間違っていたことに。

そう、嫉妬は、必ずしも悪い感情ではありません。

あなたが「本当の自分」を知りたいなら、嫉妬という感情とうまくつき合う必要があります。

むしろ、嫉妬をきっかけに、あなたは本当のあなたを知ることになるんです。

 


 

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なぜ村上春樹さんの文章に嫉妬するのか?

嫉妬は必ずしも悪い感情ではない。

気づいたのは、ここ数年です。

なぜ嫉妬は、悪い感情ではないのでしょうか?

理由は、

・嫉妬することは、あなたが興味を持っていることがわかるから

です。

昨日開催した『ビジネスブックBAR』で、参加者のみなさんとこのテーマについて対話しました。

課題本の『その働き方、あと何年できますか?』(著者・木暮太一さん)にまつわる対話です。

たとえば、私の事例。

私は、、、これを言うたびに勇気がいるんですが(笑)、村上春樹さんの文章に嫉妬したことがあります。

読んでいて感情が動かされます。

長い文章でも、読みやすい。

文章構成も、わかりやすい。

言葉の選び方も秀逸です。

村上さんのそんな文章を読んでいると、ただ楽しいだけじゃないんです。

なんというか、自分には手が届かないところにあるものを見ているような感覚になるんですね。

努力しているのに、ぜんぜん近づかない。

むしろ、時間が経つごとに遠ざかってしまっているような。

そんなときに感じるわけです。

嫉妬を。

村上春樹さんレベルのプロの作家の方に、私が嫉妬するのはおこがましいですよね。

それは、さすがにふてぶてしい私でもわかります(笑)。

ただ、なんです。

心が動いてしまうんです。

「村上さんは、なんでこんな風に書けるだろう?」

「そして、なぜ、自分はこんな風に書けないんだろう……。」

感情を選ぶことはできません。

嫉妬は特に。

自然に湧き上がってしまう感情なんです。

では、なぜ私は村上春樹さんの文章に嫉妬するのでしょうか。

そこに答えがあります。

理由は、

・私が文章を書くことに興味関心があるから

です。

ブログやメルマガを書き続けてきて、村上春樹さんがどれくらいすごいのかを感じてしまうんですね。

いわゆる「彼我の差」を体感してします。

それが、自分への劣等感を刺激します。

自己肯定感を揺さぶられるわけです。

ですから、嫉妬してしまうわけです。

これが、妻が料理がうまくても嫉妬しません。

素直に感心します。

それができるのは、私が料理に興味関心がないし、才能もないからなんですね。

 

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嫉妬を隠すと自分の本心がわからなくなるメカニズムとは?

あなたが嫉妬を感じるのは、どんなときでしょうか?

・あなたが好きな女子(男子)が、ルックスがいい男子(女子)と楽しそうに話しているときでしょうか?

・あなたが苦手にしている人が、ビジネスで活躍している姿を見聞きしたときでしょうか?

・友人が先に行動して結果を出しているのに、あなたのがんばりがまったく成果につながらないときでしょうか?

ここで、重要なことをお伝えさせていただきたいんです。

あなたが嫉妬を感じたとき、

・嫉妬を隠さない

ということです。

その上で、

・なぜ嫉妬しているかを考えてみる

ということを意識してみていただきたいんですね。

なぜなら、嫉妬の中にこそ、

・あなたが本当はやってみたいこと

・あなたがなりたいと思っていること

・あなたが本当は「できるはず」と感じていること

が隠れているからです。

それなのに、嫉妬を隠してしまう。

だから、

「やりたいことがわからない」

「自分の好きなことがわからない」

という悩みが出てきてしまうんです。

つまり、

・嫉妬という本音が出てきているのに、本音を隠してしまうから自分の本心がわからなくなる

というメカニズムなのです。

伝わるでしょうか。

例をあげますね。

あなたが本音では「お金持ちになりたい」と思っているのに、同時に「お金を稼いでいる人は何か悪いことをしているんじゃないか?」と否定してしまいます。

あなたの本心は「異性にモテたい」と思っているのに、同時に「きれいに着飾っておしゃれして、若づくりするなんてはしたないな」と否定してしまうのです。

矛盾していますよね。

ですから、あなたの本心がわからなくなってしまうわけです。

では、何をすればいいのでしょうか。

まずは、嫉妬することを自分に許可しましょう。

その上で、嫉妬心を感じたら、モニタリングするのです。

「なぜ、自分はいま嫉妬しているんだろう?」と。

それが、あなたの興味関心の源泉であり、才能が隠れている場所の可能性があります。

昨日の『ビジネスブックBAR』でも、それを意識してすごしてみるという声がありました。

ぜひ、あなたも嫉妬心に注意を向けて、日々をすごしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から『習慣化オンラインサロン』朝活のファシリテーションからスタート。

7時から「ガッチリ集中TIME」のファシリまで。

夜は『ビジネスブックBAR』を開催しました。

いつもご参加してくださるメンバーの方々と初参加の方といい雰囲気が楽しくて。

とても有意義な時間をすごせました。(^^)


 


 

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