コミュニケーションの習慣

「本当はやりたくないことなのに、やりたいと思い込んでいる」問題への対処法。

投稿日:2019/09/10





頭では「やりたい」、でも体が「動かない」という悩みをよく聞きます。

そのような状態のときは、戻る場所を決めておくことがポイントです。

 

本当はやりたくないことを、やりたいと思いこむ人

「セミナー講師をやってみたいんです」

「3年後は、話す仕事で収入を得ていたいです」

「どうしても伝えたいメッセージがあるんです」

あるクライアントさんは、セッションのたびにそのように言われていました。

言葉では。

ですから、一緒に実行するためのアドバイスすることやプロセスを設定していきました。

でも、言葉はいつでも不完全であり、一面的にしかとらえないものでもあります。

クライアントさんは、肝心の実行にうつせなかったのですね。

結果として、やろうとしているのにできない自分に落ち込み、自信をなくし、自分を責める。

そのような負のパターンにおちいってしまうことがあるのです。

私はプロコーチとして、たくさんの方々のこのようなお悩みを聞いてきました。

その中で、気づいたことがあります。

それは、

・クライアントさんが「やりたいことがあるのに、行動にうつせない」という悩みの70%は、「本当はやりたくないことを、やりたいと思い込んでいるだけ」

だということです。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





「ほかの人の目標」ではなく、「自分の感情」にフォーカスする

「本当はやりたくないことなのに、やりたいと思い込んでいる」という問題。

これはたとえば、本当は運動が好きではない人が、

・運動は誰もがやるべき良習慣だ

と思い込んでしまうということです。

なぜなら、成果をあげている人はエクササイズをしているし、周りの人たちも「運動を習慣化することであなたも健康になるよ」と言ってくるからです。

自分の本心は、できれば運動はしたくないわけです。

でも、ほかの人たちの価値観に影響されて無理に運動をしようとしてしまう。

そうして自分に無理をさせてしまい、結果として運動が続かなくなるわけです。

そのような挫折のパターン。

これが、じつに多いのですね。

では、そのようなときはどんな対策をとればいいのでしょうか?

ポイントは、

・「ほかの人の目標」ではなく、「自分の感情」にフォーカスする

ということです。

「ほかの人の目標」というのは、「Must」や「Should」であり、「やらなければならない」「やるべき」という義務感です。

ほかの誰かの過去の成功パターンやほかの人の常識といったものが、これにあてはまってきます。

一方の「自分の感情」は、「Want」です。

「したい」「やりたい」という一人称の行動の理由なのですね。

「自分の感情」を感じられるということは、「本当はどうしたいのか?」がわかっているということ。

そこが、あなたの感情の源泉です。

「楽しいから」「幸せになりたいから」「好きだから」という感情は、あなたが進む方向を照らし出してくれる灯台のようなものです。

 


■スポンサーリンク




迷ったときこそ立ち返る場所を「自分の感情」にする

「なぜ、自分は行動できないのか?」

ふと迷うときは、目標に立ち返ることが多いかもしれません。

しかし、それだと自分が本当はやりたくないと思っている目標に対して「やらなければ」という状態に戻るだけです。

ですから、頭では「やったほうがいい」と思っていることを実行にうつすときにハードルがあるのですね。

ハードルがあると、たとえば「セミナー講師をやってみたいんです」と考えたときに、「でも、スライドをどんな風につくればいいのかわからない、、、」とか「そもそも受講してくれる人がいるのかな、、、」などという思いが出てきてしまうのです。

そうした1つの迷いが、次の迷いを生むというネガティブの連鎖が生み出されます。

その理由は、「ほかの人の目標」を追いかけているから。

頭と心と体がバラバラで、ちぐはぐになってしまっているわけです。

ですから、迷ったときこそ立ち返る場所を「自分の感情」にしていただきたいのです。

そこには、数値目標やノルマはありません。

それよりも、

・自分が大事にしたいと思っているのは何か?

・自分が好きなものは何か?

・自分がやりたいことは何か?

といった質問に答えられる「Want」が大事ですよね。

たとえば、一生懸命に複業をやっていても成果が出ないときは、「複業で成果をあげて、家族の笑顔を増やしたかったんだ」という感情を思い出すことが大事だということですね。

そうすれば、あらためて前進するためのモチベーションが高まり、行動にうつせるようになっていくはずです。

迷って動けなくなったときは、

・「ほかの人の目標」ではなく、「自分の感情」にフォーカスする

ということを思い出してみましょう。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝からの台風に振り回されました。(^_^;)

午前中は様子見をしていたのですが、落ち着きそうだったので出社しようと思ったのですが、駅のホームが大混雑。

電車がきても満員で乗ることができず、時間だけがすぎていきました。。。

負けじと駅のホームでブログを書きました。(笑)


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-コミュニケーションの習慣

執筆者:

関連記事

「がんばります!」という人ほど「がんばらない」の法則

「がんばる」という言葉。 便利なんですが、実態が不明な言葉でもあります。 この記事は「一度、がんばるを禁句にしてみませんか?」という提案です(一定期間でもいいので)。   「がんばる」とは具 …

どちらの道を選べば良いのか迷うときに。NLP「タイムライン」で決断を後押しできる。

「現状のダラダラ生活を続けたら、、、いったいどうなってしまうんだろう・・・?」 そんなふうに考えていても、なかなか生活リズムを変えるのは大変ですよね。 それは、「理想の1日を過ごし続けた10年後の状態 …

自分独自のオリエンテーションの「型」をつくる。面倒くさいことけれど、ほかの誰かの「型」から卒業しよう。

試行錯誤していたコーチングのオリエンテーションに少し違和感を感じていましたが、自分なりの解答が出ました。 そのプロセスで、「型」をつくる重要性を再認識しました。   スポンサーリンク &nb …

クライアントに伝わるフィードバック。必要なものは、目に見えない。

私が、サポートとして参加している「朝型生活&高密度仕事術」のグループコンサルティング。 syukanka | グループコンサルティング(早起き) そこで、勇気を出して行動したことがあります。 &nbs …

あなたのアウトプットの印象を強める「ピーク・エンドの法則」

あなたのコミュニケーションやアウトプットの質を、すぐに高める方法があります。 それは「ピーク・エンドの法則」を活用することです。   「良習慣塾」放課後タイムに盛り上がり 先週から、私が主催 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。