先のばしを減らす習慣 時間の習慣

1日単位よりも1週間単位での行動管理をおすすめする理由

投稿日:2020/05/11


1日でできないことがあっても、1週間あればできることは増えます。

「1日単位」でとらえて挫折してしまう人は、「1週間単位」で行動を管理してみましょう。




 

1日ごとの目標設定よりも1週間単位での目標設定

現在、難関資格合格を目指しているクライアントをコーチとしてサポートしています。

クライアントさんはもともと優秀な方。

目標設定と実行のバランス感覚も上手です。

そのため、インプットの学習習慣はしっかり定着しました。

それまでまちまちだった学習習慣を、今では連続100日以上続けられています。

そうなれば、いよいよアウトプットに力を入れる時期。

そこで問題集に毎日取り組むという目標設定をしました。

理想は「1日あたり100問」とのこと。

簡単な試験ではありませんから、100問というのはなかなかにきびしい目標。

仮に1問1分だとしても、1時間40分はかかります。

答え合わせをする時間を含めたら2時間の確保は必要になりそうです。

会社員として勤務しながら毎日2時間の時間確保は簡単ではありません。

クライアントも最初は元気な声だったのが、「自分で言ったものの、できない日が出てくると思います・・・」と弱気な面が見えてきました。

そこで私が提案したのは「1日で100問」を「1週間で700問」にすること。

つまり「目標の期間を変える」のはどうか、という提案でした。

この瞬間、クライアントから「あっ、それならできそうです!」というリアクション。

声にパワーが戻ってくるのを感じました。

実際、それで運用して2週間。

見事に2週ともに目標をクリアされています。

それどころか目標の700問をはるかに超える数字を達成しているのです。

私がフィードバックをすると、とても充実感を得ている感じ。

そこには、あのとき「できないかも・・・」と弱気になっていたクライアントはいませんでした。

 


 

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「1日単位」よりも「1週間単位」で管理するメリット

目標達成や習慣化が上手な人は、計画を「1日単位」よりも「1週間単位」で考えている場合が多いです(もちろん、「1日単位」で管理するほうがうまく場合もあります)。

以前の私の失敗例です。

それは大学受験の頃。

大学合格を目指して学習しはじめたときは、学習に対して「1日単位」で管理していました。

「必ず1日3時間学習する」といった目標です。

しかし、それでは成果が出ませんでした。

理由は、集中できずに机に座っていただけの時間も学習時間にカウントしてしまっていたからです。。。

「1日を無駄にしてしまった」という感じでした。

そこで成績がいい友人や合格体験記を研究。

その結果、うまくいっている人は「1日単位」よりも「1週間単位」で学習計画をたてていることに気づきました。

考えてみれば当たり前のことなのですが、当時の私はがむしゃらに1日の学習量だけを積み重ねることが大事だと考えていたのです(だから成果が出なかったんですね・・・)。

私にとって受験学習は「1日単位」という管理方法が合っていなかったのです。

そこで、「問題集を1週間で50ページ進める」という目標に視点を変えました。

「1週間単位」で計画をたてるときにもうひとつコツがあります。

それはスケジュールに「余白」を入れられるようになることです。

たとえば、1週間で50ページ分の問題集を進めるとします。

このときやりがちなのは、1日平均で7〜8ページを7日かけて進めていく方法でしょう。

ただ、じつはその方法だと挫折する可能性が高いです。

それよりも効果的なのは、1日10ページずつ5日間で終わらせるように計画することなのです。

たとえば1日10ページを目標にしても、急な予定が入ったり、予定通り進まない日が出てきます。

これはもうほぼ確実に。

そこで「今日はできなかった・・・」という感情になることを避けるべく、土曜日を予備日にするのです。

仮に平日で38ページしかできていなかったとしても、土曜日に12ページとり組んで挽回できます。

そうすれば1週間の目標はクリアです。

日曜日は、あらためて全体を復習の日にすればさらに定着するでしょう。

そもそも学習の目的は、知識を定着させること。

ページ数を稼ぐことではありませんよね。

ですから、「1日単位」よりも「1週間単位」で管理することをおすすめしたいのです。

 


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「1週間単位」の時間術で増えるものと減るもの

「1週間単位」の時間術で増えるものと減るものを合計3つ考えてみました。

 

自由度が7倍増える

1日ごとの目標管理は、上級者向けといえます。

期限が24時間しかないので。

でも、1週間で見れば168時間あります。

7倍の自由度があるんですね。

 

1日の挫折感が減る

1日単位での目標がクリアできなかったからといって、自分を責めるのはやめましょう。

挫折感が増えるだけです。

「1週間単位」でとらえ直す視点を取り入れみると、「今日はできなかった」という未完了感が減ります。

 

迷いが減る

私自身、いまとり組んでいるランニングの習慣化は「1週間単位」で管理しています。

現在のランニング目標は月間100キロ。

この100キロを、毎日3~4キロ走るというよりも1週間で25キロ走れればOKという感じにしています。

週末を待たずともクリアできていれば土日を気分よくすごせます。

できていなくても週末のランニングの距離をのばせばいいと考えられるので脅迫的なプレッシャーはありません。

とくにランニングは雨の日もあるので1日単位の目標設定が難しくなります。

ですから、1週間全体の視点が有効なのです。

1週間単位で管理することによって、毎日にメリハリがつくというメリットもあります。

あとは週末になって「今日は何キロ走ろうかな」という迷いが減るので、走るときの目標距離の目安もわかります。

これだけでもじつは挫折を防いだり先のばし撃退につながっているんですね。

 

予定通りに進まなくなって自分を責めると、モチベーションが下がり、人は動かなくなります。

それよりも多少ずれてしまっても期間に幅を持たせることで余白を持たせるように毛核してみましょう。

そのようにして「1日単位」よりも「1週間単位」の管理を取り入れることが、「続く人」になる秘けつです。

 


 

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■編集後記

昨日は、母の日ということで娘が朝食にパンケーキをつくってくれました。

火をつけるところだけ私が見ていましたが、あとはひとり。

パンケーキを8枚やきあげてくれて、成長を感じました。

夜は茨城にいる息子とZoomでアクセス。

オンラインで家族4人の食事会を楽しみました。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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