名言の習慣

短編小説『最後の一句』に感じた「言葉の力がつくり出す3つの変化」

投稿日:


森鴎外氏の短編小説『最後の一句』を読みました。
そこから感じた「言葉の力がつくり出す3つの変化」を記事にまとめました。
(ネタバレ無しです)




 

『最後の一句』(森鴎外・著)を読んだ理由

『最後の一句』。
あなたはご存じでしょうか。

青空文庫やKindle(無料)にあります。
教科書に載っていることもあるようです。

森鴎外 最後の一句

私は初見でした。
森鴎外さんの文体って、何となく苦手なんですよね……。

では、なぜ、読んだのか。
娘(中学生)のゴールデンウィークの課題だったからなんです。

いわゆる「読書感想文」ではありません。
この作品から何を思い、何を感じたのか。
それを500文字程度に書くという課題です。

こういう課題。
学生時代に苦労した覚えがあるんですよね。

どんな構成で書けばいいのか。
何を軸に書けばいいのか。
正解は何なのか。

まったくわからない状態。
なので、あらすじを書いたり、文字数だけ増やしたりしていたんです。
(もしかしたら、あなたも同じような経験があるかもしれません)

「そんなんじゃ、質が高い文章は書けないよな」と今ならわかりますが。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





気分が重い宿題に立ち向かう方法

いつもは、あまり先のばし娘が、今回の課題文を重ための課題だと捉えていることがわかったんですね。
私も同じ気持ちで先のばししていたので。

そんな姿を見ていて、思ったことがあったんです。

それは、
Q:もしも、私が中学3年生に戻ったとしたら、何があったら良かったか?
という問いです。

私の答えは、
A:思考の壁打ちをする相手が欲しかった
ということです。

あなたの考えをはっきりさせるための「壁打ち」という存在 | 【良習慣の力!】ブログ

読後は、自分ひとりの意見しかありません。
焦点を当てるところも、深ぼるところもよくわからない。

きっと、そんな状態で課題を書いても、
・結論
・テーマ
・意見
など、すべてがぼけた文章になることうけあいです。

では、それを避けたかったらどうするか。

両親や姉にも一緒の課題文を読んでもらいたかったです。
そこから、それぞれの意見を交換する。
対話を通して、私の考えをまとめる。

そのようにして、課題文を読んだあとの文章を書くことができれば良かったのに・・・と思うんですよね。

そう思ったので、私たちは家族3人で話してみようかと。
娘だけでなく妻と私も一緒に課題文を読みました。
そして、それぞれが考えたことを話したんです。

3人で様々な視点があり、興味深かったですね。
私の考えも深まりました。

同時に、何だか既視感もあったんです。

「ん?この感じ、なんかに似ているな?」と。
その感覚は、私が主催している「ビジネスブックBAR」でした。

本を素材にして、それぞれの意見を磨き合う。
そこからさらに、レベルアップした対話ができるようになる。
そんな環境を好んでいますし、つくり出したいと考えているんです。
(私はそんな時間が好きなんでしょうね、結局)

これは、吉田松陰さんの松下村塾みたいなイメージです。

 

■スポンサーリンク




『最後の一句』がつくり出した3つの変化

私にとって『最後の一句』は、興味深い小説でした。

なぜなら、
・『最後の一句』がコーチング的な言葉
だったからです。

でも、コーチングスキルでいうところの「質問」では無いんです。
ただ、発した言葉がその場の空気をガラッと変えてしまう。
そんなパワフルワードがあるんですよね。

主人公の娘「いち」が発する『最後の一句』は、まさにそんな言葉でした。
作者がタイトルに込めた1つの言葉には、3つの変化をつくり出すえエネルギーがありました。

 

1:言葉はコミュニケーションを変える

1つ目は、
・言葉はコミュニケーションを変える
です。

16歳の娘「いち」とお白州(法廷)の役人「佐々」のコミュニケーションは、一方的でした。
いちが、佐々にお願いする。
依頼のスタイルです。

それが言葉ひとつで、相互コミュニケーションに変わります。

「こうして欲しい」という一方的な依頼から、「お互いにどうするべきか?」というコミュニケーションに変化したように感じました。

言葉は、一方的な伝達から相互コミュニケーションに変えるパワーを持っています。

2:言葉は立場を変える

2つ目は、
・言葉は立場を変える
です。

物語の中では、いちと佐々の立場は明確に違います。

佐々は役人なので上から。
いちは平民なので下から。

それが、言葉によって対等になるんです。
「私たちは同じ人間ですよね」と言わんばかりに。

強い言葉は、立場を変える力を持っているのです。

 

3:言葉は感情を変える

3つ目は、
・言葉は感情を変える
です。

『最後の一句』を放った主人公いち。
この言葉はコミットメントでした。
決断です。

未来がどうなるか。
現時点では、わからない。

それでも、自分が進む道はここしかない。
そう考えたわけです。

多少なりとも迷いや葛藤があったにせよ、『最後の一句』がいちの覚悟をつくります。
その覚悟が伝わり、役人の佐々もたじろいだように感じました(実際の文章にはありませんが)。

強い言葉は、自分の覚悟をつくります。
それが、ほかの人にも伝わるわけですね。

ということで、『最後の一句』から感じた言葉の強さと、言葉がつくり出した3つの変化を考えてみました。

あなたが『最後の一句』を読んだら、どう感じるでしょうか。
興味深い短編小説でしたので、ご興味があればぜひ読んでみていただければ。
(大人になってから、中学生の課題に向き合うのもおもしろいものです)

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。

午後に家族と温泉へ。
天然温泉の露天風呂では見えなかったんですが、食事をしているときに富士山が見えました。
休憩処に漫画本が置いてあり、『弱虫ペダル』を第1巻から読み始めました。
温泉に入り、ビールを飲み、リラックスして漫画を読む。
極楽ですね。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-名言の習慣

執筆者:

関連記事

「すべての知恵は朝とともに目覚める」。アイデア出しのために、朝を好きになる。

“すべての知恵は朝とともに目覚める” (インドの聖典) 早起きすると、アイデアが出やすくなると言われています。 私は、そのパワーを実感しています。   スポンサーリンク   初めて …

ミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナ氏の名言から「早起きの技術」について考える。

ぼくの仕事のやり方は 毎日の積み重ねです。 いつでも、今日は昨日より 少しでもいいものを つくろうと心がけて ずっとやってきました。 (オランダの絵本作家 ディック・ブルーナ) キャラクターのミッフィ …

人としての「成熟」とはどのようなことなのか?鎧を着込むのではなく、薄皮を剥いでいく。

「名刺に資格や肩書を書き連ねることが誇らしい」 私は、ずっとそのように考えてきて、実行してきました。 ただ、そのような鎧を着込むことをやめたとき、ちょっと違ったフェーズにたどりついた気がしています。 …

習慣を壊すから、習慣は成長する。壊さない習慣は、惰性に変わる。

“習慣を壊すから、習慣は成長する。 壊さない習慣は、惰性に変わる。” (伊藤良) そんな言葉を思いつきました。 そう考える理由を記事にしました。   「習慣を壊すから、習慣は成長する。壊さな …

愛着のある物事をやめるとき、ぼくが判断基準にしたドラッカー氏の名言

今年の8月末をもって、長く続けていたあることをやめました。 今回は、 「やめること」 について考えてみます!   (ここから有料メルマガのご紹介です) ——————————————————— …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。