モチベーションの習慣 時間の習慣

ポモドーロ・テクニックに挫折した私が習慣化に成功した理由

投稿日:2020/05/10


「たっぷり時間がある」と思った瞬間から、非効率な時間がスタートしてしまうと感じています。

それを防ぐのが、私が過去に挫折した「ポモドーロ・テクニック」でした。

何度も失敗した私が、どのようにしてポモドーロ・テクニックを活用できるようになったのか、その工夫を記事にしてみました。




 

せっかくの自由な時間を浪費しないためには?

「休日の午前中のすごし方が、すごく非効率で浪費感があったんです・・・」

先日、こういった悩みを聞きました。

これは言ってみれば「早起きのあるある」ですよね。

当然、私もおちいった経験があります。

たとえば休日。

寝坊せずに朝7時までに起床できたとします。

そうすると「午前中は5時間もあるぞ」という感じ。

5時間があれば平日にできなかった自己投資がたっぷりできそうな感じがあるわけです。

でも、実際に12時がやってくるとどうか。

見事にやりたいことができていない状態なんですね。

予定していたタスクの50%くらいしか終わっていなかったということもありました。

「せっかく早起きしたのに・・・」

そんながっかり感があったわけです。

このようなとき、どんな取り組みを考えていけばいいのでしょうか。

私のおすすめは、

・ポモドーロ・テクニック

です。

「なんだ。ポモドーロ・テクニックなんて知ってるよ」という人も多いかもしれません。

確かに時間術としてはシンプルかつ王道ではあります。

でも、だからこそ信用できるメソッドだといえるとも考えています。

それに、よく知られている方法のわりには、本当に活用している人は少ないように思います。

ですから、冒頭のような「休日の午前中のすごし方が、すごく非効率で浪費感があったんです・・・」という悩みが出てくるのだと思うのです。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





ポモドーロ・テクニックを活用できるようになった理由

ポモドーロ・テクニックのやり方は簡単です。

(1)25分間の集中タイム

(2)5分間の休憩タイム

をくり返すだけ。

この手法を活用するカギは、なんといっても「集中と休憩」をくり返すことです。

この「緊張と弛緩」を一定周期でくり返すことが、時間にメリハリを与えてくれるのですね。

時間に区切りを入れずに「5時間ずっと集中しよう」と思ってしまうこと。

その幻想が、非効率な時間の使い方につながってしまうのです。

それに、集中力や意志力にはリミットがあり、貯蔵できるできるエネルギーが限られています。

ですから、集中タイムで一定の集中力を使ったら、少し休憩して意志力を回復する。

そうやってできるだけ集中力を使い切ってしまうことを防ぎましょう。

ポモドーロ・テクニックが意外と浸透していないのは、自分にあったやり方が見つかっていないからかもしれません。

そういう私も、何度も導入しては挫折をくり返していました。

 

スマホの失敗

最初はスマホのアプリでポモドーロ・テクニックを実践。

しかし、これはあまりうまくいきませんでした。

スマホで休憩の知らせがくるたびに、スマホを見ることになります。

するとメールの対応などに注意を奪われてしまってうまくいきませんでした。

 

パソコンの失敗

次に試したのはパソコン上でポモドーロ・テクニック。

しかし、これもアラームに気づかないことが多く、続きませんでした。

 

デジタルタイマーの失敗

最後は、いつも活用しているデジタルタイマーを導入。

最終兵器として取り入れてみたところ、25分の集中タイムはうまくいきました。

しかし、25分がおわったら5分をセットして、それが終わったらまた25分をセットする。

この設定のくり返しが面倒でした。

本当に面倒くさがりの自分に落ち込みつつ、それでもポモドーロ・テクニックの25分の集中力の魅力を捨てきれませんでした。

 

デジタルタイマーでの成功

そんなとき、ノートを前に内省タイムをとっていたところ、ある気づきがやってきました。

その方法をとることで、ポモドーロ・テクニックのハードルが解決したのです。

その方法とは、

・デジタルタイマーを2つ活用する

という方法。

 

なんともシンプルな方法でした(笑)。

ひとつのタイマーは25分にセット。

もうひとつのタイマーは5分にしておきます。

こうしておけば、いちいち25分→5分のセットをくり返さなくてすむのですよね。

おかげで休日の時間管理だけでなく、テレワークにも有効活用できるようになったのです。

もちろん、今もその方法でブログを書いています。

 


■スポンサーリンク




ポモドーロ・テクニックを習慣にする3つの工夫

デジタルタイマーを2つ活用することで定着してきたポモドーロ・テクニック。

定着できている工夫を3つ考えてみました。

 

1:25分がきたらとにかく一旦ストップする

気分がのっていても25分でとめるようにしています。

タスクで区切るのではなく、時間で区切る。

これが原則です。

ついキリがいいところまでやりたくなるのが感情ですが、あえてとめることです。

ここを欲張ると崩壊します(私はそれで失敗しました)。

途中で手をとめると、続きが気になるかもしれません。

でも、それがいいのです。

次の25分のスタートが「待ってました!」という感じになるからです。

これは「ツァイガルニク効果」といって、再開のパワーを高めてくれるのです。

モチベーションは鮮度。「いつか」という言葉があなたを「変われない人」にしてしまうかも。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

2:5分間の休憩にやることを決めておく

5分間の休憩は、決断や判断を必要としない時間にすることです。

脳のワーキングメモリーを使わないようにすることが大事なんですね。

ただ、この5分に何をやるのが事前に決めておかないと休憩のたびに「さて、何をしようか・・・」となってしまいます。

よくやりがちなのは、メールチェックをしたり、スマホゲームをしたり、本を読むこと。

すきま時間の使い方としてはいいのですが、これでは頭がからっぽになりません。

休憩にはならないのです。

これも私にとっては以前に挫折した要因でした。

ですから、5分でやることを決めています。

今のところ、

・1回目の休憩はめい想

・2回めの休憩はストレッチ

・3回目の休憩はあえてボーッとする

というスタイルにしています。

4回目以降は3つの休憩方法をくり返します。

こうしておくことで、25分の再開時に集中力が高まっている感覚があります。

 

3:ポモドーロ・セットを回転させる

「25分+5分」を1セットとして、何回転できるか考えてからとり組むようにしています。

たとえば、休日のカフェで2時間の時間が取れるとします。

そのときは「25分+5分」のポモドーロを4回転させるという使い方を考えるのです。

私なら、

・25分あればブログをどれくらい書けるか

・25分あればメルマガが書ける

・25分あれば映像セミナーの学習とまとめができる

という時間感覚があります。

ですから、2時間が確保できたときにできるだけ有効な使い方を考えるわけです。

これは、普段から自分の時間感覚をつかんでおくことが大事になってきます。

「2時間で4ポモドーロできた!」という手ごたえ。

そういった達成感が重要で、その感情が「またポモドーロ・テクニックを使っていこう」という気持ちにさせてくれるのです。

ポモドーロ・テクニックに慣れていないときほど、25分でできる範囲の具体的な目標を設定するようにすることがおすすめです。

 

ポモドーロ・テクニックになじんできてよくわかったのは、「25分間の集中力をいかに高めるか」が重要だということです。

以前の私の失敗のように「5時間もある」とか「5時間ずっと集中しよう」と思ってしまうと失敗します。

それよりも「25分の集中を何ポモドーロつくれるか」という発想に切り替えることがおすすめです。

私のようにポモドーロ・テクニックに挫折してしまった経験がある人は、上記のような工夫を取り入れて再トライしてみましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、午前中にコーチングセッション。

午後は娘と地元の商店街へ母の日のプレゼントを買いにいきました。

娘が贈り物に選んでいたのは「ソープフラワー」というもの。

石けんでつくられているお花があるということを知りませんでした。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-モチベーションの習慣, 時間の習慣

執筆者:

関連記事

乗り越えたい壁があるとき、同じ壁を乗り越えた人に相談したほうがいい理由

ひとりで乗り越えられない壁があるときは、誰かに相談して乗り越えていきましょう。 そのとき、相談する相手を間違えないことが大事です。   人が新しいゴールに挑む決断は美しい 人が、目の前の壁を …

あなたは毎日どれくらいの時間を目標に投資していますか?

夢に近づくための正解はどのようなルートなのでしょうか。 じつは、わからないまま進まくてはいけないことのほうが多いと考えています。 それでも、ゴールのために時間を投資していくことが大事です。 &nbsp …

「本当にやりたいことが見つからないから行動できない」という問題について

「本当にやりたいことが見つかれば、行動できるようになるはずだ」 これは本当でしょうか?   「にわとりが先か?たまごが先か?」という因果性のジレンマ 「にわとりが先か?たまごが先か?」 この …

ライフバランスに迷うときは「自分・人間関係・仕事」の3つから考えてみよう

「バランス」とは、単純に真ん中を支えることではありません。 たとえ少しくらい偏りがあっても、自分にとっての「調和」がとれていればOKなのです。   「バランスをとる」とは? 「バランスをとる …

子どもに「勉強しなさい!」と言う前に。親として取り組みたい1つの習慣

「勉強しなさい!」という言葉、親ならたいての人は言ったことがあるのではないでしょうか。 ただ、親の「勉強しなさい!」はあまり有効ではないのです。   「子どもが宿題をやらない」という悩み 「 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。