早起きの習慣

早起きとダイエットを続ける秘けつ。それは「良い加減」に取り組むこと。

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早起きとダイエットは、習慣化の中でも難易度が高い習慣として位置づけています。

この2つの習慣、実は共通点が多いのです。

その中でも、今回はメンタル面に焦点をあてて、意識しておくべきポイントを記事にいたします。

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難易度の高い習慣こそ「良い加減」さが必要

早起きとダイエットのような難易度の高い習慣にとり組む場合、注意したいのは、「いいかげん」にやることです。

ここでいう「いいかげん」とは、テキトーな「いいかげん」ではなく、「良い加減」です。

「いいかげん」は、形容動詞としての用法から考えると、

・物事を中途半端にやる
・なげやり
・おざなり
・無責任

といった意味となります。

しかし、習慣化の意味合いとしては、連語としての用法である「良い加減」の

・ちょうどいい
・ほどよい程度
・手ごろ

という意味合いです。

つまり、厳密なしばりをいれてガチガチにやり続けるのではなく、少しくらいの失敗は気にせずに淡々とやっていく気楽さを持ったほうがうまくいくということです。

 

「やらなければいけない病」を手放していく

たとえば、

・ダイエットの習慣化なら食べたもののカロリーを記録する
・早起きなら起きた時間を記録する、寝る時間を守る

といったことは欠かせません。

習慣化にとって記録は非常に大切な指標。

「計測できれば、管理できる」からです。

しかし、2つの習慣に関しては、とくに、

・これはやらなければならない
・あれはやっちゃいけない
・絶対にNG

というように、あまりに神経過敏になりすぎるのは問題です。

なぜなら、早起きやダイエットは、「義務になったとたんに苦行になる」からです。

苦しさをともなった瞬間に早起きやダイエットのつさらは増大し、「楽しんで取り組む」という意識から遠ざかっていきます。

なぜなら、人間は、つきつめると「快楽をもとめ、苦痛から逃げる」という本能があるからです。

私自身、そのような失敗を何度も繰り返してきましたし、早起き習慣化やダイエット習慣化にとりくむクライアントさんにも「苦行」を求める人が多いのです。

意識してこだわるのは悪いことではありませんが、ストレスになってしまっては続くものも続きません。

そのような「早起き義務化」の現象を、私は「早起きしなければならない病」と呼んでいます。

これは、私自身が、まさに病にかかったようになってしまったことがあるからです。

思い返すと、、、

・早起きのために家族より早く寝る
・家族とのだんらんが長びくとソワソワして落ち着かなくなる
・気のおけない友人の誘いをことわる

といったように、人生を楽しむことを忘れ、早起きのために生きている時期がありました。(^_^;)

ダイエットも同じく、やせることが至上命題になってしまう人が多いので、結果的に挫折率が高くなるのです。

 

早起きもダイエットも「良い加減」で長く続けよう

私がセミナーやコーチングで早起き習慣化をご支援する際のミッションは、

「早起きの『つらい』を、『早起きしたい!』に変える!」

です。

ダイエットをサポートするときも、同じように考えています。

どちらの習慣も、定着には3ヶ月かかります。

それだけの期間があるからこそ、「良い加減」が必要だと考えているのです。

また、習慣化が長期間にわたる場合は、NGの部分をみるのではなく、できている部分に焦点をあてることが重要です。

たとえば、

・昨日より5分早く寝ることができた
・スマホを枕元から遠ざけた
・テレビをだらだら観ないでふとんに入ることができた
・早く寝たから夜食に手を出さずにすんだ

といった小さなレベルで構いません。

私の経験値からいうと、まじめでストイックな人ほど、「明日から、早起きをがんばります!」「もう絶対に完食しません!」という感じのコメントをいただきます。

しかし、私は、

・絶対に

も、

・がんばる

もいりませんよ、とお伝えしています。

そのように気合が入りすぎる人ほど、短期集中で果敢に挑戦して、そして早々に挫折していってしまう実例を見ているからです。(^_^;)

だからこそ、

・「良い加減」で、
・「苦行や義務と感じないこと」を意識して、
・「早起きすると良いことあるよね!」とか、
・「ゲームみたいに楽しんでダイエットしよう!」

くらいの距離感で早起きやダイエットとつきあっていって欲しいと考えています。

そのほうが、結果的に長く続くのです。

実際、私が主催している「早起き部」で、もっとも長く継続されている大阪の友人は、「1年間で100日は5時台に起きる」という感じで上手に力を抜いて「良い加減」で早起きを楽しんで続けています。
(早起き部の初期メンバーは、その大阪の友人と私だけです。。。)

そのように、ガチガチに固定化された早起きやダイエットをするのではなく、「良い加減」に早起きやダイエットの習慣化に取り組んでいきましょう。

 

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■編集後記

昨日は、新しく継続コーチングをスタートするクライアントさんと最終オリエンテーション。

深い部分まで対話することができました。

クライアントさんの強い想いをうかがって、思わず少し涙が出てきました。(^_^;)

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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