良習慣の習慣

「目標設定」における4つの型

投稿日:2013/12/10


■目標には種類がある

 

ランチェスター経営の竹田陽一さんと栢野さんの共著を読みました。

 

※ご参考 35歳から「一生、負けない」生き方ランチェスター秘密の人生法則

 

本書の中で、個人的に「なるほど!」と納得した記述があったのでご紹介したいと思います。

 

それは、

目標は「4種類」に分類することができる

ということです。

 

a0001_012419

どのようなことなのか、説明していきますね。

 

■目標の4つの分類

 

一つ目は、一人称型の目標。

たとえば、「明日から早起きしよう」とか、「毎日30分本を読もう」といった目標です。

これらは、自分だけ決心すれば行動に移せる目標なので、自分次第で達成可能です。

 

二つ目は、他人が関係する「二人称型の目標」。

これは、本書では、友人と富士登山する例で紹介されています。

この目標では、2人で登頂するために自分の意思以外で、パートナーに対するコミュニケーションの取り方やリーダーシップが必要です。

 

三つ目は、競争を伴う「三人称型の目標」。

例では、ソフトボールのチームをつくり、大会で優勝をねらうとき、とありました。

自分の能力、リーダーシップに加え、ライバルとの競争に勝つための考えや行動が必要になります。

 

普通であれば、三人称型の目標までで終わると思っていたのですが、ここから竹田さんの独自の視点がありました。

わたしは、その視点に膝を打ったのです。

 

■四人称の目標とは?

 

その四つ目とは、「ビジネスにおける目標」。

 

たとえば、ある商品の売上を県内で1位にするとします。 目標達成のためには、次の4つの要素が必要不可欠です。

 

第一に、顧客に好かれるための対策。

第二に、同業他社と差別化するための戦略。

第三に、目標達成に向けて、チームをまとめるリーダーシップ。

第四に、自分自身の意思のパワーと忍耐力。

 

これらの4つが必要となってくるという主張です。

 

当然、四人称の目標は、他の目標よりも必要とされる要素が多いです。

そのため、ビジネスで成果を出すことが、1番難易度が高くなるわけです。

 

ある人が、一人称型の目標と二人称型の目標を達成することができるとしましょう。

しかし、そのまま目標達成理論をビジネスに持ち込んでも、うまく行くとは限らなりません。

理由は、「人称」が違うからなのです。

 

■目標に「人称」の視点をつくる

 

今まで、わたしは目標を達成してきたことは、一人称型の目標ばかりでした。

それを達成できることが、自分の強みであることは確かです。

 

しかし、これから大切なのは、その先の目標です。

わたしがどんなに良いと思っている「早起き」というコンテンツがあったとしても、市場のニーズがなければ続けられません。

 

また、わたしのコンテンツを選んでいただけたとしても、お客さまに納得感を提供できなければ、売れ続けることはできません。

 

竹田さんはこう書かれています。

「念ずれば花開く」と言いますが、ビジネスや経営では「念じただけでは花は開かない。競争に勝たねば、花は開かない」のが現実です。(P123)

まさに名言。

 

ということで、目標は4種類あることを念頭におきましょう。

それぞれ難易度が違います。

 

そういえば、そろそろ新年が近いですね。

1年の目標を考えるとき、ぜひこの「人称」の視点を考えて設定しましょう。

 

難易度が分かりやすくなります。

そのため、どのような戦略が必要なのか、具体的に考えることができますね。

 

結果として、あなたの目標達成率はグッと上がることでしょう!

 

【本日の良習慣】
目標設定に、「人称」の視点を取り入れる

-良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

活躍している人のひそかな習慣とは「大切な指標を決めて定点観測」すること

Q:あなたが人生で大切にしている指標はいくつありますか? この質問に即答できる人は、おそらく充実した人生を送っているでしょう。 なぜなら、「大切な指標を決めて定点観測をしているから」です。 &nbsp …

自分の「型」をつくればうまくいく。型を成形してPDCAをまわしていこう。

成果をあげる人が持っていて、がんばっても成果がでない人との違いの1つに「型を持っているか、いないか」ということがあると考えています。 良い型をたくさん持っている人は、少ない労力で、高い成果をあげていま …

面倒くさい掃除・片づけ。一気にやろうとせずにベビステップで徐々にきれいにしていく!

  こんにちは、伊藤です。 フリーペーパー「R25」特集「7つの悪習慣」への対策シリーズ。 本日は、5つ目の ▼(5)あとでやろうが命取り「掃除・片付け」 への対策を考えてみます。 &nbs …

「時間が足りない!」そんなときこそ基本に立ち返る習慣

■やるべき事に振り回される 先週末の妻のダウンに端を発し、「やろうと思っていたこと」が「やらなければいけないこと」になっていました。 しかし、自分の時間管理やタスク管理が甘かった。 「やらなければいけ …

柔軟性を保つために積極的に多様な思考やさまざまな価値観に触れる

ぼくが掲げた今年の目標のひとつに、 「毎月1回以上、今までゆっくり話したことがない友人たちと食事またはお茶する機会をつくる」 というものがあります。 なぜ、ぼくはそのような目標をたてたのか? 改めて考 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。