読書の習慣

「読んだけど覚えてない」をやめる能動的な読書

投稿日:2025/09/12


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

せっかくの読書が、「目と指の運動」で終わっていないでしょうか?
「本を読んだのに思い出せない」を抜け出す解決法を記事にしました。




 

「本の内容を覚えていない」問題

なぜ、読んだ本の内容を覚えていられないのでしょうか。

せっかく時間とお金を投資して買った書籍。
そこには期待があったはずです。
私が「この本なら自分を変えてくれるはずだ!」と期待して本を買っていたように。

実際に、私の日常を変えてくれるヒントや解決策が載っている本はたくさんあったのです。
「おっ、これは使えそうだ、今度の商談で使ってみよう」という感じで。

それなのに、いざ商談のタイミングになると、読んだ内容を忘れてしまっているんですよね。
いくら知識があっても、実践で使えなかったら、知らないのと同じです。

そうなると、私は、単にお金と時間を使って、
・目を動かす
・ページをめくる
という動作をしただけという事実が残るわけです……。
本を買ったときの期待と現実が、まったく違っている状態ですね。

読書が「目と指先の運動」になってしまうのには、様々な理由があります。

中でも、もっとも大きな原因は、
読書が「受け身」だから
です。

以前の私の読書は、まさにそれ。
「この本が自分を変えてくれる!」と思い込んでいたんですよね。

残念ながら、どんな名著でも読んだだけで読者の人生を変えるのは不可能です。

読み手の私が「何か良いことが書いてあったらイイナー」と思いながら読んでいる限り、本に対して受け身のまま。
それでは、本の内容を覚えておくことは難しいはず。

学生時代、授業を受け身で聞いていて、内容を覚えていなかった私だからこそ、断言できます(笑)。

 


 

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「受け身」の読書を抜け出す

では、どうすればいいのでしょうか。

答えは、本に対して、受け身と反対のスタンスをつくることです。

つまり、読書を「能動的に」行うということですね。

私は、昨日『ビジネスブックBAR』という読書会を開催しました。
東京の飯田橋の貸し会議室で、能動的な読書法を実践していたんです。

今回の読書会で取り組んだのは、次の5つ。

(1)その本を読む目的を言語化する(=自分で質問をつくる)
(2)本を読む
(3)質問の答えに近いキーワードをリストアップする
(4)質問に対する答えを自分なりの言葉で1フレーズに言語化する
(5)他の人にシェアする

この流れに沿って読書に取り組むと、読書が能動的になります。

なぜなら、受け身のままでは「問い」が出ないからなんですよね。

自分で問いをつくる。
その時点で受け身の読書から脱することができます。
その問いは、あなただけの問いなので。

さらに、答えに近そうなキーワードを拾い、自分の言葉でまとめます。
ここで思考力を使うんですよね。
昨日も、参加者のみなさんが、ウンウン頭を悩ませていました。

私にとっては、すばらしいシーンでした。
インターネットで答えを探すのではなく、AIに答えを聞くのでもない。

自分の頭を使って、自分の手を動かし、自分の言葉で言語化して、自分の口で話す。
どこからどうみても、正真正銘の「能動的な読書」だったからです。
その光景、私には「本を使った知的スポーツ」みたいに見えました。

こうして得られた珠玉の1フレーズは、簡単に忘れることはないでしょう。
能動的だからこそ、読んだ本の内容を覚えていられるのです。

 

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「能動的な読書」をしよう

実は、昨日の『ビジネスブックBAR』で、私は「スマホの使用禁止」のルールをお伝えするのを失念していたんです。

でも、心配無用でした。
みなさん、全身で読書していたので、スマホを使う暇も無かったので。

本を読んだ後、参加者のKさんが「こんなに集中して本を読んだのは、久しぶりだな〜」とボソッと口にされていたんですよね。
その感想こそ、能動的な読書の効果を物語っていると感じました。

さて、あなたの読書はいかがでしょうか。

「良いことが書いてあったらイイナー」になってはいないでしょうか。
そのスタンスだと「受け身の読書」になってしまいます。
ちょっと注意が必要かもしれません。

本を読んで学習するせっかくの機会。
有効な時間にしたいものです。

そのためにも、ぜひ「能動的な読書」にトライしてみましょう。

やり方を再掲すると、

(1)その本を読む目的を言語化する(=自分で質問をつくる)
(2)本を読む
(3)質問の答えに近いキーワードをリストアップする
(4)質問に対する答えを自分なりの言葉で1フレーズに言語化する
(5)他の人にシェアする

です。

最後のステップで「1人だとシェアできない」という方には、私はブログを書くことがおすすめです。
ブログも難しいようなら、ご家族やご友人に話すなど、アウトプット先を考えて本を読みましょう。
集中力が変わります。

「能動的な読書」は、あなたの「没頭」を促し、「記憶」を生み出す読書体験です。

 


 

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■編集後記

昨日は、『ビジネスブックBAR』を開催。
バージョンアップ版でした。
すてきな友人たちの顔を見ることができて、とてもうれしい気持ちになりました。

もちろん、読書パートも有意義な時間に。
さっそく「明日から職場ですぐに使える」言葉をつくり出した方もいらっしゃいました。

これはやめられなくなりそうで、次回の開催も企画していきます。(^^)


 


 

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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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