学ぶ習慣

なぜ、同じことを学んでいるのに差がつくのか?

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学生時代から不思議に感じていることに「なぜ、同じことを学んでいるのに差がつくのか?」がありました。
その謎が、少し解けました。




 

なぜ、同じことを学んでいるのに差がつくのか

なぜ、ビジネス書やセミナーで(たとえば)、
「Aをしましょう」
「Bが大切です」
と言われても、できる人とあきらめる人が出てきてしまうのでしょうか。

コンテンツの質でしょうか。

もちろん、コンテンツの質はあるとしても、それだけじゃない。
どれほど一流の予備校の先生でも、全員を合格させることはできないからです。

私がセミナーやブログで同じようにお伝えしているときに、悩んだことです。

反対から考えると、私自身にも成長や上達を考えている分野は多いです。

マイブームは水泳です。

35歳まで25メートルもまともに泳げないカナヅチ。
そこから、トライアスロン完走を目指しました。

そこから13年。
現在がもっとも上達している感覚があります(スクールでは1番遅いのですが……)。

その理由は、どこにあるのか。

スイムスクールのコーチのおかげです。
しかも、相性が良いコーチの存在が重要なのです。

なぜか。
それは、私の「じゃあ、次はどうすればいいの?」に答えてくれるからです。

私たちが、成長し続けられるフェーズがあります。
それは「次の課題」があるときです。
しかも、その課題は「適度な難易度」である必要があります。

簡単すぎると、昨日までの延長。
難易度が高すぎると、パニックになるからです。

私が独学でスイムに取り組み、亀の歩みのようにしか上達できなかった理由は、まさにここ。
「ここまでできるようになった」あとの、「じゃあ、次はどうすればいいの?」に答えてくれる人がいなかったのです。

 


 

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「じゃあ、次はどうすればいいの?」問題の脱出法

学生時代なら、時間割が決まっていたので「じゃあ、次はどうすればいいの?」と聞かなくて済みました。
進学や就職も、基本的には時期が決まっています。

ただ、大人になると、自分が目指す姿は自分で考えないといけません(=考える自由がある)。

すると、どうなるか。
「じゃあ、次はどうすればいいの?」を教えてくれる人がいなくなるわけです。

世の中には、「伊藤良が成功するための人生のレシピ」みたいな本や講座は、販売していないからです。
そのようなものが存在すれば、ラクなのかもしれません。
そのプログラム通りにやればうまくいくわけですから。

でも、思考停止になりそうですよね(笑)。
それでうまくいって、果たして価値があるのかどうか……。

身につけるべきスキルや習得方法も同じです。
自分で考えるか、自ら学ばなければならないんですよね。

では、ガイドがなくなる中で、私たちはどうすればいいのでしょうか。

シンプルに考えると、
(1)現在の自分の能力はどれくらいなのか?
(2)乗り越えるための課題は何か?
の2つをはっきりさせることなのだと考えています。

この2つを自分で行動して、知識を学んだり改善を考える。
また、水泳のコーチのような方からアドバイスをもらって、自分で試してみる。

この2つのバランスが合うとき、私たちは成長できるのだと思うのです。

 

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重要なのは「自分の能力と課題のバランス」

私が好きな調査で、アイススケート選手たちの練習のものがあります。
どんな調査かというと、
・上級の選手と中級の選手を比較
・選手たちは、練習中にどれくらい転ぶのか
というものです。

私は「そりゃ中級の選手のほうが転ぶでしょう。スキルは上級選手のほうがあるから。」と思っていたんですよね。
でも、結果は違いました。

転ぶ回数は、圧倒的に上級の選手のほうが多かったんです。

なぜでしょうか。
理由は、
「上級選手のほうが、能力ギリギリでクリアできそうな技に挑んでいたから」
です。

一方、
「中級選手は、自分の能力でできる範囲の技ばかり練習していたから」
だったのです。

これが、冒頭の
Q:ビジネス書やセミナーで学んでも、成長できる人が少ないのでしょうか?
という問いにつながります。

本やセミナーの「コンテンツそのもの」が大事なのではありませんでした。

それより重要なのは、
「自分の能力と課題のバランス」
なのだと考えています。

つまり、うまく成長する人の流れは以下の5つのステップです。
(1)今の自分の実力を把握する
(2)「現状の課題は何か?」を把握する
(3)その課題をクリアするための学びやアドバイスを取り入れる
(4)課題をクリアしようと試行錯誤や工夫をする
(5)課題をクリアして、また次の課題を設定する

本やセミナーで前進していく人は、
(3)その課題をクリアするための学びやアドバイスを取り入れる
のバランスが上手なのです。

ですから、セミナーを受講しているときも主体的。
「なるほど、この学びを今の状況に活かしてみよう」と思いやすいわけです。
質問や感想も多いんですよね。

さて、あなたはいかがでしょうか。
ぜひ、本やセミナーで学ぶ前に、「今の課題は何か?」を考えてから学習してみましょう。
コンテンツからキャッチできるものが増えるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社終わりにトライアスロンのスイムスクールへ。
前後に自主トレ。

先週、コーチからアドバイスを受けた息継ぎの改善方法を試したら、スピードアップしました。
こうしたちょっとした上達がわかると、充実感を味わえますよね。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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