気づく習慣

時間意識の高い人になるために。自分だけでなくほかの人の時間も意識しよう。

投稿日:


先日、ランチをご一緒することになった方が、「ランチではこのようなことをお話ししたいです」というアジェンダのようなものを事前にメッセンジャーで送ってきてくれました。

はじめて会う人に対して、このような気づかいや配慮ができる方は、とても素敵だと感じたのです。

そのような方が大切にしているのは「時間」だと思っています。

 

スポンサーリンク


 

時間意識が高いクライアントさんがやっていること

コーチングセッションをおこなう際に、クライアントさんの中には、事前に

・今日のセッションは、どのようなテーマを扱いたいのか?
・事前にコーチに伝えておきたいことは何か?
・質問したいことや聞きたいことはあるか?

といったことを、毎回考えてからセッションにのぞまれる方がいます。

そのようなクライアントさんは、時間を大切にする価値観を持っている方です。

大事なお金と貴重な時間を投資するコーチングセッションだからこそ、投資効果を最大にしたいという気持はもちろんあるでしょう。

しかし、それ以上に、時間が貴重なリソースであることを理解されており、ご自身だけでなく、私の時間にも配慮してくださっているのです(という感じが確実に伝わってきます)。

そのために、事前に準備をしてコーチングセッションにのぞまれます。

クライアントさんがそのようなスタンバイをされることによって、たとえば同じ1時間のセッションであってもゴールを見失いませんし、より時間密度の濃い対話ができるのです。

 

対話の前に自分の思考を書き出すメリット

セッションのテーマを考えておくことや事前のメモを準備するメリットは、それだけにとどまりません。

セッションにのぞむ前にテーマや話す内容を書けば、状況を整理することとなります。

これが意外に重要なのです。

クライアントさんが、自分の思考を言語化すると、そのテーマや課題を客観視できるようになります。

すると、それまで頭の中で「重い課題だな・・・」と思っていたとしても、文字に起こしてみると、そこまでたいへんなことではなかったり、脱出方法を思いついたりすることもあります。

クライアントさんが、そのファーストステップをご自身でおこなっておくと、今度はセッションでコーチと対話した際に、そのテーマをより深く扱うことができるようになります。

そのため、そのようなクライアントさんのセッションは中身が濃いものになりますし、結果としてセッション後の行動から成果を出すまでが早くなるのですね。

 

自分以外の人の時間も大切にしよう

そのようなクライアントさんたちは、日頃のメールのやりとりでも、私への配慮が素晴らしいです。

たとえば、メールの文面の中に「思いつきでメールしただけなので気にしないでください(笑)」とか、「ご返信は不要です!」という言葉があるからです。

このような素敵なクライアントさんは、やはり普段からの心がけが違っているのだと感じています。

さらに、そのようなクライアントさんは、セッションの開始時間にも正確です。

朝7時30分スタートのセッションだったら、ご自身が話しやすい場所をきっちり確保して、7時30分ぴったりにコールがあるのです。

要は、ご自身の時間を大切にしているからこそ、他人であるコーチの時間も大切にすることができるわけです。
(むしろ、私がセッションの時間を延長してしまうのが、改善点です。。。)

もちろん、身銭をきってコーチを雇うレベルの方たちですから、

・ご自身の人生を向上させることに前向きで、
・だからこそ成長に対する負荷があり、課題が生まれ、
・そのために、話すべきこと、テーマとして扱うべきことがはっきりする

ということなのです。

私のクライアントさんたちは(私よりよっぽど)優秀な方々が多く、普通に生きていけば理想とのギャップに苦しむこともないし、それなりに幸せに生きていくことができる人たちのは間違いありません。

それであるにもかかわらず、「そこそこの満足」は手放し、さらなる自己成長をのぞむという向上心にあふれています。

ですから、早くゴールにたどり着くために、貴重な時間を投資しているのです。

1年後のゴールでは遅いので、10ヶ月後や半年後にゴール到達を目指しています。

それくらい、時間を大切にしているのです。

一方で、これまで関係性がうまく気づけなかったクライアントさんには、時間に対する感覚が鋭くなかったり、時間への配慮をあまり感じなかったこともありました。。。(^_^;)

自分以外の人の時間も大切にする意識を持つこと、わかっているようで意外とやっていない人は多いのではないでしょうか。

これはコーチングセッションに限らず、商談や会議なども同じですよね。

自分以外の人の時間を使う場合は、事前に頭の中の考えや話す内容を言語化するなど、お互いの時間を実りあるものにする工夫をしておきましょう。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、8km弱のラン。

ようやく今週末のフルマラソンに向けて、走れそうな感覚が出てきました。

自己ベスト更新は難しいにしても、ランチームの仲間を、あまり長時間待たせないように走りたいと思います。(^_^;)

そもそも、待っててくれるのかな・・・(笑)

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-気づく習慣

執筆者:

関連記事

BARの1日店長をやってみて気づいた「形を変えて夢が叶う」という現象について

大学生の頃に描いていた「自分のお店を持ってバーテンダーになる」という夢が1つ実現しました。 だいぶ形を変えたものだったのですが。(笑) ただ、夢というのは意外と形を変えて実現するものだと考えています。 …

注意:自己理解に囚われすぎると、未来の自分を見失う

こんにちは。 良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。 「自分はこんな人」にしばられすぎると、未来が広がりません。 「過去はこんな人だったけど、未来はあんな人になりたい」と思うほうが、あなたの可能 …

習慣形成に「会心の一撃」を求めると挫折しやすい理由

私たちは、かけた労力の分だけリターンが欲しくなる生き物です。 ただ、習慣形成では、その考え方をやめたほうが効果を得やすいです。   ふり返りの習慣による「会心の一撃」のアイデア 昨日は、朝7 …

良習慣形成は旅。入口・道中・出口の3つを考えよう。

目標達成に欠かすことができない良習慣形成。 確実に定着させるために、「入口・道中・出口」の3つを考えておきましょう。   良習慣形成という旅 あなたが良習慣形成を考えるときは、3つの視点から …

空間、余白、空白。あえてスペースをつくり、狙いをしぼってゴール達成につなげよう。

たくさんのことに手をつけると、どれも中途半端になります。 そのような状態を避けるためにも、自分の感情や時間に「スペースをつくる」ことが大切です。   スポンサーリンク   まじめで …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。